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転職マーケットトピックス 販売・サービス職(2010年8月:夏の終わりに考える)編転職マーケットトピックス 販売・サービス職(2010年8月:夏の終わりに考える)編

2010年8月19日更新

「小さなきっかけ」を大切に。考えてみることを先送りにしない 

「小さなきっかけ」を大切に。考えてみることを先送りにしない 

「自分はこのままでいいのだろうか?」

先日転職相談に来られたYさん(33歳)は、小学生のお子さんを持つ外食店店長。普段の土日はもちろん、連休もなかなか取ることができないため、子供の夏休み期間中も家族旅行がないそうです。平日も深夜までの仕事のため、家族と一緒に過ごす時間もろくに取れない現状にもどかしさと疑問を感じたのでした。

「このまま続けて大丈夫か?」「現状を変えたい」、そんな思いが少しでもよぎったなら、問題を先送りにせず、一度しっかりと悩みと向き合ってみてください。現状を打開するヒントが見つかるかもしれません。

 

「転職」ではなく、まずは「キャリア」を考える

まずは「転職するかしないか」ではなく、「どんなキャリアを築いていきたいか、どんな自分になっていきたいか」という観点で、ご自身の現状~将来像を見つめ直してみてください。具体的には以下のような観点があります。

●「モチベーションの源」は?
今の会社を選んだ理由、入社時の気持ちを振り返り、ズレが生じているかを考える
これまでの仕事の中で、充実感・面白み・やりがいなどを感じた場面を振り返る

●将来の自分の姿は?
1年後、3年後、5年後、10年後…と、自分がどうなっているのかを、先輩や上司の姿を基にイメージする

●何を経験してきた?
自分の「できること」を認識するために、これまでの業務内容を整理し、細かく書き出す
職務経歴書を作成してみる。成功体験については、課題に対してどう考え、どう行動したかという「ストーリー」を整理する

転職すると決めていなくても、「転職活動をしてみる」

多くの人が誤解していますが「転職」と「転職活動」は別物です。転職活動をしたからといって、転職しなければならないわけではありません。
転職活動することで、世の中の動き、自分のキャリアがどう評価されるかなど、多くの発見があります。転職活動の結果、今の会社の良さに気付き、転職するのをやめて、元の仕事に満足感を持って取り組めるようになるケースもあります。活動してみて、転職するのがベストと判断すれば、転職に踏み切ればいいのです。

転職を考え始めた方へのキャリアアドバイザーのアドバイスはこちら


転職を決意したら、まずはスケジューリング

転職を決意したら、まずはスケジューリング

転職を決意したら、まずは内定~退職~入社がスムーズに運ぶよう、スケジュールを立ててください。何も考えずに進めると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。

目標とする退職時期を定める

一般的に、求人を探し始めてから次の会社に入社するまでの期間は3ヵ月~半年程度が目安。退職しやすい時期から逆算してスケジュールを立ててください。

販売・サービス職の方は、繁忙期と繁忙期の間に入社するのが理想的でしょう。たとえば、今すぐに転職活動を始めた場合、10~11月に入社。1~2ヵ月を経て仕事に慣れた上で、年末年始の繁忙期を迎えることができます。繁忙期を過ぎてから転職活動を始めるより、繁忙期中の合間をぬって活動を進めておくことで、成功率が高まります。

想定以上に時間がかかることもある

転職活動は、思ったより時間がかかる場合もあります。特に、在職中に転職活動する場合、面接希望日が相手の都合と合わなかったり、退職交渉や引き継ぎが長引いたりすることがよくあります。自身の状況をふまえ、時間がかかるリスクを想定してスケジュールを立てましょう。

キャリアアドバイザーがすすめるスケジュールの立て方はこちら

他の職種におけるマーケットトピックス「夏の終わりに考える、あなたのキャリア」


キャリアアドバイザーより

「今の状況を変えたい」という点だけに意識を集中している転職希望者の方が多数見られます。しかし、3年後、5年後、10年後…といった長期スパンで考えると、今の会社にとどまるか、志望とは別の選択をした方がいいケースもあります。目先の不満ではなく、将来に目を向けてみてください。
また、企業は「現状の不満を改善するべく、何か努力したか」という点に注目しています。安易に転職に踏み切るのではなく、今の職場でできることを考え、実行してみることも大切です。

※この記事は、2010年8月19日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。

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