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理想の転職を実現したはずが、不満を抱く結果に…

転職を「成功した人」と「失敗した人」は、それぞれどんなきっかけで、どんな方法で転職活動を進めたのでしょうか。
ここでは、転職にまつわる成功・失敗事例を通じて転職活動を上手に進めるコツをご紹介します。

このまま働き続けるのは難しい…20代のうちに転職を成功させたい

転職事例:藤井さん(29歳)
金融機関 営業 → 法律事務所 事務
年収 :800万円 → 300万円
・ワークライフバランスを重視したい
・長く働きたい

ワークライフバランスを実現したけれど、職場に違和感があって…

金融機関で営業をしていましたが、結婚を機に、求人サイトで見つけた企業に転職しました。仕事内容は、小規模の法律事務所でのアシスタント業務や事務処理です。年収は大幅に下がりましたが、定時に帰ることができ、休日も確保できるので、ワークライフバランスの実現にはちょうどよかったんです。

ところが、働き始めてすぐに事務所の雰囲気に違和感を覚えるようになりました。この法律事務所は、顧問数は少ないものの、どの顧客も大手企業ばかり。1件あたりの取引規模が大きいので収益は安定していますが、1社でも取引が打ち切られれば大きなダメージを受けるのは明確でした。そのため、顧客の機嫌を損ねないよう、顧客に言われるがまま動き、最適な手段を伝えなかったり、クレームが生じないように聞かれたこと以外は答えなかったり…。顧客が求めることに対応しても、顧客にとって有益なサービスを提供しようという姿勢は全くありませんでした。

日に日に、違和感は不満へと変わっていくのが分かりました。そうして、「私が働くのはこの事務所じゃない」と思うようになり、再度、転職活動を始めることにしました。次の転職こそは失敗しないように、リクルートエージェントに相談したのです。

 

転職成功のポイント!
「社風」に注目すると、働き方が垣間見えます。

転職先を選ぶ際は、事業内容や仕事内容、年収や勤務地といった条件面に気をとられがちですが、「社風」に注目することも大切です。可能であれば、職場を見学させてもらったり、社員と話をさせてもらって、社風を確かめたいものです。「この仕事のやりがいは何ですか」「この仕事で大切なことは何ですか」といった質問をすることで、その会社の考え方や社風がわかることもあります。

 

「やりがい」を、転職で失ってしまったことに気付く

CA(キャリアアドバイザー)さんとの面談では、今までの経緯を説明しました。しかし、CAさんは法律事務所の話はそこそこに金融機関での営業経験ばかり質問してきたのです。今の法律事務所に不満があって転職したいのに、何で前職のことばかり聞くんだろうと疑問に思いました。

CAさんの質問内容は、どういう時に仕事が楽しいと思ったか、何を大切に働いてきたかというものでした。前職の金融機関では顧客満足が風土として根付いていて、私もその社風の中でお客様に喜ばれる企画やサービスを考え、その提案が受け入れられることに大きなやりがいを感じていました。もちろん、うまくいかないこともたくさんありましたが、新しいことにチャレンジして壁を乗り越えるたびに自分の成長を感じることができ、その成長が楽しみでもありました。

前職での営業経験を話し終えると、CAさんから「藤井さんは、法律事務所へ転職した際に希望条件を整理しきれていなかったようですね。ライフワークバランス以外にも、藤井さんには重要な希望条件があるように思います。一緒に整理していきましょう」と言われたのです。

CAさんと希望条件を整理したことで、転職に失敗した理由が明らかになりました。転職する時にワークライフバランス1点に集中して仕事を探してしまったこと、前職で大切にしていた顧客満足の視点ややりがい、楽しさを転職先に求めなかったことです。これらの条件がなかったことで、入社後に不満を抱いてしまったのです。

今、CAさんと「やりがい」「ワークライフバランス」をMUSTの希望条件にして、求人を探しています。次は経験が生きる営業職を狙ってみようと思っています。

 

転職成功のポイント!
希望条件を「MUST」「WANT」で整理する

転職の際、希望条件を見誤っている方は少なくありません。その結果「○○という希望条件は実現できたけれど、△△がなくなった。今になって△△の方が大切だと気づいた」など、転職後に自分と職場とのミスマッチに気づいてしまうのです。そうならないために、転職活動を始める段階で、希望条件を「MUST(必須)条件」と「WANT(尚可)条件」にわけておきましょう。これらの基準で転職先を判断すれば、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

 

担当キャリアアドバイザーより

藤井さんの場合は、短期間での転職に対して採用企業の不安を払しょくできるだけの経験がありました。しかし、一般的に、短期間の転職は不利になります。不利にならないよう、慎重な転職を心がけましょう。
特に注意が必要なのは、不満さえ解消できればいいという考えで企業を選んでしまう場合です。前職での不満は解消されても、それ以外の面で不満が出てきてしまうのです。これまでの経験の中で、自分はどんなときにやりがいを感じ、楽しいと思ったのかを振り返り、自分にとって大切な条件を見極めましょう。