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2010年5月13日更新

電気・機械エンジニア、5月に生じがちな悩みとは

電気・機械エンジニア、5月に生じがちな悩みとは

新年度が始まったばかりの4月は、異動や組織体制の一新といった環境変化があり、緊張感が高く慌ただしく過ぎていくもの。
しかし、GWで一息ついてみると、さまざまな不満や不安を意識するようになりがちです。この時期、リクルートエージェントによく寄せられる悩みと、それを解決するヒントをお伝えします。

方針に納得できない、環境になじめない…

新年度は新たな事業戦略がスタートしたり、組織体制が一新されたりします。しかし、会社の方針に納得できない、新しいやり方や環境になじめないといったことがストレスとなりがちです。
あるいは、これまで会社の方向性に不安感を抱きながらも、新たな展開に期待して踏みとどまってきた方が、「やはり何も変わらない。改善されそうにない」と見切りをつけ、転職活動を始めるケースも見られます。

4月から異動した(仕事内容が変わった)が、やはり違和感が…

電気・機械系エンジニアの場合、生産拠点の統廃合や移転に伴い、遠隔地に転勤になった方が多数。転勤辞令を受け入れたものの、仕事内容や生活環境の変化が予想以上に大きく、行く末に不安を感じる方が多く見られます。
特に労働環境という意味では、地方の工場では職場の人間関係が10年~20年に渡って築かれており、その中に溶け込んでいくのが難しいと感じている人もいらっしゃいます。
生活面の変化では、「町内の住民はほとんど同じ工場勤務の人。仕事とプライベートの切り替えがしにくい」「ちょっとした買い物にも車が必要」など、慣れない環境への戸惑いの声も聞こえてきます。

今期も昇進/給与アップがなかった。この先も…

期の変わり目には、昇進・昇格、給与アップなどへの期待が高まります。しかし、それらの希望が叶わなかったことに不満を抱き、さらに来期も見込めない…という不安を募らせる方も多数いらっしゃいます。

転職市場の本格的な復活はまだ先

電気・機械・自動車業界の景気が回復に向かっているというニュースを受けて、転職を前向きに検討する人が増えてきました。特に大手企業に勤務している方が「もっといい条件の仕事、会社に移れるのでは」と漠然とした期待を抱くケースが目立ちます。

結論からいえば、今はまだチャンスの時期とはいえません。ニーズが高く、有利な転職ができるのは、一部の環境関連(電池、モーター、制御系など)の経験者のみ。
「いいところがあれば」と考えている方は、もうしばらく動向を観察し続けることをおすすめします。


前に進むための3つのポイント

前に進むための3つのポイント

「今の状況から逃げ出したい」というだけで転職に踏み切るのはおすすめできません。早まって会社を飛び出してしまうと、キャリアダウンや年収ダウンとなるリスクがあります。
現在抱えている不満は一時的・短期的なものなのか将来まで影響を及ぼすものなのか、キャリアプランを軸とした場合、その弊害になるかならないかを判断してください。

経済評論家・山崎元がすすめるキャリア・プランニングはこちら

2:一刻も早く転職に踏み切った方がいいケースもある

異動・組織変更・会社の方針転換などによって、自分が希望するキャリアから大きくそれてしまった場合、すぐにでも転職に踏み切った方がいい場合もあります。 分野や職種によっては、半年~1年以上のブランクが空くと「即戦力」としての評価が下がり、転職してその職務に戻ることが難しくなるためです。

プロがすすめる転職活動スケジュールの立て方はこちら

3:キャリアで悩んだら転職活動をしてみる

実際に転職するかしないかは、いろいろな会社を見てみた上で判断すればよいこと。
転職すべきかしないべきか判断がつかない、この会社にずっといていいのか不安、などのように「キャリア」で悩む場合は、思いきって転職活動をしてみてください。

「見聞を広げる機会」として転職活動をすることで、2つのことが明確になります。

●今の会社の良い点・悪い点が明確に

1度でも転職を経験されたことのある方なら、前職と比較することができますが、1度も転職されたことのない方であれば、今の会社がいいのか悪いのか判断できる情報が十分でないのでは。
他社と比較することで、はじめて今の会社をちゃんと判断できるものです。良い点であれ悪い点であれ、「今の会社で普通だと思っていたことが実は他社にはない」ということは見えてきます。
また、転職経験者の方でも、採用市場に出てくる企業は日々変化しているので、現在採用市場に出ている企業と比較してみてはいかがでしょうか。

●自分の市場価値が明確に

自身の経験やスキルが採用企業にどう評価されるのか、「市場価値」をつかめます。「やりたいことがある」「もっと評価されてもいいはず」そのように思われていることはぜひ市場価値を測ってみてください。
また、さまざまな求人を見ることで、どんなスキルや経験を積めば市場価値を上げられるのか、知ることもできます。

田丸さん(31歳)の転職事例 「気軽な相談から、素晴らしい転職へ」はこちら

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キャリアアドバイザーより

業界の景気が回復しつつある今、電気・機械系エンジニアの皆さんは忙しくなっているようです。転職活動をしようにも、志望企業が遠隔地にあると、面接を受けに行く時間がなかなか取れない状況。だからこそ、思い切って動ける人はチャンスをつかむことができます。
今、積極採用を行っている企業には、本当に基盤が強い会社、変化を生み出そうとしている会社が多数。求人が豊富な好況期は優良企業かどうかを判断しにくいものですが、今の転職市場では優良企業を見つけやすいといえます。まずは行動を起こしてみてください。

※この記事は、2010年5月13日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。

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