転職エージェント トップ > 転職成功ガイド > 転職の準備をする > 転職に迷いがある人必見「転職すべきではない人・転職した方がいい人」をキャリアドバイザーが解説

転職に迷いがある人必見「転職すべきではない人・転職した方がいい人」をキャリアドバイザーが解説

転職 迷い

「転職するかしないか、迷っている。決断するためのヒントがほしい」と転職に迷いがある皆さんに、考えるポイントについて人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント粟野友樹氏がアドバイスします。

転職するかどうか迷ったときに確認したいポイント

転職するかどうか迷ったときには、次の3つのポイントを見つめ直してみましょう。

1.転職することが目的になっていないか

「とにかく今の状況から脱したい」という気持ちが先走り、転職することが目的になってしまってはいないでしょうか。特に転職活動を進めていて内定も獲得するようになると、「転職」へ気持ちが傾くものです。

しかし、現状の不満を改善するための選択肢は「転職」だけではありません。転職せずに、課題を解決できる方法が本当にないのかを考えてみましょう。

「納得がいくまで上司と話し合ってみる」「上司との話し合いで改善しなければ、さらに上の上司や人事に相談する」「これまでと仕事とやり方を変えてみる」「他部署・他職種への異動の可能性を探る」など、転職に踏み切る前にできることに目を向けることをおすすめします。

2.自分は何に対して迷っているのか

漠然と迷っている状態であれば、「自分は何に対して迷っているのか」「どんな点が引っかかっているのか」を整理して言語化してみましょう。単に転職によって環境が変わるが変わることへの不安なのかもしれませんが、判断材料となる情報を入手することで迷いが解消されることもあります。

例えば、「希望通りの転職ができるのだろうか」と迷っているなら、まずは転職活動を開始して求人情報を収集してみる、さらには興味のある求人に応募してみて選考を通過するかどうかを確認するなど、行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

転職活動をしたからといって、必ず転職しなければならないわけではありません。転職活動を通じて、自分の市場価値をつかんだ結果、「今、転職するのは得策ではない」と納得し、今の会社にとどまる決断ができるかもしれません。

一方、すでに転職活動をして内定を獲得できそうな状況で迷っているのであれば、気にかかっているポイントを整理して、それに関する情報を取得しにいきましょう。応募先企業の人事担当者に確認することができます。

例えば、「給与・待遇」が気にかかっているのであれば、「入社後、どんな成果を挙げることで年収アップや昇格につながるのか」「自分と同等レベルのキャリアで入社した人は、○年後、どんなポジションに就いていて、年収はいくら上がっているのか」について尋ねてみるのも一つの方法です。

また、「人間関係を築けるだろうか」「組織風土になじめるだろうか」といった不安があるなら、応募先企業の人事担当者に相談し、現場で一緒に働く人と話をさせてもらうのもいいでしょう。最近では、オンラインでのカジュアル面談も一般的になってきていますので、希望すれば受け入れられる可能性があります。

社内のミーティングやイベントに参加させてもらう方法もあります。あるいは、社員たちの価値観や人物タイプがわかるような資料、例えば会社への満足度に関するサーベイ結果などを、開示可能な範囲で見せてもらったり、口頭で話してもらったりしてはいかがでしょうか。

「御社への入社を前向きに考えていますが、○○のポイントが気になっていますので、もう少しくわしく教えていただけますでしょうか」といったように交渉すれば、応じてもらえる可能性が高いと思います。

3.今のタイミングで転職しない場合、デメリットがあるか

今のタイミングで転職を選ばなかった場合、後々悔やむことにならないかどうかも考えてみましょう。例えば、「このまま年齢を重ねていくと、自分が希望するような職種やポジションでの求人が少なくなり、選択肢が狭まるかもしれない」「今回内定を得た求人は、この先出てこないかもしれない」、あるいは「長期プロジェクトに入ってしまうと、しばらくは転職活動に時間を使えなくなる」など。

今の会社で経験を積み、それを活かして転職を図るのであれば、転職のタイミングを改めても問題はないでしょう。しかし、キャリアチェンジを目指すのであれば、なるべく早い段階で決断したほうが希望も叶いやすいかもしれません。

この点については、自分1人では判断がつかないと思いますので、転職エージェントから転職市場の傾向について情報を得るのも有効です。

上記の3つのポイントについて、自分の中で整理がついていない人は、早まって転職しないほうがいいと思われます。勢いで転職したとしても、「期待したイメージと違っていた」「やはり前の会社のほうが良かった」と後悔するリスクがあります。

一方、迷いのポイントを明確にして、転職で実現したいことの「軸」を明確に認識できた人、環境の変化への覚悟ができた人は、転職を決断してもいいのではないでしょうか。

迷う理由をうまく整理できないときのコツ

自分が何を迷っているのか考えがまとまらないときには、次の方法を試してみてください。

1.第三者に話を聞いてもらう

一人で考えるのではなく、誰かに話し相手になってもらって自分の考えを話すうちに、頭の中が整理されてくることがあります。家族、友人、信頼できる同僚などに相談し、対話の機会を設けてみるのはいかがでしょうか。

ただし、相手に意見やアドバイスを求めるのはお勧めしません。相手は自分の経験や価値観で話すので、あなた自身の価値観が揺らいで、かえって迷うことも考えられます。相手の個人的な見解は、あくまで「参考」の範囲内にとどめておきたいものです。

特に現職の同僚などに相談をする場合は、転職は非常に繊細なテーマになるため、転職に関してではなく、キャリアの方向性に関する相談という形にする等、注意が必要でしょう。

その点、転職のプロであるキャリアアドバイザーであれば、客観的な視点でアドバイスしてくれるので、相談をする価値があるでしょう。

2.項目別に「比較表」を作成してみる

迷うポイントを視覚化することで、整理がしやすくなることもあります。例えば、エクセルシートを使い、転職の際に検討する条件・項目ごとに、「現在の会社」「転職先候補の会社」それぞれにスコアを付けて比較してみる方法があります。

例えば、「仕事内容」は「今の会社:5点、転職先候補:8点」といったようにスコアをつけてみましょう。転職するメリット・デメリットのバランスを判断しやすくなるかもしれません。

<比較する項目の一例>
企業理念
ビジョン
事業戦略
事業・商品の特徴
仕事内容
タスク
社風
経営者
社員
評価・教育制度
給与
設備
勤務場所

一人で迷わずエージェントに相談してみよう

自分一人で考え続けていると、迷路にはまって抜け出せなくなることがあります。迷ったままの状態で時間を過ごしてしまうと、せっかくのチャンスを逃してしまうこともあるかもしれません。

第三者と相談して頭の中を整理すること、そして正確で詳細な情報を得ることで迷いは解消されるものです。「相談相手」として「情報源」として、転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか。

応募・内定後に迷った場合も、納得して決断するためには相手企業から情報を得ることが重要。「これが気になっているけれど、質問しづらい」といった場合でも、転職エージェントが間に入って代わりに確認してくれるので、疑問の解消もスムーズに進むでしょう。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏


約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

リクルートエージェントでは、転職でお悩みの方に適切なアドバイスをお送りしています。また、企業の面接対策や職務経歴書の作成サポートや、スムーズな退職のためのサポートを行っています。お悩みの方はぜひ一度相談に来てみてください。