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転職を成功させるためのコツ。成功する人、失敗する人の違いとは?

転職 コツ

転職活動をスタートする際、「成功する人と失敗する人は、どう違うのだろう?」「うまくいかせるためのコツが知りたい」という人は少なくないでしょう。そこで今回は、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏に「転職を成功に導くコツ」について聞きました。転職市場の現状や、成功する人と失敗する人の違いなども知り、今後の転職に役立てていきましょう。

転職で成功する人と失敗する人の違いとは?

まずは、転職で成功する人の特徴と、失敗しないために必要な考え方を紹介します。

「転職の目的を明確にすること」が成功のポイント

転職の成功・失敗を分ける大きなポイントは、「転職の目的」が明確であるかどうかです。「転職することで何を実現したいのか」という目的があれば、自分の希望にマッチする企業を見つけやすくなります。

「こんなことが実現できる業界・企業に転職したい」「この条件は譲れない」などを指針にすれば、膨大な求人情報の中から希望を叶える企業を探しやすくなるのです。また、転職エージェントを活用した場合でも、自分の希望や条件を明確に伝えることができ、よりマッチする企業を紹介してもらえるでしょう。

逆に、「転職すること」自体が目的になってしまっている場合、自分に合う企業の条件がわからないため、マッチしていない企業を選んでしまう可能性が高いと言えます。

条件の確認や比較検討をしないまま、入社を決めてしまうケースも多いでしょう。また、昨今はオンライン面接が主流になっているため、社内の雰囲気を見たり、面接担当者以外の社員と会話したりする機会が減り、転職の判断をする際の情報が限定的になりがちです。

こうした場合、転職後に、「イメージと違った」「自分には社風が合わない」「転職したことが失敗だった」と後悔することも多いのです。

転職市場が冷えていても、転職で成功するコツとは?

新型コロナウィルスの影響により、現在、転職市場は冷えている状況と言えます。2020年12月の「正社員の有効求人倍率(季節調整値)」(2021年1月29日、厚生労働省発表)は0.81倍、新規求人数も前年同月比12.9%減となっています。

これにより、企業の採用基準は上がり、即戦力採用を行う傾向も強くなっています。つまり、応募先の業界・企業・職種に対し、「これまでの経験・スキル・実績を基に、どんな強みを発揮し、どう貢献できるのか」が採用の判断に大きく影響すると言えるのです。

こうした状況の中で、希望通りの転職に成功する人の特徴は、「自己分析」と「企業研究」をしっかり行っている点にあります。「自己分析」で自分の経験・実績・スキルの棚卸しを行い、「企業研究」で志望先企業の仕事内容や働き方などを研究すれば、「転職後、強みを発揮して活躍できるかどうか」を見定めることができるのです。

転職成功のコツとしては、「自分の強みにマッチするかどうか」も考えた上で志望先企業を選ぶことが重要と言えます。これにより、採用される確率を大きく高めることができるでしょう。

転職を成功に導く「転職準備」のコツ

ここでは、「転職準備」における具体的なコツを紹介します。

コツ1:転職理由や転職先で実現したいことを明確にする

自己分析で、「なぜ転職したいのか」という理由をしっかり考え、転職先で実現したいことを明確にしましょう。仕事のやりがい、今後のキャリア、収入・待遇、ワークライフバランス、職場環境など、自分が転職先に求めている条件を考えることが大事です。転職に対する目的意識を持ち、譲れない条件は何かを考えた上で、優先順位も明確にしておきましょう。

こんな失敗に注意

現職に対する不満のみを転職理由とすれば、目的が定まっていないまま転職活動を進めることになります。転職先に求める条件も不明確なため、自分にマッチしていない企業を選んでしまう可能性があるでしょう。

例えば、年功序列の人事制度に不満を感じ、若手にも裁量を任せてくれる企業に転職した結果、「前職のようにステップを踏んで成長する方が自分には合っていた」と後悔するケースもあります。

コツ2:自分の経験・スキルを棚卸しする

自己分析では、これまでの経験・スキル・実績を棚卸して、自分の強みを明確にすることも大事です。志望する業界・企業・職種において、「自分を採用する価値がどこにあるのか」を分析するといいでしょう。職務経歴書を書く際のアピール内容にもつながる部分なのでしっかりと考えておきましょう。

こんな失敗に注意

自分の強みを発揮できる領域を理解できていない場合、そもそもの企業選びから間違ってしまう可能性があります。

特に、同じ職種で転職する場合、前職で発揮できていた強みをそのまま活かせると考えがちですが、業界や企業によって仕事の進め方は違い、求められる経験・スキルも違うものなのです。

例えば、同じ食品業界の営業職でも、小売店の店舗ごとに提案を行うケースもあれば、チェーン店のバイヤーに向け、全店舗への提案を担当するケースもあります。

前者は、信頼関係を築きながら短期的な提案をしていくスタイルですが、後者は数字データを綿密に分析し、長期的な計画を考えることが求められるでしょう。仕事の進め方なども含め、どんな領域で強みを発揮できるのか自己分析しておくことが大事です。

