転職エージェント トップ > 転職成功ガイド > 特別インタビュー 階段を一歩上るとき > グロービス経営大学院学長  堀義人

・階段を一歩上るとき
・グロービス経営大学院学長
・堀義人
・自らの成長を楽しもう。可能性は無限大だ。

  • 住友商事を退職、自宅アパートを事務所に貸し教室で起業
    住友商事を退職、自宅アパートを事務所に貸し教室で起業
    渋谷の雑居ビルの貸し教室で受講生20名からスタート。まだ大学院の実現にはほど遠い状況だった。写真の事務用机は、起業時から今も使い続けている。

    失敗は成功への一歩。進むと道が見えてくる

    留学後、30歳のときに住友商事を退職してグロービスを設立しました。「ヒト・カネ・チエを提供し、社会の創造と変革をサポートする」ことを目指し、日本でも経営を学べる大学院をつくろうと思ったのです。当時はまだMBAを取得して起業する人はほとんどおらず、変わり者扱いされましたね。

    しかも、スタートは渋谷の小さな貸し教室で、マーケティングの1講座から。事務所は僕の家。大学院といえば、土地や建物やお金がなければできないイメージがありますよね。そんな前例のない状況について「設立後に苦労したことは?」とよく聞かれますが、実はあまり思い出せません。もちろん厳しい状況は多々ありましたが、僕の場合、「苦しい」と思った瞬間にはすぐに行動に移すようにしているんです。

    ビジネスはスピードが命、時間をかけて考え過ぎてもチャンスを逃してしまうので、競合他社の動向やマーケットの環境を総合的に考え、ある程度の段階で見切りをつけて走っていました。走ってみてボンッと壁にぶつかったときには、なぜそうなったか分析し、違うオプションがないかを挙げ、やる、やらないの意思決定をして行動計画を立ててまた進む、この繰り返しです。だから「失敗」などないんです。壁にぶつかったら次の方法を考えるだけで、失敗はあくまで成功への一歩。成功の反意語は失敗じゃなくて「何もしないこと」です。だから、壁に悩みすぎず、頭を切り替えて軌道修正して、行動し続ける。これは成功する方々に共通する行動パターンだと思います。

    30
  • 社会を良くする「自分の任務」を考える

    科学者だった祖父の遺稿集に「吾人(ごじん)の任務」という言葉があります。子どもの頃に読んで以来、この言葉が頭の片隅から離れませんでした。「自分の任務とは何だろう?」と、自らの使命を模索するきっかけとなったのです。

    おかげで僕には何をするときにも目標を立てる習慣ができました。仕事の合間にも「自分が60歳のときに目指す姿は?」など考えます。心・技・体それぞれの面でこうありたいと定め、毎年の目標設定に落とし込みます。1年経って目標がクリアできていれば、新たな目標を設定し、クリアできなかった場合はもう一度同じ目標を新しい年に設定します。

    僕の目標の根幹にあるのは「社会を良くする」という目的意識。創造と変革の志士をつくるための人材育成もそのための一つの手法ですし、ベンチャーキャピタルを作って次世代を担う起業家に投資を行ったり、日本再生のビジョンを描く場としてG1サミットを立ち上げたりしたことも、社会を良くするために僕にできることを考えた結果の行動です。自分以外の人でもできることはやりません。誰もやっていないユニークな発想や方法論をもって、自分だからこそ生み出せる価値を通じてヒト・カネ・チエのインフラと、新しい社会のプラットフォームを作っていきたいのです。

    僕は「吾唯足知(われただたるをしる)」という言葉が好きなのですが、これは、静寂なる心を持って物質的なことに捉われない生き方だと思っています。その心に向上心と好奇心を併せ持ち、社会を良くするために進んでいくことが大切だと思っています。


特別インタビュー 階段を一歩上るとき

  • 和田裕美
    和田裕美
    株式会社ペリエ代表取締役
    2012年7月12日更新
  • 工藤公康
    工藤公康
    野球解説者
    2012年9月27日更新
  • 三浦雄一郎
    三浦雄一郎
    冒険家
    2013年3月21日更新
  • 南場智子
    南場智子
    株式会社ディー・エヌ・エー取締役 ファウンダー
    2013年6月20日更新
  • 糸井重里
    糸井重里
    「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰
    2013年9月19日更新

最新の転職マーケットを熟知したキャリアアドバイザーがあなたの状況に合わせて、転職をサポートします。

転職支援サービスに申し込む【無料】