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やりたいことが決まっていないと、転職活動はむずかしい?【第二新卒の転職事例Vol.03】

「何から始めたらいいのか分からない」「アピールできるものがない」「やりたい仕事が分からない」──。
働くこと、仕事のことで悩んでいる第二新卒のみなさんに向けて、第二新卒の方々の転職エピソードを、毎週1話ずつご紹介します。

やりたいことが決まっていないと、転職活動はむずかしい?

「やりたいことが決まっていない」という理由で、転職活動を躊躇している人、意外と多いのではないでしょうか。その答えの意外な見つけ方があります。

多忙すぎて、漠然としか考えられなくなっていたM・Iさん

●大学卒業後、就職活動で食品開発会社に入社。営業職に。
●24歳、同僚が辞めていくのに影響され、会社に対する漠然とした不満から退職。
●化粧品販売会社に再就職するも、あまりの忙しさに退職。

M・Iさんが働いていた化粧品販売会社は、気に入って入社した会社だったのに、月末はノルマを達成するまで、寝袋で会社に泊まって働かされるという凄まじい環境だったそうです。当然、次の仕事について考える余裕もなく、とにかく会社を辞めてしまいました。その数カ月後、私たちの元を訪れたM・Iさん。当然、次にどんな会社に行きたいかのイメージが固まっておらず、「やっぱり食に興味があるから、食品会社かなあ」という曖昧な希望しか持ち合わせていませんでした。
ならばそこからと、最初の一言「食品会社」を手がかりにM・Iさんの転職活動がスタートしました。しかし、最終的に入社を決めたのは化学原料を扱う商社。
<食品会社>から<化学原料商社>のあいだには、どのような変遷があったのでしょう。
じつはM・Iさん、残念ながら食品関係の会社はどこも書類選考が通りませんでした。そこで、まずは視野を広げて、いろんな求人を見ていくことにしたのです。20社くらいの求人を検討していくなかで、次にM・Iさんがこの会社なら応募したいと思ったのがセメントメーカー。しかしそのメーカーも残念ながら不採用に。なかなかスムーズには前に進まないものの、その過程で、M・Iさんの中で膨らんできたのが「製品を作る材料」に対する関心です。

担当のキャリアアドバイザーが「もしかしてM・Iさんは、製品を作るモトになるものに興味があるのですか?」と、尋ねると「これまで会社パンフレットを読んだり、面接に行ったりと企業に触れるなかで、具体的な仕事に対するイメージが少しずつですが出来てきました。材料の分野というと、その先の製品イメージまでを考えて提案しなくちゃいけないから結構大変そうですが、面白そうな感じがして・・・」という答えが。言うまでもなく入社を決めた化学原料商社との出会いは、そこからでした。

キャリアアドバイザーからのひとこと

転職活動を始めれば見えてくることもある。

転職時に自分のやりたいことがバッチリ決まっている人は、そう多くはありません。
ほとんどの人が、「なんとなく」という漠然とした気持ちから転職活動をスタートさせ、具体的な求人を前にして、自分の方向性やこだわり、関心が見えてきて、はじめて応募を検討していきます。
最初から「この仕事!」と決め打ちするより、かえって、そのほうが「世の中にはこんな仕事もあるのだな」と驚くような職種に出会ったりもするのです。

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