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やりたい仕事が見つからない…。自分に合う仕事・業界の見つけ方、適職の考え方

やりたい仕事が見つからない

転職してやりたい仕事で活躍・成長したいと考えていても、「そんな仕事が見つからない」「そもそも自分に合う仕事や業界がわからない」という人もいるでしょう。
組織人事コンサルティングSeguros代表コンサルタントの粟野友樹氏が、やりたい仕事が見つからない人の特徴や、「やりたい・興味を持てる」と思える仕事を見つけるコツなどを解説します。やりたい仕事と向いている仕事の違いや、スキルに自信がない場合の考え方なども紹介するので、適職探しに役立てていきましょう。

やりたい仕事が見つからない人の特徴

まずは、「やりたい仕事が見つからない」という人の特徴を紹介します。自分に当てはまるものがないか考えてみましょう。

自己分析ができていない

漠然と「転職したい」と考えているのみで、仕事を通じて何を実現したいのかを明確にできていないケースがあります。また、自分の好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、不得意なことなどを認識していないために、興味のあることや自分に向いていることがはっきりしていないケースもあります。自己分析ができていないことで、自分に合う仕事がわからなくなっている可能性があるでしょう。

仕事に求める条件が多すぎる

興味のある仕事があっても、「月額○○万円以上は欲しい」「フレックスタイム制などの働きやすい制度が必須」など、求める条件が多すぎると、応募したいと思える求人が見つかりにくくなります。条件にこだわりすぎ、選択肢を狭めてしまうことで、やりたい仕事を見つけることができていないケースもあります。

世の中にある職種や仕事内容をあまり知らない

世の中にはさまざまな職種があり、身近な仕事しか知らないために、「やりたい仕事が見つからない」と思い込んでいるケースもあるでしょう。また、イメージだけで仕事選びをすることで、選択肢が狭まったり、誤った選択をしたりするケースもあります。例えば、同じ職種の場合でも、企業によって仕事の進め方や扱う商品・サービス、顧客、企業文化などが違うため、やりがいや面白さ、大変さなども違ってくるものです。さまざまな角度で情報収集をしていないために、自分に合う仕事を見つけることができていない可能性があります。

転職して後悔するのが怖い

今の仕事を辞めたいと思いながらも、「転職して後悔するのが怖い」と思っているケースもあります。完璧主義の人や安定志向の人などの場合は「転職するなら完璧に準備を整えてからにしないと無理」「今の仕事は自分のやりたいことではないが、慣れ親しんだ仕事内容や職場から離れるのは不安」などと考えてしまうことも少なくはないでしょう。

自己肯定感が低い

やってみたいことや興味があることを見つけても、「自分には無理」と思って最初から諦めてしまう人もいます。キャリアやスキルに自信がなく、「興味がある仕事に転職するのは無理だから、できる仕事をやるしかない」と思い込んでいる可能性があるでしょう。また、興味のある仕事を見つけても「絶対にこれがやりたいと思えないから、やりたい仕事とまでは言えない」と思ったり、「そもそもやりたい仕事が見つからないのは、自分自身に夢中になれる才能がないからではないか」と思ったりしてしまうケースもあります。

仕事そのものをしたくない

「そもそも仕事自体、やりたくない」と思っていることで、やりたくないことばかりに目が行きがちになるケースもあります。「残業は絶対にしたくない」「会社の人とかかわるのが面倒」「責任を任されたくない」などと思い、仕事で得られるやりがいや経験値、自分の成長性、将来の可能性を考えていない場合などが当てはまるでしょう。現在の自分の生活を守るための条件だけを見ているため、そのほかの良い面が見えてこず、「したい仕事などない」と思い込んでいる可能性があります。

やりたい仕事、興味がある仕事を見つけるための4つのコツ

やりたい仕事や興味がある仕事を見つけるには、自分の意識を変えてみることも大事です。ここでは「やりたい仕事がわからない」「したい仕事がない」という場合に、仕事を探す際に意識したい4つのコツを紹介します。

