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あなたの「強み」は何ですか? 転職成功者100名に聞く
合格する自己PR

書類選考や面接でカギを握る自己PRは、多くの方が「何をどうアピールすればいいのか分からない」と頭を悩ませるものでもあります。
今回は、転職成功者100名にアンケートを実施。どのように自分の強みを発見し、またそれをいかに伝えたかを尋ね、成功の秘訣を探りました。

調査方法外部機関によるWEBアンケート調査
実施期間2009/12/25(金)~12/28(月)
調査対象1年以内に転職を実現された方 100名

2010年2月10日掲載

自己PRの軸となる強みは業務経験の中に見つかる

図1 強みを見つける自己分析の方法

強みを見つける自己分析の方法として、実に100名中95名が「今までの業務経験を振り返った」と回答しています(図1)。同時に「業務上意識している点を思い返した」にも65名の方が回答しています。

この結果から、「強み」はこれまでの業務経験または成果にあることが分かります。経験や成果だけでも十分強みになると言えそうですが、成功者の多くはさらに「仕事への意識」を加えることで、強みの内容を濃くしているようです。

アンケート回答者の声

「これまでの仕事で良い成績を出せたものを振り返り、その理由が何だったかを考えた」(33歳/Y・Mさん)

「採用側がなぜ自分を面接に呼んだのかを考え、前職での経験の中から今後活かせそうなものを書き出した」(29歳/E・Tさん)

キャリアアドバイザーの解説

自己分析を行う際、「自分は将来どうなりたいのか」ということを考えすぎ、まとまらなくなってしまうことがよくあります。もちろん自分の将来像を描くことは重要です。
しかし、転職活動で最も大切なのは「自分は何ができるのか」を知ること。言い換えれば、今までの仕事上でどのような経験を持ち、そこからどのような能力を身につけたかということです。
採用企業は応募者の「できること・能力」が自社の要望に合致しているかを見極め、合致していると判断した場合にのみ、「どのような考え方を持っているか」に目を向けます。
まずは前職までの業務を振り返ってあなたの「できること・能力」を探してみましょう。

自己PRに使う強みは、特別なスキル・経験である必要はない

表1 自己分析の結果見つかった強み

自己分析の結果、転職成功者はどのようなことを「自身の強み」として、自己PRに利用したのでしょうか。
アンケートの結果、100名中53名が「コミュニケーション能力」を自分の強みに挙げています(表1)。「行動力」がそれに続き、「業務に関する専門スキル」や「実績」を上回る結果となりました。

このことから、特定分野での専門性や実績が無くとも、経験から身につけた「ビジネスの基礎能力」が十分に自己PRに使えるということがわかります。

アンケート回答者の声

「今まで残せた良い結果はすべて周囲との関係構築がうまくいっていたため。常に関係者とのコミュニケーションを意識して仕事をしていることから、平凡ではあるがコミュニケーション能力を強みと判断した」(35歳/M・Mさん)

「『量は質を凌駕する』という信念のもと、徹底的に行動量を追求し、結果を出してきた。数値としてもアピールできるため行動力を強みとして自己PRを考えた」(33歳/S・Wさん)

キャリアアドバイザーの解説

「自分だけの強みが見つからない」と悩んでしまう方もいますが、無理をして他人と違う特別な才能をアピールする必要はありません。コミュニケーション能力や行動力など誰でもアピールできそうな能力であっても、その能力が本当に高いということを説明できれば、十分に自己PRとなるのです。
また逆に、たとえ高い実績や専門スキルをお持ちの方でも、伝え方を間違えると何の自己PRにもならないことはよくあります。

自己PRは「簡潔に、分かりやすく」が基本

図2 書類には自分の強みをどれぐらい記述したか
図3 面接時に強みを伝えるために使った時間

書類選考での自己PRは、100名中73名もの方がA4 用紙3分の1程度で収まるように簡潔に書いています(図2)。また面接での自己PRも、5分以内で終えた方が78名と大多数(図3)。

自己PRは事細かに説明するより、ポイントをしぼって分かりやすく伝えることが重視される傾向にあります。特に面接での自己PRは、「結論から話す」「ハキハキと大きな声で」など話し方にも注意した意見が多く寄せられています。

アンケート回答者の声

「応募企業で応用できそうな経験を箇条書きにし、それぞれの応用できそうな理由を数字とエピソードを交えて説明した」(32歳/D・Hさん)

「結論から述べる、分かりやすく、という意識はもちろん、3分程度で話し終えられるように時間を図って練習した」(30歳/E・Aさん)

キャリアアドバイザーの解説

アピールしたい内容が自分の中で不明瞭のままでは、自己PRは長くなりがちです。しかし、社会人のコミュニケーションの基本は「簡潔に、分かりやすく」です。そのためには「何を伝えるべきか」を明確にしておきましょう。

また、たとえ「強み」を簡潔に伝えることができたとしても、採用企業が「当社でも(アピールしている強みを生かして)活躍しそうだ」と思わなければ自己PRにはなりません。短い時間の中でいかに納得させるかが自己PRの最重要ポイントです。

パターン別、効果的な自己PR方法

最後に、具体的な自己PRのポイントを2パターンに分けて見ていきましょう。

具体的な実績や専門スキルを自己PRにする場合

多くの採用企業は、データや客観的事実を示すだけでは「すごい」とは思っても、「活躍しそう」とまでは思いません。

何をアピールすればよいのか
残してきた実績が再現可能であること
高い実績に至ったプロセスや工夫したポイントを説明しましょう。
専門性を応募職種で十分に生かせるということ
高い専門性を構成する要素に分解して説明しましょう。
ワンランク上の自己PRにするには
応募職種を理解し、プロセスや構成要素との共通点を見つける
応募職種に関する十分な情報が無い場合は、想像していきましょう。100%想像が正しいということは希ですが、全く想像と違うということもないものです。

転職のプロがすすめる自己分析はこちら

抽象的な能力を自己PRにする場合(コミュニケーション能力など)

抽象的な強みであっても、能力にまで落としこめば基本的にどこでも応用は可能。どれだけその能力が高いのかを示すことが重要です。さまざまな方法がありますが、そのうちの1つをご紹介します。

どうアピールすればよいのか
具体的なエピソードで能力の高さを伝える
アピールしたい能力は、どんな環境でどんな仕事をしているときに発揮されたのか、そしてその結果どうなったのかを伝えましょう。
ワンランク上の自己PRにするには
エピソードを厳選する
アピールしたい能力が最も顕著に発揮されたエピソードを選び出しましょう。
簡潔にまとめる
思いの詰まったエピソードを伝えようとすると、どうしても熱が入り長くなってしまいます。書類にまとめる際は書き直せますが、面接は一発勝負です。実際に口に出して時間を計ってみましょう。

転職のプロがすすめる自己分析はこちら

転職紹介事例

ここでは自分の強みを認識してしっかりと伝えることで転職を成功させた方の事例と、強みをうまく伝えられなかったために転職に失敗した方の事例をご紹介いたします。

成功ポイントは、自分の強みを再認識できたこと
高畠さん(24歳) 英会話スクール → 人材紹介会社

面接の敗因は準備不足
前田さん(29歳) 中堅システムインテグレーター → 残留

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