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「最終面接」は何が違う?聞かれることと回答のポイント

採用選考の最後に実施されるのが「最終面接」。役員や社長が面接官になるケースが多いので「役員面接」「社長面接」とも呼ばれます。

この最終面接では、何を聞かれるのでしょうか?一次、二次面接とは何が違うのでしょうか?リクルートエージェントのアドバイザーが詳しく解説します。

リクルートエージェント キャリアアドバイザー

進藤理也子さん
人材サービス企業その後リサーチ企業での就業を経て2017年1月リクルートキャリアに転職。現在、リクルートエージェントのキャリアアドバイザーとして、主にIT業界全般を担当。

最終面接とは?

最終面接は採用選考の最後に行われる面接で、これを経て正式に採否が決まります。
面接の回数は企業によってまちまちなので、一次面接、二次面接を経て最終面接を行うところもあれば、一次面接の次が最終面接というケース、また、小規模の企業などでは「書類選考の後は面接1回で採否が決まる」というケースもあります。

面接回数や企業の方針によって、最終面接に出てくる担当者は人事、採用部署のマネージャー、役員などと変わりますが、多くの場合は役員クラスか社長が担います。そのため、経験、スキルに関する細かい確認よりも、人物面や入社意欲を見られるケースが多いようです。

最終面接で見られるポイント

多くの場合、最終面接で確認されるのは主に次の3つです。

社風にマッチしているか

スキルはマッチしていても自社の社風にそぐわなければ、入社後に応募者が違和感を覚えてしまう可能性が高く、長く働いてはもらえません。話のやり取り、言動などから自社の社風に合うタイプかどうか、自社になじみ、イキイキ働いてくれそうかどうかをチェックされています。

自社を理解してくれているか

自社のことをどれだけ理解しているか探ることで、入社後の活躍ぶりがイメージできる考える企業は多いようです。また、自社のことをより深く知ろうとしてくれているか(意欲が高いか)、事業内容や仕事内容に誤解はないかを確認し、入社後にギャップを感じることがないか判断しようという意味もあります。

入社意欲は高いか

自社への思いが強く、入社意欲が高ければ、入社後もどんどん新しい知識を吸収し、すぐに戦力になってくれそうだというイメージが湧きます。自社の志望度など、様々な質問を通して、事業や仕事に対する思いが深いかどうか見られています。

これらの質問に答えるには、これまでの選考以上にしっかりと企業研究を行い、仕事に対する理解も深めたうえで面接に臨む必要があります。求人情報や企業ホームページを見て研究し、求める人材像を読み取るようにしましょう。

最終面接で心がけたいこと

一次面接、二次面接の段階で、スキルマッチしていること、戦力として活躍してくれそうであることはすでに確認できているケースが多いため、最終面接では、この会社に入社して力を発揮したいという「意欲」を伝えることを意識しましょう。

選考が進む過程で、企業の内面や魅力に触れる機会があったことでしょう。最終面接に至るまでに得たこれらの情報を組み込むと、意欲の高さがより示せるのでお勧めです。例えば「面接で現場の方から〇〇というお話を伺って、ますます入社したいという気持ちが高まった」などと伝えると、聞き手の納得度も高まるでしょう。

そのためにも、最終面接前には十分な準備を。会社ホームページを一通りチェックしておくのはもちろん、一次面接、二次面接でのやり取りをメモしておき、読み返すことも大切です。選考過程のエピソードを伝えられるのは、最終面接ならでは。ぜひ積極的に記録を残し、面接前に見返しておきましょう。

なお、身だしなみについては最終だからと気負う必要はなく、これまでの面接と同じで問題ありません。清潔感を意識し、自信を持って臨みましょう。

最終面接で良く聞かれる質問と回答例

最終面接で聞かれがちな質問と、回答例を紹介します。どんな質問に対しても、「入社意欲の高さを見られている」という意識を持って回答しましょう。

Q:改めて、当社への志望動機を教えてください

「御社の顧客第一主義という企業理念に共感し、志望いたしました。現在の業務において、私自身が徹底している姿勢でもあるからです。一次面接でお会いした現場の方に、顧客に対する姿勢を伺ったのですが、そのお話を通じて社員一人ひとりにこの企業理念が浸透していることを実感でき、ますます入社したいという気持ちが高まりました」

 一次面接、二次面接があった場合、その場でも聞かれている質問ですが、「本当にそう思っているかどうか」を確認するため、回答に対して突っ込んで聞こうとしている可能性があります。前述したように、それまでの面接で答えた内容に、これまでの選考で得たエピソードを加えると、より意欲の高さが示せるうえ、面接官の納得度も高まるでしょう。

Q:当社に入社した場合のキャリアビジョンを教えてください

「まずは求められている〇〇の役割に力を注ぎ、スキルを磨いたうえで、マネジメントを任されるようになりたいと思っています。そしてゆくゆくは御社が注力されている△△の領域にも挑戦できればと考えています」

会社の事業内容や方向性を踏まえ、働くイメージをとらえられているかを確認しています。同時に企業理解が進んでいるかもチェックしています。短期的なビジョンではなく、中長期的なビジョンを答えるようにしましょう。求人情報の仕事内容を読み込み、期待されている役割を想定したうえで、担当業務に関連性のある領域にチャレンジしたい…とつなげると好印象です。

Qいつごろ入社できますか?

「現在関わっているプロジェクトが今月いっぱいまでの予定ですので、業務引き継ぎ等を考えると〇月1日ぐらいと考えています」

在職中の場合は、内定ほしさに安易に「すぐ入社できます」とは答えないほうがよいでしょう。上司からの強い引き留めにあったり、引き継ぎがなかなか終わらなかったりと、退職まで想定以上に時間がかかってしまう場合があるからです。現在抱えている業務の進捗や引き継ぎにかかりそうな時間などを考慮したうえで、少し余裕をもって日程のメドを答えるのがよいでしょう。一般的には、内定後1.5~3カ月程度はかかることが多いので、目安にしてください。