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調剤薬局から企業の学術職へ。対話から生まれた意外な転職

転職を「成功した人」と「失敗した人」は、それぞれどんなきっかけで、どんな方法で転職活動を進めたのでしょうか。
ここでは、転職にまつわる成功・失敗事例を通じて転職活動を上手に進めるコツをご紹介します。

CAさんとの対話で気付いた、「自分が楽しいと感じる瞬間」

転職事例:松本さん(35歳)
調剤薬局の薬剤師 → 製薬メーカーの学術
年収 : 540万円 → 580万円
・薬剤師資格を生かして働きたい
・調剤薬局以外の選択肢を見つけたい

地域密着でチェーン展開している調剤薬局で働いていたのですが、主人の転勤で引っ越しをすることになり、転職活動を始めました。これまで転職を考えたこともなく、右も左も分からない状態。漠然と「やはり次も調剤薬局かな」と思いつつ、薬剤師資格を生かせる求人情報を求めてリクルートエージェントに相談しました。

キャリアアドバイザー (CA)さんとの面談では、これまで経験してきた、新店舗立ち上げや店舗管理について、細かくお話しました。具体的には、新規店舗立ち上げ時に経験した、棚割りの提案や近隣の医療機関との相談、仕入れ先の選定、加えて店舗運営責任者として薬剤師の採用、教育などの仕事に携わったことを伝えました。

そのときの状況を説明する私は、CAさんの目から見てとてもイキイキとしていたらしく、「新しいことに挑戦したり、一から何かを作り上げることが好きなんじゃないですか?」と言われたのです。確かに新しいことに取りかかる時は楽しく仕事をしていたと思い返し、今後も引き続き、新しいことに取り組んでいきたいと思い、自分が楽しいと感じる「新規立ち上げの経験と志向」という方向で仕事を探すことにしました。

とはいっても、私が思いつくのは、調剤薬局やドラッグストアのチェーン本部で新規出店業務に携わることくらい。ところが、CAさんから思いもよらない提案をいただきました。それは「製薬メーカーの学術」という選択肢です。

 

転職成功のポイント!
経験によっては、広い分野で活躍するチャンスがある

松本さんに製薬メーカーの学術をご提案した理由は、この求人の採用背景にあります。この製薬メーカーは外資系で、日本法人立ち上げにあたって学術部門を一から立ち上げる予定でした。学術の知識やスキルは元より、部門を立ち上げる力がある方を望んでおり、松本さんの「新店舗立ち上げ」「店舗運営責任者」の経験が評価されると判断しました。
即戦力が求められる傾向が強い昨今、資格・経験・スキルを生かした転職が堅実です。しかし、キャリアアドバイザーは、転職希望者の経験とは異なる業種・職種をご提案することがあります。それは、転職希望者の経験やスキルを客観的に分析した上での提案なのです。

 

幅広い経験が評価され、製薬メーカーに内定。

メーカーには憧れはありましたが、まさか自分が狙えるとは思えませんでした。くわしく話を聞いてみると、調剤薬局からメーカーへの転職は確かにハードルが高いとのこと。しかし、CAさんは、新店舗立ち上げ時の交渉力、調整力や店舗運営責任者としての指導力、マネジメント力、さらに、新しいことに取り組んでいきたいという志向は、部門立ち上げの即戦力になると判断し、勧めてくださったんです。

CAさんは、新店舗立ち上げや店舗運営などの経験を整理すれば、学術部門で生かせる知識やスキルをアピールできるとアドバイスしてくださいました。具体的には、新店舗立ち上げ時の、店舗施工会社、医療機関、医薬品卸会社など多くの関係者と連携してきた交渉力・調整力、店舗運営の責任者として培った指導力、マネジメント力といった幅広い経験とスキル、そして何より、新しいことにチャレンジする意欲を応募書類にまとめました。

面接では、新店舗の立ち上げや薬剤の知識に加えて、店舗管理、マネジメントをしてきた幅広い経験に興味を持っていただいたようで、今までの経験に加えて、入社後の学術部門の立ち上げや業務運用の中で工夫したいことまでお話することができました。その結果、憧れの製薬メーカーに内定することができました。

 

転職成功のポイント!
ライバルが持っていない「自分だけの強み」を考える

同じ業界には、自分と似た経験、スキルを持つ人がたくさんいます。それを応募書類や面接でアピールしても、相手企業にとっては皆同じに見えてしまいます。そこで、他の人にはない「自分ならではの強み」を見つけ、具体的なエピソードとともに伝えることが大切です。しかし、「この強みを生かすなら、この仕事」と早々に決め付けるのも禁物。意外なところに、強みが生かせるステージがあるかもしれません。

刺激のある日々。志向に気づくことの大切さを実感。

入社した今、本国とのやり取りなど慣れない仕事があって大変ではありますが、やりがいを感じて働いています。振り返ると、調剤薬局に勤務していたころは薬事法の規制にしばられて、新しいアイデアを思いついても、なかなか実現することができませんでした。しかし、今の職場では、手探り状態ながら新しいことにチャレンジができ、刺激のある毎日です。私にはこういう環境が合っていたんだな、と今さらながら思いますね。CAさんと話をする中で新しいことにチャレンジすることが好きなんだと気付くことができてよかったと思います。

 

担当キャリアアドバイザーより

「製薬メーカーの学術」の道を選んだ松本さんですが、医薬品購入担当、製薬メーカーの品質管理、医療品の広告代理店など他の選択肢もご紹介しました。これらの提案もまた、彼女にとっては意外だったようです。
私たちキャリアアドバイザーは、同業界・同職種の多くの方にお会いしています。だからこそ、他の人にない強み、他の人と差別化できるポイントを発見し、お伝えすることができます。転職のプロが持つ客観的な視点を取り入れることで、新しい自分の可能性を発見してください。

 

数多くの「成功事例」も「失敗事例」を見てきたキャリアアドバイザーがあなたの状況に合わせて、転職をサポートします。