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一刻も早く転職したいという焦りが導いた誤判断

転職を「成功した人」と「失敗した人」は、それぞれどんなきっかけで、どんな方法で転職活動を進めたのでしょうか。

ここでは、転職にまつわる成功・失敗事例を通じて転職活動を上手に進めるコツをご紹介します。

突然会社が潰れてしまい転職活動をスタート

転職事例:佐々木さん(39歳)
賃貸仲介会社の仲介営業 → 賃貸仲介会社の仲介営業
年収 : 600万円 → 600万円
・勤めていた会社が倒産してしまったから

私は、大手の不動産会社で仲介業務の仕事をしていました。係長という立場でそれなりの実績は上げており、勤務環境や仕事内容にはなんの不満もありませんでした。そんな私が転職活動を始めたのは、会社が突然潰れてしまったから。それだけです。

正直、焦りました。40歳間近で、妻も子どももいる身。早くなんとかしなくてはと、いくつかの転職紹介会社に相談をしにいきました。リクルートエージェントもその一つだったんです。

担当のキャリアアドバイザー(CA)さんは、賃貸管理会社でのプロパティマネジメントという仕事を提案してくれました。私はこれまで物件を借りる側のお世話をしてきたのですが、今度はそのキャリアを活かして物件のオーナーのバックアップをする業務に就くのはどうか、という内容でした。プロパティマネジメントは、仲介業務とは違って成果主義的な部分が少なく、残業もあまりない。しかも、CAさんが提示してきた会社の求人票を見ると、かなりいい給与が提示されていた。リクルートエージェントでは、その会社にターゲットを絞って転職活動を展開することにしたのです。

転職成功のポイント!
「これまでのキャリアが活かせる業種をご提案」

この方は、不動産業界でしっかりとしたキャリアお持ちでした。物件のオーナーのお世話をするプロパティマネジメントという仕事は、この方の前職とは別の立ち位置となる職種でしたが、これまでのキャリアを十分に活かせると思い、ご提案させていただきました。

早く転職したいという焦りから選択を誤る

CAさんからは、職務経歴書の書き方や面接の際のアピール方法などについて、徹底的にアドバイスをもらいました。印象的だったのは、今の不動産業界では、顧客との信頼関係を築けるコミュニケーション能力も求められているということでした。業界にいながら、そうしたことはあまり意識したことがないので、いい勉強になりました。

事前にアピールポイントを明確にできたおかげで、書類が通り、面接も手応えを得て終えることができました。たぶん内定がいただけるだろう、という状況になったのです。

しかし私は、自分からそこをお断りすることにしました。というのも、自分で応募していた別の賃貸仲介会社の内定が先に出ていて、その会社に入社することにしたからです。仕事内容が慣れた仲介業務であり、面接で提示された給与などの条件も希望に近かったから。とにかく、一刻も早く仕事を決めて、安心したいという気持ちが強かったんです。

ところが、この選択は大きな過ちでした。入ってみたら、給与は口頭で約束されたはずの金額よりも大幅に低く、保険関係すら完備されていない状況。怒りを通り越して、茫然自失の状態となってしまいました。

転職成功のポイント!
「入社を決める際には必ず書面で条件等の確認を」

この方は、とにかく早く安心を得たいがために、先に内定が出た企業に転職を決められました。その結果、給与等の条件について口頭レベルでしか確認せず、入社後に後悔される結果を招いてしまいました。

リクルートエージェントでは、こうした曖昧な契約をかわすような企業をご紹介しないのはもちろん、内定が出た場合にも、条件等必ず書面でご確認いただくようにしています。

想像もしていなかった再びのチャンス

結局その会社をわずか一週間で退職し、もう一度リクルートエージェントに駆け込むことになってしまいました。せっかくの案件を途中で放り出す真似をしたばかりで、会わす顔もないとは思いましたが、もう頼れるところはほかになかったのです。

再びお会いしたCAさんは、怒っている様子はありませんでした。更に、こんなことを言ってくれたのです。「先日の企業ですが、まだ採用が決まっていないようです。事情をすべてお話して、もう一度チャンスをもらうようにしませんか?」。私は心底驚きました。まさかそんな提案をしてくるなんて…。もしそうなれば願ってもないことですが、いくらなんでも無茶な話だろうと思いました。

しかし、事態は予想外の方向に進みました。先方の会社も私のことを相当に気に入ってくれていたようで、CAさんの提案をあっさりと了承してくれたのです。しかも、できれば入社してほしいとの旨まで伝えられました。もう、嬉しいやら申し訳ないやらで涙が出そうになりました。

今、入社に向けて話を詰めている段階です。もちろん、条件は書面で確認するようにしています。

担当キャリアアドバイザーより

佐々木さんのように、以前に勤められていた会社が倒産し、やむを得ず転職するという場合は、その転職理由はとりたてて不利なものとはなりません。しかし、焦りだけが先行した状態で良い結果を得ることは難しいことが多いのが実情です。

この方の場合は、いったんお断りした企業に再度チャンスがもらえたという、運が非常に良い例なのですが、そのチャンスが巡ってきたのも、最初の面接でアピールポイントを効果的に伝えられていて、企業の印象に残っていたからといえるでしょう。

転職理由はどうあれ、何も強みをアピールできないようでは希望通りの転職は叶いません。焦っていても、自己分析は大切なのです。

一昔前の不動産業界では契約を勝ちとれるキャリアやスキルに重点を置いた採用が主流でしたが、現在ではそれに加え、顧客と長く良い関係が保てるコミュニケーション能力が求められるようになってきています。活動を始める際には、これまでの仕事の中身を整理し、強みを引き出し、書類や面接においてしっかりとアピールできるように努めましょう。

 

数多くの成功も失敗も見てきたキャリアアドバイザーがあなたの状況に合わせて、転職をサポートします。