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転職マーケットトピックス 販売・サービス職(2012年1月:2012年 採用動向予測)編転職マーケットトピックス 販売・サービス職(2012年1月:2012年 採用動向予測)編

2012年1月5日更新

販売・サービス転職市場の変化

2011年の転職市場を振り返る

●採用が縮小する中、海外展開を視野に入れる企業は意欲的
震災以降、小売・外食企業の多くは厳しい経営環境にさらされ、採用意欲も減退しています。
そうした中でも、海外展開を進めている、あるいは今後視野に入れている企業は、意欲的に採用を行いました。既存社員の海外転勤に伴い、空いた国内店舗のポジションの補充ニーズが生じたほか、将来的に海外店舗の運営・管理を担える人材を求める動きが見られました。

●大手コンビニチェーンで大型採用が復活
久しぶりに大手コンビニチェーンで大量採用がスタートしました。新業態の展開や、店舗が少ない郊外などへの出店強化、海外展開などを背景に、複数の企業が店舗開発職、SV候補の採用に乗り出しました。

●複数の商業施設運営会社がテナントの販促担当を募集
大手系列の商業施設運営会社では、テナントの販促・運営管理を強化する動きが見られました。GMS系をはじめ、鉄道系や商社系など、複数の企業が店長・SV経験者を対象に募集を行いました。

●販売・サービス経験を活かせるキャリアチェンジの道が多彩に
販売・サービス職から異分野へのキャリアチェンジの選択肢が多様化しました。医療、保険、住宅など、営業経験がなくても応募できる営業職求人が増加。飲食店向けコンサルタント、TV通販のコールセンターマネージャー、介護施設の運営責任者、学習塾チェーンの教室長など、店舗の運営・管理経験が生かせる求人が多数発生し、多くの方が異業界への転職を果たしました。

2012年、求人市場はどう動く?

●小売・外食は採用が縮小か。好調企業の戦略に注目を
円高やユーロ不安を背景に、2011年秋頃から、輸出をメインとする製造業の採用活動が縮小しています。その影響が小売・外食産業に及ぶのは、およそ3~4ヵ後。それをふまえると、2012年には求人が減少する可能性があります。
小売・流通業界では、吸収・合併などの再編が起きるかもしれません。各社の戦略や将来性に注目し、選ぶべき企業を見極めたいものです。
好調な小売・外食企業が海外に展開する動きも止まることはなさそうです。海外での店舗運営に興味がある方は、語学力を磨いておいてください。

●営業職への転職など、キャリアチェンジのチャンスは続く
2011年に続き、福祉や教育の分野では、施設運営職の採用が行われるでしょう。
営業職の採用も堅調に推移する見込み。営業未経験者を対象としている求人もあり、販売・サービス職の方々も、顧客折衝のスキルを活かして転職するチャンスがあります。
原発問題によって新エネルギーが見直される中、太陽光発電システムなどの営業求人も出てきています。時代に即したサービスと、その拡販を担う営業・販売職の求人はこれからも出てくると期待できますので、常にアンテナを張っておいてください。


1~3月の転職活動のポイント

繁忙期の合間のチャンスを逃さずに活動を

小売業界の方は1月下旬にセールが一段落。3月にかけて、転職活動に動きやすい時期といえるでしょう。それは企業側も同様ですので、この時期は採用活動が活発化します。
小売・外食業界の場合、新卒の採用活動時期は他業界よりやや遅め。今年は5~6月にピークを迎えると予想されます。その時期になると、中途採用にかけるパワーが弱まり、求人件数が減少したり、選考が滞ったりしがちですので、なるべく3月中の内定獲得を目指し、転職活動スケジュールを立てることをおすすめします。この時期を逃すと、GW、夏のセールなどの繁忙期が続き、転職実現がさらに先延ばしとなってしまうかもしれません。



キャリアアドバイザーより

キャリアチェンジを目指す人は、異業界の面接担当者に対し、これまでの実績や自身の強みをわかりやすく伝える必要があります。これまでマネジメントしてきた「人(アルバイトスタッフなどの指導・教育)」「モノ(商材・サービス)」「金(売上・コスト管理)」「情報(競合調査・マーケット調査など)」それぞれについて、自分がどう取り組んできたか、何を重視してきたかを整理しておきましょう。

※この記事は、2012年1月5日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。

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