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キャリアアドバイザーが解説!「やりがいのある仕事」の見つけ方

やりがいのある仕事

今の仕事にやりがいを感じられない…と悩む人は少なくありません。では、「やりがいのある仕事」とはどんなものを指すのでしょうか?そして、どうすればやりがいのある仕事に就くことができるのでしょうか?

キャリアアドバイザーが詳しく解説します。

あなたにとっての「やりがいのある仕事」を明らかにしよう

「やりがいがある」とは、仕事に充足感や手応えを感じることができ、張り合いがある状態のことを指します。

そして、「やりがい」は人それぞれ異なります。高い目標に向かって努力することに張り合いを感じる人もいれば、周りに感謝されることで手ごたえを感じる人もいます。一から企画を考え、組み立てているときに充足感を覚える人もいるかもしれません。さらには、現在その人が置かれている状況や経験値、スキルの量や質によっても「やりがい」の内容は変わっていくものです。

従って、「やりがいのある仕事に就きたい」と考えるならばまずは「今の自分にとってのやりがい」を明らかにすることが大前提です。

「やりがい」を明らかにする方法は、いくつかあります。例えば、上司や先輩、同僚に「自分はどんな仕事をしているときに充実しているように見えるか」と質問し、客観的な意見をもらうという方法もありますし、転職エージェントに相談しキャリアアドバイザーと一緒に紐解いていく方法もあります。また、個人で受けられる自己診断テストを受けてみるのもいいでしょう。

今回は「自分で手軽にできるやり方」として、「四象限マトリクス」を使う方法をご紹介します。

<四象限マトリクスの例>

やりがいのある仕事

Step1:「やる気が上がる・上がらない」「結果が出せる・出せない」で業務を4つに振り分ける

上図のように、縦軸「やる気が上がる・上がらない(=感情)」と横軸「結果が出せる・出せない(=成果)」の2軸で四象限マトリクスを作り、自身の業務を4つに分類してみましょう。これまで手掛けてきた業務を一つひとつ振り返り、4つのうち当てはまると思われるところにどんどん書き出していくのです。

成果が数字で測れない業務など、「横軸をどう振り分けていいかわからない」という場合は、周りに褒められたり、感謝されたりしたことなどを「結果が出せている業務」と判断するといいでしょう。

Step2:右上の枠の「やる気が上がる」かつ「結果が出せる」業務に注目する

その結果、右上の枠「やる気が上がる仕事であり、かつ結果が出せている」に分類されたものが、今のあなたにとって「やりがいのある仕事」である可能性が高いと判断できます。

冒頭で触れたように、「やりがいがある」とは仕事に充足感や手応えを感じることができ、張り合いがある状態のこと。「やる気」だけでなくしっかり「成果」につながり、それを評価されることで「やりがい」が醸成されるからです。

上記の例で言えば、やりがいのある仕事は、「関係性の深い顧客に対して、自分が主となり、中長期の提案、深耕営業が実って成果につながる」仕事。右下に「営業で成績を上げる」が分類されていることから考えると、「単純に数字を上げるだけでは面白みを感じず、顧客との関係性構築や受注までのプロセスにやりがいを感じる」ということが見えてきます。

そして、この業務に注力し、ブラッシュアップしていくことで、今まであまり感じなかったやりがいをより強く意識できるようになります。例えば、「顧客との関係性をより強固にするために、何をすればいいのか?」と考え、努力・工夫することで自身の強みがさらに磨かれ、やりがいを感じる場面を増やすことができるでしょう。

Step3:右下、左上に振り分けられた業務を、「右上に格上げ」するために努力する

現在の仕事にまったくやりがいを感じていない…という場合、右上の枠に振り分けられる業務がない、もしくは極めて少ないというケースもあると思います。

その場合、左上の「やる気はあるが、アウトプットの質はあまり高くない」と、右下の「やる気は出ないが、アウトプットの質は高い」に注目しましょう。いずれも、努力・工夫すれば「やりがいのある仕事」に格上げできる可能性が高いからです。

上記の例の場合、左上の「情報が少ない中、ゼロベースで営業提案の企画を考えること」は、やる気自体はすでにあるので、市場環境や顧客に関する情報を調べ尽すことで企画の精度が増し、右上に格上げできる可能性があります。もしくは、企画のスキルを磨けてアウトプットの質を高められる部署…例えば営業企画部門などに異動を申し出るのもひとつの方法です。

右下の「営業で高い成績を上げる」は、自分よりも高い成績を収めている人に、何にモチベーションを感じているのか聞いてみるという方法が考えられます。その人なりの「やりがいの在りか」を知ることが、自身のやる気を上げるきっかけになるかもしれません。

左下の「やる気も出ないし、アウトプットの質もいまいち」は、現在あなたが苦手に感じている業務。ただ、冒頭でお伝えしたように「やりがい」は変化するものです。置かれている環境が変わったり、自身の経験・スキルが磨かれていったりする中で、左下に振り分けられた業務に対してもやる気が出るようになったり、アウトプットが出せるようになる可能性は大いにあります。こちらも、実際に成果を上げている人にやりがいの在りかを質問したり、どうしたら前向きに取り組めて成果も出せるようになるのか聞いてみたりするといいでしょう。

「やりがいを感じる」チャンスが多い会社に転職するのも方法

四象限マトリクスで「右上=やりがいのある仕事」が明らかになったのであれば、よりその業務に携われるチャンスの多い会社に転職するというのもひとつの方法です。

上記の例では、「単純に数字を上げるだけでは面白みを感じず、顧客との関係性構築や受注までのプロセスにやりがいを感じる」ことが明らかになりましたが、もし勤務先の営業方針が「プロセスよりも結果重視」である場合、努力しても自身のやりがいを満たせる機会は少ないかもしれません。それよりも、結果だけでなく営業プロセスもしっかり評価してくれるような会社、顧客との信頼関係を重視していようなる会社に転職したほうが、よりやりがいを感じる場面が増えるでしょう。

「やりがいの在りか」が明確になっているので、転職活動の際にブレずに行動することができるのもメリット。応募先企業の選定や、転職理由や志望動機の作成も容易になるため、希望に沿った環境に移れる可能性が高いでしょう。

第三者の手を借りれば、自分では気づかない「やりがいの芽」を掘り起こすのも可能に

転職エージェントを利用することで、第三者の目線で「やりがいを感じる仕事は何か」を紐解いてもらうのもひとつの方法です。

例えば、自分では「アウトプットの質が高くない」と思い込んでいることも、第三者から見れば十分にアウトプットできている…というケースはよくあります。キャリアアドバイザーから意見をもらうことで、自身の業務を俯瞰することができ、思わぬやりがいの在りかに気づけるようになるかもしれません。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

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