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履歴書と職務経歴書の違いとそれぞれの作成のポイント

職務経歴書 2社

転職活動では、履歴書と併せて職務経歴書の提出を求められるケースが一般的です。履歴書と職務経歴書、それぞれにはどのような役割があり、どう作成したら良いのでしょう。

ふたつの書類の違いと書き方のポイントについて解説します。

 履歴書と職務経歴書の違い

履歴書と職務経歴書の違いは役割と用途にあります。履歴書は応募者のプロフィールを確認するための書類で、職務経歴書はこれまでの業務経験と仕事に活かせるスキルを確認するための書類です。

履歴書は定型化されていることが多く、氏名・連絡先・学歴、職務経歴といった「記入必須の項目」と、趣味、特技などの「任意記入の項目」で構成されています。一方、職務経歴書は一般的とされる雛形はありますが、履歴書ほど定型化されていません。

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履歴書の書き方

定型フォーマットに沿って、氏名や年齢、連絡先、学歴・職歴など、それぞれの基本情報を伝えます。

履歴書の基本マナー

手書きの場合も、PCで作成する場合も、黒色の文字で記載します。履歴書は私文書として扱われ法的な力が及ぶ書類のため、目立たせようとカラーインクを用いたり、下線を引いたりすることはふさわしくないと捉えられてしまう場合があります。

また、書き間違えた場合に修正液や修正テープなどを使うと、本当に応募者自身が修正したものかが分からず、信ぴょう性が問われる可能性もあります。書き間違えた場合は、新しい用紙に書き直しましょう。書き直しができる、消えるインクのボールペンや鉛筆もありますが、これらは履歴書を郵送している間や持ち歩く際に、擦れて読みにくくなる可能性があります。できる限り消すことのできないボールペンなどを使って書くことをおすすめします。

主な項目の書き方・ポイント

【参考】履歴書の全ての項目の書き方やポイントはこちらから:履歴書の書き方・見本と各項目のポイント

学歴・職歴

学歴については、義務教育は卒業年次のみ、高等学校以上は入学・卒業年次を記入します。学校名、学部・学科は省略せずに、正式名称を書きましょう。職歴はすべての入退社歴を正式社名で記入し、離職理由も簡潔に書き添えます。最後の職歴の後には「以上」と記載します。
【参考】入学年と卒業年がわかる早見表はこちらから:履歴書は西暦?和暦?履歴書の年号の書き方と年号早見表

自己PR

あなた自身の強みやセールスポイント、仕事で活かせる能力などを積極的に伝えます。それを証明するエピソードも添えると説得力が出るでしょう。
【参考】強みの整理、自己PRのまとめ方詳細はこちらから:自己PRのまとめ方・書き方

志望動機

こちらの項目についても、どう記載すべきか悩む方が多いのではないでしょうか。ヒントは、企業が知りたい3つの項目を効果的に盛り込むことです。「当社に定着し、長く働いてくれそうか」「強みを活かして活躍してくれそうか」「入社意欲が高いか」に紐づけられる動機を具体的に書くと良いでしょう。
【参考】志望動機の考え方のコツやまとめ方はこちらから:志望動機のまとめ方・書き方

職務経歴書の書き方

職務経歴書はA4サイズ1~2枚にまとめるのが一般的です。長文は避け、ぱっと見ただけで要点を把握できる、簡潔な書類づくりを心がけましょう。レイアウトを工夫し、小見出しを付け、読みやすくするのも効果的です。企業が興味を持ちそうな経験や、知識などのキーワードを盛り込みましょう。

主な項目の書き方・ポイント

【参考】職務経歴書の全ての項目の書き方や職種別のフォーマットはこちらから:職務経歴書の書き方・職種別の書き方見本とフォーマットダウンロード

職務要約

職務要約とは、仕事に携わってきたあなたの人生を紹介する、あらすじのようなものです。100文字程度で簡潔にまとめます。

職務経歴

業務内容は「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事務内容/ 自分が行った業務内容を記載します。また、会社の規模や実績などは数字で表すと分かりやすいでしょう。

工夫・PR

実績・成果を上げるための工夫点や業務において意識したことを簡潔に記載します。

資格・スキル

応募先企業での仕事に活かせる資格や経験、技能は必ず記載しましょう。しっかりとアピールすることは大切ですが、長すぎないように気を付けましょう。わかりやすく箇条書きにするのがおすすめです。

 自己PR

「あなたの強みを応募先企業でどんなふうに活かせるか」を積極的にアピールしてください。具体的なエピソードも交えて、簡潔にまとめることをおすすめします。

 履歴書、職務経歴書に何を書いていいのか迷ったら

書類を作成する前に、まずはこれまでの人生を振り返り、経験とキャリアについて整理しましょう。整理・分析を通して、あなた自身も意識していなかった長所が浮かび上がってくるかもしれません。
また、どんな想いやスタンスでその仕事に向き合っていたかも書き出してみると、自分の仕事観を探る上で参考になると思います。自分の強みが明確になったら、それを応募先企業でどう活かせるかを結び付け、具体的かつ簡潔に記しましょう。

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