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転職マーケットトピックス 販売・サービス職(2011年1月号)編転職マーケットトピックス 販売・サービス職(2011年1月号)編

2011年1月6日更新

販売・サービス転職市場の変化

販売・サービス転職市場の変化

2010年の転職市場を振り返る

●店長・SV候補の採用が活発
2009年に続き、勢いのある小売・外食チェーンが店長/売り場責任者候補の積極採用を行いました。ただし、年の後半から採用姿勢に変化が見られるようになりました。以前は、慢性的な人手不足の解消を目的とする求人が中心でしたが、人員の充足に伴い、「長期的な視点で企業の成長を支えていける人材」を求める傾向が強くなりました。

●ファストファッション業界で大型採用
ファストファッション分野では、数年以内に100店規模の出店計画を打ち出す企業などが、店長/VMD/フロアリーダーなどの複数採用を実施。アパレル経験者だけでなく、他業態でマネジメント経験を持つ人にも門戸を開きました。

●複数の商業施設運営会社がテナントの販促担当を募集
大手系列の商業施設運営会社では、テナントの販促・運営管理を強化する動きが見られました。複数の企業が店長・SV経験者を対象に募集。人気が高く、多くの応募者が集まったことから、ほとんどの企業が早々に採用を終えました。

●店舗経験を生かし、異業界へ転職した人も多数
医療業界では、未経験者を対象としたMR(医薬情報担当者)の求人が活発化。福祉業界からは、介護施設の運営責任者の求人が出てきました。ほか、大手レンタカー会社の新規事業拠点の店長候補、大手ネット通販会社による物流センターのマネジメント業務、フィットネスジムの運営責任者、学習塾チェーンの教室長など、店長・SV経験を生かせる求人がさまざまな業界が寄せられ、多くの方が異業界への転職を果たしました。


2011年、求人市場はどう動く?

●指導・教育を担うポジションのニーズが発生
店舗拡大が一段落した企業では、採用したスタッフを指導、教育するポジションのニーズが高まると考えられます。教育・研修の経験がある方にはチャンスが巡ってくるかもしれません。

●EC関連のMD職の求人が増える見込み
不況で消費が低迷する中、外出を控えて家の中での生活を楽しむ「巣ごもり消費」が拡大。ネット通販の市場規模は右肩上がりで伸びており、2010年12月の年末商戦ではヤフーと楽天が1日当たりの取り扱い高で過去最高を更新しました。
2011年も電子商取引(EC)に力を入れる企業は多いと見られ、ECサイトのMD職の求人が増える可能性があります。リアル店舗でのMD経験が生かせるでしょう。

●医療・福祉関連への転職チャンスが継続
2011年も、未経験者を対象としたMR(医薬情報担当者)、福祉関連施設の運営責任者などの採用が続くと見込まれます。店舗運営におけるマネジメント、戦略策定、交渉などを経験してきた人にはキャリアチェンジを図るチャンスがあります。



1~3月の転職活動のポイント

1~3月の転職活動のポイント

なるべく早めに活動することで成功率が高まる

内閣府の景気動向指数を踏まえても、雇用の落ち込みが想定されています。求人があるうちに、少しでも早く活動することをおすすめしします。
たとえば、「4月1日に入社してもらい、新卒入社者と一緒に研修を行いたい」という企業も。選考~退職のスケジュールを踏まえると、1月から活動するのが得策です。
また、年度末~年度初めが繁忙期となる業種・業態で勤務している方の場合は、比較的余裕がある1~2月のうちに活動を始めておいてください。

他の職種におけるマーケットトピックス「2011年 採用動向予測」

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