【コツ1】自分の中にあるハードルを下げる

仕事を探す際に、自分の中に何らかのハードルがあることで、やりたいことや興味のあることを見逃してしまっている可能性があります。希望条件を完璧に満たす仕事や、決して後悔しない転職先などを探そうとせず、自分の中にあるハードルを下げてみることで、新たな選択肢が見つかるかもしれません。

また、最初から夢中になれる仕事や、やりたい仕事を探すのはハードルが高いと言えます。仕事内容を調べてみたり、やってみたりするうちに「この仕事は自分に向いている」「夢中になれる部分が見つかった」という人も少なくはないものです。「ちょっと面白そう」「興味が湧いた」という仕事にも目を向けることが大事だと考えましょう。

【コツ2】「仕事は、自分の可能性を広げるもの」と捉える

仕事に対し、給与や残業の有無、休日の多さ、福利厚生など、目先の条件ばかりに目が行きがちになる人もいますが、まずは「仕事は自分の可能性を広げるもの」という捉え方をしてみましょう。
働きやすさや給与などはもちろん大事ですが、それだけでなく、仕事には「さまざまな経験ができる」「自分にできることが増えて成長できる」という側面もあります。

このような側面からも仕事にやりがいや楽しさを感じることができますし、モチベーションを高く持って仕事に取り組むことで、自分の能力を高めていくことができます。そこから給与や働きやすさなどの面でも満足できる仕事に転職できる可能性もあるので、「仕事よりプライベートの方が大事」という場合にも、結果的により充実した日々を過ごすことができるかもしれません。

こうした視点を持つことで、「こんな面白い経験ができそう」「自分を成長させて自信を持つことができそう」と思える仕事が見つかりやすくなります。

【コツ3】「世の中には想像以上にいろいろな仕事がある」ことを踏まえる

今の職場や自分の周囲の人の仕事だけしか知らないために、やりたいことや興味のあることに結びつく仕事があることに気づいていない人もいます。「こういうことが好きだけれど、そこに携われる仕事なんてない」などと思った場合は、関連する業界の仕事を調べてみることで意外な仕事が見つかるかもしれません。

また、「こんな職業に興味があるけど、専門知識が必要だから絶対に無理」などと思った場合には、その周辺の業務に携わる方法もあります。世の中には想像以上にさまざまな仕事があるので、調べたり、探したりすることが大事だと考えましょう。

【コツ4】「今すぐに実現は無理でも、不可能ではない」と考える

キャリアやスキルに自信がない場合や未経験職種などに興味がある場合、「応募してもどうせ落ちる」「目指せるだけの能力が自分にはない」と思い込んでしまう人もいます。しかし、今すぐに実現することは無理でも、その仕事や職種などで求められる経験・スキルを積める企業に転職し、そこで力をつけてから目指す方法もあります。

また、現在の会社でも、これまで経験したことのないプロジェクトに参加して実績を作ったり、やってみたい仕事に必要な経験・スキルが身につく部署に異動したりするなどで、今後の転職活動でアピールできる要素を増やすことができます。

自分に合う仕事・業界の見つけ方

ここでは、自分に合う仕事・業界の見つけ方を解説します。

好きなこと・楽しかった経験から自己分析してみる

自分が好きだと思うこと、楽しいと感じることについて、プライベートな趣味なども含めて書き出し、自己分析してみましょう。現在だけでなく、幼少期や学生時代など過去の経験も振り返ってみることが大事です。書き出した要素に関連する業界や仕事を探すことができます。

また、なぜそれが好きだと思うのか、楽しいと感じたのはどのような瞬間だったのかを考えてみることも大事です。例えば、「ものを作り上げた時の達成感が好き」「誰かが喜んでくれることをするのが楽しい」など、具体的なシーンを振り返り、それができる仕事を探してみる方法もあります。

キャリアの棚卸しで自分の強みを知る

やりたい仕事が見つからない時は、「キャリアの棚卸し」を行うことも大事です。これまでの経験を洗い出して、身についたスキルや得意な仕事、周囲から評価されたことなどをピックアップしてみましょう。自分の強みを知ることで、活躍・貢献できることや向いている仕事が見つかりやすくなります。

