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【第二新卒】「志望動機」の伝え方と例文

面接の質疑応答で必ず問われる「志望動機」。経験・スキルが同程度の応募者が複数いた場合、志望動機で選ばれるケースは少なくありません。さらには、経験が浅い人が志望動機によって意欲や成長性を評価され、経験豊富な人を差し置いて採用されるケースもあります。
どんな会社にも通じるような志望動機ではなく、「だから、この会社」という説得力ある志望動機を語れるようにしておきましょう。

第二新卒が「志望動機」を伝えるための3STEP

第二新卒の皆さんは、入社1~3年という短期間で会社を辞めることになるため、「十分な実績や成果を挙げていない」「自信を持ってアピールできるスキルが身に付いていない」……といった不安を抱く人が多数です。

しかし、求人企業側はそもそも第二新卒層に対して実績やスキルを求めていません。今後成長する可能性(ポテンシャル)と、定着してくれるかどうかに注目しています。前の会社を辞める理由を踏まえて、今後自分がやりたいことを見据え、「この会社であれば頑張れる」という意思を伝えましょう。

【STEP-1】自分が仕事において「大切にしたいこと」「こだわり」を明確にする

これまで仕事をしてきた中で、「こんな場面でやりがいや喜びを感じた」という経験を洗い出します。それこそが、自分が仕事において大切にしたいこだわりであると言えます。

ただし、会社を辞めようとしているからには、やりがいや喜びを味わえなかった……という人もいるかもしれません。その場合は学生時代までさかのぼって、頑張っていたこと、熱中していたことを振り返ってください。アルバイトや部活動など、社会人経験よりも長く続けていたこともあるのではないでしょうか。その中で感じた「大切にしたいこと」を意識してみてください。

【STEP-2】STEP-1で挙げたキーワードを念頭に、企業研究をする

志望企業の研究をします。企業サイトを読み込むのはもちろん、ニュースリリース、メディアのインタビュー記事など、多角的に情報を収集してください。中途採用であっても、「新卒採用」サイトにも目を通しましょう。

学生向けなので、事業や仕事の内容がわかりやすく説明されています。社員インタビュー記事では既存社員がどんな働き方をしているか、どんなやりがいを感じているかがつかめます。事業内容や今後の方針については、上場企業であれば、IRページなどで決算資料がかみ砕いて説明されていますので、目を通しておくのもお勧めです。

そしてこれらの企業情報を調べるとき、STEP-1で挙げた「自分が大切にしたいこと」「こだわり」を意識しながら見てください。その中で、相手企業と自分の「大切にしたいこと」「こだわり」の共通点を探ります。

【STEP-3】「企業のこだわり=自分のこだわり」であることを証明する

企業研究でつかんだ、相手企業の「大切にしていること」「こだわり」を挙げて、それが自分と共通していることを伝えられるように準備します。

「御社では**を大切にしているとのことですが、私も**を大切にして働きたいと思っています」の一言で終わるのではなく、「**を大切にしたい」と考えるようになった出来事、経験のエピソードを具体的に語れるようにしておきましょう。つまり、その会社の理念や考え方に共感していることを、リアルなエピソードによって証明するのです。

特に、ベンチャー企業や立ち上げて間もない企業の場合、理念や考え方がフィットしているかどうかが特に重視されるケースが多いため、リアリティをもたせて語れるようにしておきたいものです。

<例文>志望動機の伝え方

「学生時代は○○サークルに所属していたのですが、特に夢中で取り組んだのがイベントの企画・運営でした。多くの人を巻き込み、一つの目標に向けて協力して形にしていくことがとても楽しかったんです。今の会社では営業を担当していますが、個々での活動が中心で、物足りなさを感じています。御社ではチームを組み、メンバーそれぞれの強みを組み合わせて顧客のニーズを実現していくと知り、自分がワクワクできる働き方ができるのではないかと思いました」

第二新卒の志望動機の伝え方のポイント

学生時代の経験をふまえて仕事の経験を語る

先ほどの【STEP-1】で、「学生時代に頑張って取り組んだことを振り返る」とお伝えしましたが、面接で語る場合、学生時代の話だけで終わらないようにしましょう。学生時代の経験が仕事にどう活きたかを伝え、それをどのように今後のキャリアにつなげていきたいかを語れるようにすると説得力が増します。

<例文>志望動機の伝え方

「学生時代にカフェでアルバイトをしており、オリジナルグッズを販売するためにお客様にどんなタイミングで、どうアプローチするかを企画していたことがあります。仮説を立てていろいろな方法を試した結果、売上を3倍に伸ばすことに成功しました。

今の会社では営業を担当していますが、お客様の興味を引くようにプレゼンすることにかけては、その経験が活きていると思います。ただ、営業手法は会社からの指示に従わなければならず、自分で工夫する余地があまりありません。そこで販促企画の仕事をしたいと考え、短期スパンで新商品をリリースされている御社でなら、いろいろなアイデアを試せるのではないかと思いました」

短期間で退職するに至った理由を反省していることを伝える

入社1~3年で退職する人に対して、人事担当者はやはり「飽きっぽいのでは」「忍耐力がないのでは」といった懸念を抱きます。それを払拭するため、就職活動時期を振り返り、なぜ入社後にギャップを感じてしまったのか、同じ失敗をしないように転職活動ではどんなことを心がけているかを整理しておくといいでしょう。

「○○というイメージを抱いて入社を決めたが、実際には××だった。そのようなギャップが生じないように、今は企業研究で△△をしっかり確認するようにしている。その中で御社が希望にマッチしていると確信した」といったようにです。

前の会社を批判的に語るのは良い印象を与えませんので、「自分の責任」として反省し、気持ちを切り替えて転職活動に臨んでいることを伝えてください。

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