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なんとなく、今の仕事は向いていない気がします【第二新卒の転職事例Vol.08】

「何から始めたらいいのか分からない」「アピールできるものがない」「やりたい仕事が分からない」──。
働くこと、仕事のことで悩んでいる第二新卒のみなさんに向けて、第二新卒の方々の転職エピソードを、毎週1話ずつご紹介します。

何となく、今の仕事は向いていない気がします。

仕事でちょっとでも躓くと「向いていないのかも」と思ってしまう人は少なくないようです。向き不向きなんて、単純に判断できるものではないのですが……。

営業成績が最下位だったN・Oさんの事例

●健康関連商品を扱う商社に入社。個人宅への訪問営業を担当。
●営業成績が振るわず、上司から嫌味を言われる毎日。
●個人対象の営業を辞めて、他の職種に移りたいと考え、転職活動を開始。

「お前、この仕事には向いていないんじゃないか」
ある日、N・Oさんは上司から、そう言われました。彼の仕事は、個人宅を訪問して健康関連商品を案内する営業。しかし、成績は営業所内で常に下位で、「詰めが甘い!」と叱られる毎日。「上司の言うとおり、僕には向いていないのかもしれない」と、すっかり自信を失ってしまったのでした。以来、会社での居心地も悪くなり、「個人向け営業は自分には向いていない。もっと自分に向いている仕事を探したい」と、数週間後には転職活動を開始したN・Oさん。

早速、N・Oさんに今の仕事で「向いていない」と思う点を聞くと、
「この仕事、やはりある程度の強引さが必要ですよね。迷っているお客さまを説得して、契約にもっていくような……。僕は、あまり強い態度に出られないほうなので」
「強引さが必要って、それはNさん自身が納得して、そう思っていることなんですか?」と私たちが聞くと、
「いいえ。お客さま自身が納得して、契約していただくのが一番だと思います。でも、一軒一軒じっくり悩みを伺って、商品を丁寧に説明していると、数をこなせないので……。だから、ある程度強引に決めないと売上数字が上がりにくいのです。」

たしかにN・Oさんの営業成績が振るわなかった原因は、押しの弱さにあるのかもしれません。しかし一方で、お礼の手紙が届いたり、お友達を紹介していただいたりと、お客さまからの満足度は高かったのです。
お客さまとの関係を聞かれると、表情がパッと明るくなることからも、顧客関係構築においては、自分なりの自信があることが伝わりました。

読者の皆さんは、どう考えられますか?
私たちが、このあとN・Oさんに話したことは、次のようなことです。
「今の仕事の中に、自信や喜びを感じられる瞬間があるのなら、まったく向いていないわけではないでしょう。もし、<お客さまと向き合うとき>に喜びを感じられるのであれば、個人営業のスタイルによっては十分に向いているのかもしれませんよ」と。

話し合いの末、N・Oさんはやはり「個人向け営業を続けていきたい」という結論を出しました。そして、「顧客との信頼関係を重視するという、自分の営業スタイルが生かせる会社で働きたい」と、「売上至上主義」だった前の会社を辞め、「顧客至上主義」を貫いている会社に移ったのでした。

キャリアアドバイザーからのひとこと

<向き・不向き>は他人からの評価で決まるものではない!

誰しも、いまの仕事で思うような結果が出ないと「自分はこの仕事に向いていないのでは…」という疑問が頭をよぎったりします。まして、そのことで上司に叱られたりすれば、いっそうその思いに拍車がかかります。けれど、今の仕事の要素や結果の一部分だけ切り取って「向いていない」と判断するのは早計。向いている部分は果たして全くないのか、まずは自分が、その仕事でどれだけやりがいや満足感を感じられるか、それを軸に考えていただきたいと思います。なにより、自分の適性を、他人の評価だけで決めるなんて、バカバカしいことだと思いませんか。

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