周囲の人に「自分に向いている仕事」を聞いてみる

自分で自分のことを理解できていないケースはよくあるものです。自己分析やキャリアの棚卸しをしても向いていることが何かわからない場合は、自分をよく知る同僚や上司などに、自分の強みや向いている仕事などを聞いてみると良いでしょう。「関係者への根回しが上手」「本音で言ってくれるので相談しやすい」など、自分では気づいていなかった意外な得意分野や強みが見つかるもしれません。

「今の仕事を辞めたい理由」から考える

現在の仕事をなぜ辞めたいのかを考えてみることで、「何に不満があるのか」「その不満を解消するために、どういうことを実現したいのか」を明確にすることができます。自分の中で「実現したいこと」が明確になったら、それが可能な業界や仕事を探してみると良いでしょう。

「やりたい仕事ランキング」などで気になる仕事を探す

「やりたい仕事ランキング」「人気の職種ランキング」などを調べ、気になる仕事を探してみるのも方法です。思いも寄らない仕事を発見し、興味を持つ可能性もあります。また、興味を持てる仕事があったら、その業界を調べて関連職種などから探してみることもできます。

身近な人の仕事について聞いてみる

「憧れの仕事を探すより、現実的な仕事で探したい」と思う人もいるでしょう。こうした場合は、身近にいる人たちに「みんなは何の仕事をしているの?」と直接聞いてみる方法もあります。友人・知人などがどのような業界・職種で働いているのかを知り、仕事に感じるやりがいや楽しさなどを聞いてみて、自分が共感できることを探してみると良いでしょう。

将来なりたい姿・実現したいライフスタイルから考える

興味が持てる仕事がどうしても見つからない場合は、将来、自分が「こうなりたい」と思う理想の姿や、「いつか、こんな生活を実現したい」というライフスタイルが考えてみるのも良いでしょう。それを実現できる仕事や業界を調べ、逆算して「今の自分が何をしたらいいのか、どのような経験・スキルを積むことが必要か」を考えてみることがポイントです。

無料の適職診断や適職診断セミナーを活用してみる

無料の適職診断を活用し、やりたい仕事、向いている仕事を探すヒントにするのも良いでしょう。厚生労働省による「職業適性テスト (Gテスト)」では、Web上で職業診断ができます。また、同じく厚生労働省による「マイジョブ・カード」のWebサイトでは、興味診断・スキルチェック・価値観診断などのツールを提供しています。いずれも無料・登録なしで利用できるので、気軽にチャレンジしてみましょう。

より踏み込んだ診断を受けたい場合は、リクルートエージェントの適職診断セミナーもおすすめです。こちらも無料で受講することができ、転職活動のプロであるキャリアアドバイザーから自己分析のやり方を教えてもらうことができます。客観的なアドバイスも受けられるので、自分に向いている仕事や前向きにやってみたいと思える仕事を探すために役立つでしょう。

【参考サイト】
リクルートエージェント 適職診断セミナー

職業適性テスト (Gテスト)
出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))

マイジョブ・カード自己診断一覧
出典:マイジョブ・カード

やりたい仕事と向いている仕事の違いとは? 適職を見つけるための注意点も紹介

やりたい仕事と向いている仕事の違いを知ることで、自分に合う仕事が見つかりやすくなるでしょう。適職を探す際の注意点も紹介します。

やりたい仕事と向いている仕事の違い

自分自身が興味のある仕事や、やりがいや楽しさを感じられる仕事は、「やりたい仕事」と言えるでしょう。一方、自分の強みや特性を活かせる仕事や、無理せず長く続けていける仕事は、「向いている仕事」と言えます。

やりたい仕事と向いている仕事は人それぞれであり、必ずしも重なっているとは限りません。しかし、「やりたい仕事はあるけれど、向いていない」と感じた場合でも、やりたいことだからこそモチベーションを持って苦手な部分を克服し、結果、向いている仕事となるケースもあります。反対に、「特にやりたいことではない」と思う仕事の場合でも、向いていることだからこそやりがいを感じ、やりたい仕事となるケースもあります。
「やりたい仕事」「向いている仕事」のどちらにも目を向けてみることで、選択肢が広がり、適職が見つかる可能性も広がるでしょう。