コツ3:企業研究で自分にマッチするかを見極める

自己分析で明確にした内容を基に、企業研究を行いましょう。「転職して実現したいこと」ができるかどうかを見極めれば、希望にマッチしている企業を見つけやすくなります。

また、「自分の経験・スキル・実績が求められる企業か、強みを発揮して活躍できる仕事内容であるか」を見極めることで、採用の確率を高めることができます。転職後の仕事のやりがいやキャリア形成にも影響することなので、しっかりと考えましょう。

転職を成功に導く「面接」のコツ

次に、面接で採用確率を高めるコツについて紹介します。

コツ1:面接の準備を怠らない

面接でアピールすることをまとめておき、簡潔に話せるように準備することが大事です。自己分析と企業研究の結果を基に、退職理由も含めた「転職する理由」や志望動機、自分の強みなどを考え、一貫性を持って語れるようにしましょう。

企業は、面接での回答に一貫性あるかどうかを見て、「きちんと企業研究をした上で志望しているのか」「ミスマッチで早期離職する可能性があるか」を判断する材料としているものです。

自分の中で要点を整理し、説得力のあるアピールができるようにしておきましょう。

こんな失敗に注意

「準備しなくても話せる自信がある」と思っていても、実際にはうまく話せないケースが少なくありません。

経験豊富な営業職など、プレゼンが得意な人などによくある失敗と言えます。長々とまとまりのない回答をすれば、「要約する力がない」「準備不足で志望度が低い」などの判断をされる可能性もあるので注意しましょう。

コツ2:質問に的確に答える

質問意図を理解した上で、的確かつ簡潔に回答することが大事です。意図がわからない場合は、具体的に何が聞きたいのかを確認するといいでしょう。

質問者と目線を合わせた回答をするためなので遠慮する必要はありませんし、面接慣れをしていない現場社員などが面接を担当するケースもあります。求められていない内容に時間を費やすより、面接担当者が知りたいことを伝える方が、双方にとってプラスになると考えましょう。

こんな失敗に注意

職務経歴書を丸暗記して話すだけでは、相手にも伝わりにくく、アピールにつながりにくいと言えます。アピールの要点となるキーワードをピックアップしておけば、伝え漏れを防ぎながら自分の言葉で語れるようになるでしょう。また、曖昧な言葉や抽象的な表現をすれば、「その人らしさ」が伝わらず、評価につながりにくいので、より具体的に語ることを意識しましょう。

コツ3:前職への不満などネガティブなことは話さない

転職の理由について聞かれた際、前職への不満をつい話してしまうケースは少なくありません。しかし、「転職しても、また同じように不満を持つのではないか」「不満が解消できる会社なら、どこでもいいと考えているのではないか」と思われてしまう可能性があるので注意が必要です。

不満がきっかけであっても、「それにより、こんなことを大事にしたいと考えるようになり、この会社を志望した」など、自分が転職で実現したいと考えたことまできちんと伝えましょう。

こんな失敗に注意

前職に対し、「待遇への不満」「ワークライフバランスへの不満」「人間関係の問題」などを、悩み相談のように話し続けてしまうケースはよくあります。

不満は求職者の個人的な問題であるため、「それを踏まえて、これからどうしていきたいのか」という点まで話すことが大事です。キャリアや働き方などを軸に、前向きな意欲と志望度の高さを伝えましょう。

コツ4:応募職種で求められている強みをアピールする

営業職や事務職など、職種によって求められる強みは違うものなので、よりマッチした強みをアピールしましょう。

また、同じ職種でも、企業によって仕事の内容や担当する領域、働き方などは変化します。例えば顧客提案を手掛ける営業職の場合、「売り上げ重視」「顧客満足度が大事」などの違いがありますし、仕事の進め方においても「チームで動く」「個人に裁量を任せる」などの違いがあるでしょう。

志望先企業の仕事で発揮できる強みをしっかりアピールしましょう。

こんな失敗に注意

職種や仕事内容にマッチしていない強みのアピールに時間を割いてしまえば、評価される強みを伝えられないままで面接を終えることになります。

例えば、営業職は「数字の達成力、提案力」などが求められるので、事務職で求められる「サポート力、業務の正確性」をアピールしても、マッチしていないと判断される可能性が高いでしょう。

ほかにも、技術職なら「専門スキルを習得する学習意欲、論理的思考力」、企画職なら「ビジネス全体を見て判断する力や部署間連携に役立つコミュニケーション力」など、求められるスキルに違いはあるものです。それぞれの職種で発揮できる強みをアピールすることに時間を使いましょう。

転職エージェントを活用することもひとつのコツ

転職を成功に導くコツを知っても、「自分一人で実践することは難しい」と感じてしまう人もいるでしょう。転職エージェントを活用すれば、客観的なアドバイスやさまざまな情報をもらうことができます。

業界や企業に精通しているため、企業選びに役立つ情報をもらえますし、応募書類や面接で話す内容の修正ポイントなども教えてもらえます。転職活動全般のコツをつかむ近道にもなるでしょう。

また、同世代・同職種で転職に成功した事例なども教えてもらえば、自分に置き換えて考えることができ、足りないものや改善すべき点などにも気付けるでしょう。転職エージェントに加え、転職した友人・知人などの話も聞いてみることもお勧めです。第三者から客観的な情報を得て、転職を成功させるために役立てていきましょう。

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組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

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