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転職における「実務経験」とは?実務経験をアピールする方法

実務経験

中途採用では、実務経験を重視されるケースも多く、求人に「〇〇の実務経験3年程度」などと記載されていることもあります。

中途採用での実務経験の範囲と応募可否、実務経験が記載されている求人に応募する際のポイントをご紹介します。

中途採用で求められる「実務経験」とは

求人に記載されている「実務経験」とは、実際にその業務に携わっていた経験を指します。特に即戦力を求める求人の場合は、応募者の実務経験を重視する傾向にあります。

派遣社員やアルバイト経験は、実務経験に含まれる?

派遣社員やアルバイトの場合、担当領域が限定的だったり、作業が定型化されていたりするケースが多いため、実務経験として評価されない可能性があります。ただし、職種やポジションによっては、派遣社員やアルバイトなど、正社員以外の雇用形態で働いていた経験も実務経験として評価されるケースもあるため、応募する仕事に活かすことのできる経験・スキルがある場合は、派遣社員やアルバイトでの実務経験も応募書類に記載しておきましょう。

目安となる経験年数が書かれている場合は?

例えば「実務経験3年以上」「実務経験5年程度」など、求人に経験年数の目安が記載されていることがあります。これはあくまで経験の目安のため、必ずその年数の実務経験を有していないと評価されないというわけではありません。中途採用では、実務経験の年数だけでなく、経験した業務内容や役割、成果などを総合的に判断するケースが多いため、実務経験を下回っていたとしても、選考を通過することもあります。

実務経験をアピールする3つのステップ

実務経験の目安が記載されている求人に応募する場合は、応募書類で効果的にアピールすることが重要です。効果的に実務経験をアピールする方法を3つのステップでご紹介します。

これまでの経験・スキルを棚卸しする

これまでに携わった業務で、どのような知識・経験・スキルを身につけ、成果を出してきたのかを洗い出します。職種によっては、実務経験に必要な資格やソフトウェアなども、あれば書き出しておきます。当時のことを思い出しながら、取り組んだ業務内容や工夫したことなどを棚卸ししてみましょう。

活かせる経験・スキルを整理する

洗い出した経験・スキルを時系列に沿って整理していきます。求人に記載されている実務経験の目安や、「仕事内容」「求める人材」などの項目を見て、活かすことができそうな経験を中心にまとめましょう。実務経験を有していることが分かるように、業務内容や役割、成果などは具体的に記載するのがポイントです。例えば人事の場合は「人事担当として採用活動を行った」だけでなく、「会社説明会、面接など新卒採用全般を担当(採用人数〇〇名/年間)」など、数値も含めて記載しましょう。

職務経歴書の「活かせる経験・知識・技術」欄を活用する

採用担当者は、複数名の応募者の書類に目を通しているため、一目で実務経験が分かる応募書類にしておきましょう。職歴欄とは別に、「活かせる経験・知識・技術」という項目を設け、求人に記載されている実務経験があることをアピールすると、忙しい採用担当者でもすぐに実務経験を判断することができます。

「活かせる経験・知識・技術」記載例(社内SE)

現場調整・外注ベンダーに対するマネジメント業務
現場との仕様調整、経営企画との金額交渉、外注ベンダー3社との折衝、進捗管理経験が5年ございます。

内部統制知識・人事給与の知識
内部統制システム対応、内部統制文書整備、人事・給与パッケージソフト(SAP/R3)の導入~保守を経験しており、人事担当者と共に現場調整、グループ10社への展開をリーダーとして経験しました。

ツール作成経験・開発経験
SEとしてシステム開発に従事しておりました為、Javaを用いた開発は得意としています。
また、簡単なツールに関しては、ExcelのマクロやAccessなどを用いて開発を行ってまいりました。

実務経験がない場合

実務経験がない場合は、どのような点を意識しておけばいいのでしょうか。ポイントを2つご紹介します。

選考で不利になる可能性があるため、応募先を広げる

「実務経験がない=未経験職種への転職」となります。同じ求人に経験者が応募していた場合は、選考で不利になる可能性があるため、まず応募数を増やすことをお勧めします。希望条件を複数設定している場合は、条件に合致する求人数が限られてしまうため、条件を見直してみましょう。また、企業規模の大きさや知名度の高さなども考慮から外すことで、応募先を広げることができます。応募数を増やすことで、ポテンシャルを評価し採用される可能性も高まるでしょう。

学習意欲やポータブルスキルを自己PRで補う

実務経験を補うために、独学やスクールなどで学習していることがあれば伝えましょう。実務経験ほどは評価されなかったとしても、意欲を買ってもらえるかもしれません。自己PR欄で、「独学でスマホアプリの開発を行っています」「展示会や勉強会への積極参加に努めてきました」などと伝えましょう。

また、応募する仕事で活かすことのできる「ポータブルスキル」をアピールするという手もあります。ポータブルスキルとは、あらゆる業種・職種に活かせる、「持ち運び可能な汎用スキル」を指します。例えば、コミュニケーション力、課題発見力、交渉力、調整力、数値分析力などです。「組織で仕事をしていくことの重要性を認識し、日々の対話を強く意識しながら仕事に取り組んでまいりました」など、仕事への姿勢やこだわりを伝えましょう。

【参考記事】異業種・異業界への転職、成功させるためのポイントは?
https://www.r-agent.com/guide/article4085/

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。