適職を見つけるための注意点

「やりたい仕事」を見つけても、憧れや好きな気持ちだけで応募企業を絞り込んだ場合、転職活動が難航し、「自分には向いていない」と思ってしまう可能性があります。例えば、「コスメが好きなので、化粧品会社のPRをやりたい」「ガーデンウェディングを提案する仕事がしたい」などの場合は、やりたい仕事がピンポイント過ぎて、応募する求人が限定されやすいでしょう。
採用においては、企業と求職者のマッチングが重要であるため、1〜2社に絞り込んで応募しても相互にマッチするとは限りません。やりたい仕事に携われる業種・業界を軸にして職種の幅を広げて検討したり、仕事内容を軸にして幅広い業種・業界を見てみたり、選択肢を増やすことも大事だと考えましょう。応募企業を増やすことで採用の可能性が広がり、適職に就ける可能性も広がります。

また、どうしてもやりたい仕事が見つからないという人は、自分の得意なことを軸にして「向いている仕事」から適職を探す方法があります。得意なことを活かした仕事なら成果も出しやすく、達成感や周囲からの評価を得ることでやりがいを感じられるようになるケースもあります。転職活動の際にも、自分の強みをアピールできる仕事に応募することで、採用の可能性を高めることができるでしょう。

「スキル・キャリアに自信がない…」今から目指せる職業・仕事とは?

スキルやキャリアに自信がない場合、「適職を探したところで、転職するのは難しそう」「今からでも目指せる仕事を見つけることができるだろうか…」などの悩みを抱えてしまう人もいるでしょう。適職を見つけ、転職を実現するために役立つことを紹介します。

まずはキャリアの棚卸しをすることが大事!

自分自身で「自信を持てるような実績やキャリアがない」と思っていても、きちんとキャリアの棚卸しをしてみることで、強みとなる経験・スキルが見つかるケースも少なくはありません。まずはキャリアの棚卸しで自分の強みを認識してから、それを活かせる仕事や業界は何か考えてみることが大事です。また、すでにやりたい仕事がある場合は、そこにマッチしそうな経験・スキルを洗い出し、アピールできる要素を探してみましょう。

それでも自信が持てない場合は、まずは現職で成果を挙げることに注力したり、新しいプロジェクトやリーダーポジションなどに挑戦したりするなどで実績を作る方法もあります。転職活動でアピールできる要素を増やせるだけでなく、そこで発揮した強みから向いている仕事が見つかりやすくなるかもしれません。

今から目指せる職業・仕事を探すために、転職エージェントに相談してみよう

人それぞれの考え方やモチベーションによっても、今から何を目指すのかは変わってくるものでしょう。また、転職活動では、自分の経験・スキルにマッチする職業・仕事に応募する方が採用の可能性を高められるので、今すぐ採用してもらえそうな職業・仕事も人それぞれに違うと言えます。そのため、今から目指せる職業・仕事を探すためには、自己分析やキャリアの棚卸しが非常に重要になります。

転職エージェントには、自己分析やキャリアの棚卸しなどのサポートを行うところもあるので、活用することで今の自分の経験・スキル・考え方を整理することに役立つでしょう。自分にマッチする業界・職種や採用の可能性がある企業などを教えてもらうこともできますし、「やりたい仕事に転職できるようなスキルやキャリアがない」という場合は、今から目指すために必要な経験・スキルを積める仕事についてアドバイスをもらうことも可能でしょう。

転職活動を本格的にスタートする場合は、応募書類の作成から希望に合う求人探しや面接対策まで、キャリアアドバイザーからさまざまなサポートを受けることもできます。一人で転職活動を進めるのが不安な人も安心できるでしょう。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏


約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

記事作成日:2022年10月05日 記事更新日:2024年04月11日

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