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自己PRで「責任感」をアピールするなら?伝え方のコツと「職種別例文」を紹介

自己PR_責任感

転職活動の自己PRで「自分の強みや長所として、責任感をアピールしたい」と考える人は少なくないでしょう。しかし、仕事に対して責任感を持っていることは、社会人であれば当然といえるため、そこから一歩踏み込んだ内容とすることが大事です。そこで今回は、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏に、「責任感」を効果的にアピールするコツを聞きました。

自己PRの「責任感」、企業は評価してくれるもの?

まずは、「責任感」とはどんなものなのか、どういった内容をアピールすれば企業から評価されやすいを把握しましょう.

「責任感のある人」とは、どんな人?

「責任感」とは、自分の仕事や行為に対し、責任を持って果たそうとする姿勢や、最後までやり遂げる力を表します。
決められたことを守り、与えられた仕事をやり遂げるなどの「受動的な責任感」と、プラスアルファで目標志向や自責の意識を持ってそこに取り組む「能動的な責任感」が挙げられます。自分の役割や任務を果たすことや、掲げた目標の達成に責任を持ち、途中で投げ出さずにやり遂げる人は、「責任感のある人」といえるでしょう。

「責任感」はプラスに評価されるもの?

仕事に対する責任感を持つことは、社会人として最低ラインの必要条件といえるでしょう。
「与えられた仕事や決められた役割に対する責任を果たした」という受動的な責任感をアピールしても、「社会人なら当然のこと」と受け取られる可能性もあります。自己PRで責任感を伝える際には、能動的に取り組んだプラスアルファの姿勢をアピールすることが大事です。与えられた仕事であっても、そこに本人の主体的な意志や行動、成果、結果を伴っていることが評価のポイントとなります。

「責任感」は、ほかの応募者とかぶりやすい?

自己PRで「責任感」をアピールする人は多くいますが、「ほかの人とかぶるのでは?」「埋もれるのでは?」などの不安を感じる必要はありません。企業の人事担当者は、業務の中で積み重ねた実績や、本人の考え方、実際の行動、それによって得られた具体的な成果などを見ています。その上で、「入社後にも再現性があり、活躍できる人材か」「仕事の進め方や取り組み方が、企業文化にマッチしているか」という点が評価のポイントとなるでしょう。

「責任感」の自己PRを上手に伝えるコツ

ここでは、職務経歴書や面接で「責任感」を上手にアピールするコツについて紹介します。

自分らしく「責任感」を言い換える

「責任感」という言葉は、さまざまな解釈・定義ができてしまうものでもあります。自分ならではの特性をわかりやすく伝えるために、「自ら目標を掲げ、やり抜く力がある」常に自責で物事を捉えることを意識している」などの言い換えをしましょう。

「自ら取り組んだこと」を伝える

自己PRで語るエピソードでは、職務に対し、主体性を持って取り組んだことを伝えましょう。与えられた仕事や任された責務・任務において、どのような目標を掲げ、どんな行動をして、どんな成果を出したのかまで伝えることがポイントです。

「大きなプロジェクトに携わった」「責任あるポジションを任された」などの目を引く実績がない場合でも、主体的・能動的に動き、自ら工夫・改善したことを積極的にアピールするといいでしょう。また、数字なども含め、客観的な指標となる成果を伝えることも大事です。

「他者と連携したこと」も伝える

「責任感」には、「一人で抱え込んでしまう」「自己完結型で融通が利かない」などのネガティブな側面をイメージさせる可能性もあります。どんな仕事も1人では完結できず、他者との連携や協働をすることが求められるものなので、独りよがりの責任感ではないことを伝えた方がいいでしょう。自己PRのエピソードでは、他者と連携したことや、周囲に働きかけたことなどについても触れるように意識しましょう。

「再現性・継続性」を伝える

自己PRのエピソードでは、単発の出来事ではなく、複数の場面や相手に対して責任感を発揮したことを伝えましょう。「相手や業務の内容が変わっても、同じように責任感を持って取り組める人物」であることが伝わり、「どんな環境でも再現できるスキルを持っているため、入社後にも同じ力を発揮できる」という評価につながります。また、「責任感」という言葉には、「責任を持って、やり遂げる努力を続ける」という継続性も含まれているといえます。

