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転職でキャリアアップする成功のポイントと成功事例

「キャリアアップ」には人によって目指すパターンはさまざまです。それを実現するためには、自分がどんなキャリアアップを望んでいるのかを踏まえ、今後のプランや転職を考える必要があります。キャリアアップ転職を成功させるためのポイントについて、リクルートキャリアのキャリアアドバイザーが解説します。

自分にとっての「キャリアアップ」を明確にする

「キャリアアップ」には多様なパターンがあります。一例を挙げると次のとおりです。

●専門スキルやビジネススキルを磨き、人材市場での価値を高めること
●仕事の幅や裁量範囲を広げること
●収入やポジションを上げること

上記の一例に挙げたようなものが1つ実現した場合や、複合的に実現する場合など、いろいろな「キャリアアップ」のパターンがあります。転職によって「キャリアアップ」を図る場合、「自分にとっては何がキャリアアップか」を明確にすることが大切です。次の3ステップで考えてみてください。

【STEP-1】中長期的なキャリアビジョンを描く

転職を考えるとき、「現状の不満を解消したい」「興味がある業界で働いてみたい」など、短期的視点で企業を選びがちです。

3年後、5年後、自分がどんなポジションでどんな仕事をしていたいか、もっと先をイメージしたい人は10年、20年の中長期視点で目標を描いてみましょう。

【STEP-2】目指すキャリアビジョンに対し、今、積むべき経験を考える

将来目指す姿に対して、今後どんな経験・スキルを積めばいいか、それが今の会社で可能かどうか考えてみてください。例えばスペシャリストとしての道を極めたいのであれば、高度なスキルや最先端の知識をキャッチアップしていくことが大切ですし、「経営」に近いポジションに就くことを志向するならマネジメントや戦略策定といった経験を積み上げる必要があるでしょう。今の会社でチャンスを得られそうなら、転職を考え直すのも手です。

「将来ビジョンがまだ漠然としていて、どんな経験を積んでいくべきかわからない」という場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談し、今の経験・スキルをベースにするとどんな可能性があるかを探ってみてはいかがでしょうか。

【STEP-3】自分が望むキャリアアップが実現できる企業を探す

今の自分が強化すべき経験・スキルが身に付く企業を探しましょう。
それを軸に選んだ場合、一時的に年収が下がることもあります。しかし、一旦それを受け入れて新たな経験・スキルを得ることで、元の年収レベルに戻せる、あるいは大きく超えていけるケースは多数あります。

転職先で新たな経験・スキルを身に付けたら、さらにステップアップを目指して再度転職を図る手もあります。「転職回数が増えると、転職が難しくなるのでは」と不安に思う人もいますが、目的意識をもって良い経験を積んできたのであれば、転職回数の多さはハンデにはなりにくいようです。

キャリアアップ転職・成功のポイントは?

キャリアアップを目指す転職を成功させるために、次のポイントを意識しましょう。

「絶対に譲れない条件」と「譲歩できる条件」の幅を決める

「キャリアアップにつながる新たな経験を積む」ことを軸として転職先を選ぶと、同時に「捨てなくてはいけないもの」が出てくることもあります。
「○○のスキルを磨けるが、年収はダウンする」「年収はアップするが、忙しくなって家族と過ごせる時間は減る」といったようにです。
絶対に譲れない条件を設定するとともに、「どこまでなら譲歩できるか」を考えておきましょう。

相手企業のニーズに合わせて経験・スキルをアピールする

「御社で○○の経験を積みたい。△△の知識を身に付けたい」と、自分の一方的な希望・目標をアピールするだけではいけません。相手企業がどんな経験・スキルを求めているかをつかみ、自分がそれを持っていることをしっかりアピールすることが大切です。「私のこの経験・スキルを活かし、御社に貢献できる」ということを伝えましょう。

「新たな経験を積める場」に入っていくとなると、未知の部分も多いはず。相手企業としては「環境になじめるだろうか」「新しいやり方をスピーディにキャッチアップできるだろうか」という点を懸念します。そこで「柔軟性」「適応力」があると安心させることが大切です。これまでの仕事で、部門異動、転勤、職種転換、あるいは社外や社内他部署の人たちと協業した経験があれば、そのエピソードを交えて新たな環境に適応できることを伝えるようにするといいでしょう。

キャリアアップを果たした転職事例

<スキルアップを狙った転職事例>

Aさん(30代前半)は、OA機器の営業を経験後、「人生の一大事に関わる仕事がしたい」と不動産業界を志望。小規模の不動産会社に転職し、先輩のやり方をお手本に戸建て物件の売買仲介を行っていましたが、4年も経つ頃には「十分なスキルが身に付いていないのでは」と不安を抱くようになりました。そこで大手不動産会社グループの売買仲介会社に応募。売買仲介の仕事で挙げてきた実績、この仕事への思い入れ、顧客への提案力を磨きたいという意欲を伝え、採用に至りました。

入社後は大手グループならではの充実した研修プログラムを活用し、これまで自信がなかった不動産関連の法律や税金といった専門知識を習得。不動産知識に限らず「セールススキル」「ロジカルシンキング」などビジネススキルアップ講座も受講しているとのことです。「以前は『接客』の域を出ていなかったが、『課題解決の提案』ができるようになり、扱える物件の種類も広がった」と言います。

<裁量を広げた転職事例>

Bさん(30代後半)は新卒入社した大手商社で8年間、経理職を務めていました。しかし、大規模な組織の中では一部の業務しか担当することができず、物足りなさを感じるように。経験の幅を広げるため、小規模のネットベンチャーに転職しました。その会社では社長のパートナーとして、経理にとどまらず、資本政策、資金調達、銀行・株主との折衝など財務関連の業務を担当。「前職時代、理論として学んでいたことを、初めて『実践』できた」と言います。

そうした得た実務経験を武器に、数百名規模のネット企業に転職。M&Aによるグループ拡大を進める中、財務マネジャーとしてグループ各社の財務戦略、経営戦略に従事しました。大手企業での「安定」を捨ててのチャレンジでしたが、段階的に経験の幅を広げたBさんは、その後、グループ会社のうちの1社の管理担当取締役に就任。経理・財務分野だけでなく、管理部門機能の構築、株式公開の準備など、経営戦略全般に影響を及ぼすポジションを手に入れたのです。

<年収を上げた転職事例>

Cさん(20代後半)は食品会社の商品開発職。飲料を担当し、多くの商品を生み出してきました。しかし、30歳を前にして「自分の年収は低いのではないか」と疑問を抱き、転職エージェントに相談に訪れました。キャリアアドバイザーは、業種・職種・年齢・実績から、Cさんの年収は平均水準より100万円は低いと判断。Cさんは「今の仕事にはやりがいを感じているので、仕事内容を変えずに年収を上げたい」と転職活動を開始しました。

そこでアドバイザーが紹介したのは、Cさんが得意とする飲料ジャンルにこれから力を入れようとしている飲料メーカー。面接の場で開発を担当した商品の現物を見せたところ、「まさに求めている経験」と高評価を受け、年収150万円アップ で採用に至りました。

年収の評価にこれだけの差が生じた要因の一つは、「注力の度合い」。前の会社では、Cさんが担当していた飲料商品は「付属」的な位置づけ、一方、転職先の会社では今後その飲料ジャンルに力を入れ、収益柱として育てていきたい考えでした。Cさんは、仕事内容はそのままで、そのスキルの価値を高く評価してくれる会社に移ったことで、年収アップを実現したのです。

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