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転職マーケットトピックス メディカル・化学・食品系技術職(2010年8月:夏の終わりに考える)編転職マーケットトピックス メディカル・化学・食品系技術職(2010年8月:夏の終わりに考える)編

2010年8月19日更新

「小さなきっかけ」を大切に。考えてみることを先送りにしない

「小さなきっかけ」を大切に。考えてみることを先送りにしない

「自分はこのままでいいのだろうか?」

医薬品メーカーでMRをするKさん(28歳)が「自分はこのままでいいのだろうか?」と感じたのは、連休中に医薬品業界やMRの情報サイトをチェックしたのがきっかけでした。他社のパイプラインやMRの活動状況・労働条件などを知ったKさんは、自社の将来性に不安を抱き、転職相談に来られたのです。

夏季休暇中、同級生と再会して近況を語り合った方、あるいは、骨休めをしつつネットで情報収集をした方、仕事や将来についてゆっくり考えた方もいらっしゃることでしょう。

「このまま続けて大丈夫か?」「現状を変えたい」、そんな思いが少しでもよぎったなら、問題を先送りにせず、一度しっかりと悩みと向き合ってみてください。現状を打開するヒントが見つかるかもしれません。

 

「転職」ではなく、まずは「キャリア」を考える

まずは「転職するかしないか」ではなく、「どんなキャリアを築いていきたいか、どんな自分になっていきたいか」という観点で、ご自身の現状~将来像を見つめ直してみてください。具体的には以下のような観点があります。

●「モチベーションの源」は?
今の会社を選んだ理由、入社時の気持ちを振り返り、ズレが生じているかを考える
これまでの仕事の中で、充実感・面白み・やりがいなどを感じた場面を振り返る

●将来の自分の姿は?
1年後、3年後、5年後、10年後…と、自分がどうなっているのかを、先輩や上司の姿を基にイメージする

●何を経験してきた?
自分の「できること」を認識するために、これまでの業務内容を整理し、細かく書き出す
職務経歴書を作成してみる。成功体験については、課題に対してどう考え、どう行動したかという「ストーリー」を整理する

転職すると決めていなくても、「転職活動をしてみる」

多くの人が誤解していますが「転職」と「転職活動」は別物です。転職活動をしたからといって、転職しなければならないわけではありません。
転職活動することで、世の中の動き、自分のキャリアがどう評価されるかなど、多くの発見があります。転職活動の結果、今の会社の良さに気付き、転職するのをやめて、元の仕事に満足感を持って取り組めるようになるケースもあります。活動してみて、転職するのがベストと判断すれば、転職に踏み切ればいいのです。

転職を考え始めた方へのキャリアアドバイザーのアドバイスはこちら


転職を決意したら、まずはスケジューリング

転職を決意したら、まずはスケジューリング

転職を決意したら、まずは内定~退職~入社がスムーズに運ぶよう、スケジュールを立ててください。何も考えずに進めると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。

目標とする退職時期を定める

一般的に、求人を探し始めてから次の会社に入社するまでの期間は3ヵ月~半年程度が目安。退職しやすい時期から逆算してスケジュールを立ててください。

MRの場合、医薬品メーカーは一定期間にまとめて採用を行う傾向があります。情報収集を続けておかないと、いつの間にか希望の企業の募集が終わっていた、ということがあります。なお、現在は「1月1日入社」の選考が進んでいます。
その他、目標数字を持っている営業職なら期の変わり目、臨床開発職や技術系職種などプロジェクト単位で活動している方はプロジェクトの切れ目に転職するのが理想的でしょう。

想定以上に時間がかかることもある

転職活動は、思ったより時間がかかる場合もあります。特に、在職中に転職活動する場合、面接希望日が相手の都合と合わなかったり、退職交渉や引き継ぎが長引いたりすることがよくあります。自身の状況をふまえ、時間がかかるリスクを想定してスケジュールを立てましょう。

キャリアアドバイザーがすすめるスケジュールの立て方はこちら

他の職種におけるマーケットトピックス「夏の終わりに考える、あなたのキャリア」


キャリアアドバイザーより

思い込みや想像によって、自分で自分の選択肢を狭めてしまっている方が見受けられます。たとえば、先日は「マーケティング職に移りたいが無理だろう」とあきらめていたMRの方が、転職活動を始めてすぐに希望通りの求人に出会ったケースがありました。
また、求人票の中の情報だけで判断する人もいらっしゃいますが、面接を受けて、現場の空気や人に触れることで新たな発見が得られることもあります。まずは行動を起こすことをおすすめします。

※この記事は、2010年8月19日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。

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