瞬発的に力を発揮したことではなく、一定期間、継続的に取り組んだことを伝えれば、より説得力が生まれるでしょう。

「その職種にどう役立つか」を伝える

入社後にどのような活躍ができるのかをイメージしてもらうために、「自分の責任感が、その職種にどう役立てられるのか」もアピールしましょう。営業職の場合は、顧客との関係構築などにどう生かすかをアピールし、事務職の場合は周囲との連携などに結びつけて伝えるといいでしょう。

また、「その企業でどう役立てられるのか」まで語れるように準備をしておきましょう。自己PRそのものを企業に合わせて書き換えることは、応募者にとって負担が大きく、書いた内容を把握・管理できずに混乱してしまうリスクもあるため、現実的とはいえないでしょう。

しかし、面接ではより深い質問をされるものなので、職種だけでなく、その企業の文化や働き方などを理解しておくことが大事です。例えば、同じ営業職に応募する場合でも、企業によって働き方はさまざまであり、個々が数字を追うケースもあれば、複数部署と連携するケースもあります。志望先の企業で働くことを想定し、自分の責任感をどう役立て、どう活躍していけるのかを回答できるようにしておきましょう。

「責任感」をアピールする職種別自己PR例文

「責任感」をアピールする職種別の例文を紹介するので、参考にしてみましょう。

営業職の自己PR例文

要求水準の高い顧客にも全力で応えていく責任感を強みとしています。◯◯という商品の提案営業を3年間続ける中、要求水準の高い顧客を任される経験をしました。担当替えを頻繁に行っている顧客や、前任者への不信感を募らせる顧客など、難しいケースが多くありました。

私は、企業としての信頼を取り戻すことが第一と考え、週に一度の訪問やゼロベースでの提案、自ら展示会の準備を手伝うなどの行動を続けました。この活動を3カ月間徹底した結果、お客さまからの信頼を獲得し、売り上げ数字を3倍に伸ばすことができました。営業として、すべての顧客の期待に応えるため、今後もその責任を全力で果たしていきたいと考えております。

事務職の自己PR例文

業務における責任を果たすため、自ら学び続ける姿勢を大切にしています。事務職として管理部門全般を担当した後、新たに経理の仕事を任されました。当初、経理の知識が一切なく、上長の指示を待つことが増えたため、必要な知識を身につけようと自ら簿記を学び、3カ月後に3級を取得しました。
業務を円滑に進められるようになった現在も、簿記2級の勉強を進め、年内の取得を予定しています。自分の責任を果たすだけでなく、チームにより貢献していくことを目指し、仕事の質を上げるように取り組み続けています。

技術職の自己PR例文

エンジニアとしてプロジェクト全体に責任を持ち、役割以上の力を発揮することをモットーとしています。納期や予算の厳しい案件を営業担当が持ち込んだ際にも、お客さまの要望に応えていけるよう、実現可能な道筋を一緒に考えています。

技術職は、仕事の質を落とさないために「できないこと」を判断するケースが多くあります。しかし、営業の立場も理解しながら「できること」を探した結果、これまで10件のプロジェクトで要望を実現していくことができました。今後も手がける案件の質を落とすことなく、その実現に責任感を持って取り組み、技術職の領域を超えた力を発揮していきたいです。

「責任感」を伝える際に注意したいポイント

経験や実績に自信がある場合は、その事実をベースにした上で、数字などの成果までしっかりと伝えることが重要です。経験の浅い若手世代の場合は、「アピールできるほどの成果を出せていない」と悩んでしまう人もいますが、小さなことでも自分の中で頑張ったエピソードを伝えるといいでしょう。

「会議参加の際、議事録を自ら進んで取り、全体像を把握しようと努力している。チームに貢献するために、毎回、会議終了の10分後に参加者全員に共有している」など、取り組み中のことでも構いません。仕事における責任を果たすために、本人が意思を持って主体的に取り組んだことであれば、その姿勢は評価されるものだと考えましょう。

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