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転職マーケットトピックス コンサル・金融・不動産系専門職(2010年6月:海外展開が加速)編転職マーケットトピックス コンサル・金融・不動産系専門職(2010年6月:海外展開が加速)編

2010年6月17日更新

海外展開の動きが幅広い業種に拡大

海外展開の動きが幅広い業種に拡大

上海万博にW杯と、世界的イベントが注目を浴びている2010年。長らく国内市場に成長を求めてきた金融、建設・不動産業界も、海外に目を向け始めました。

国内金融系企業、ゼネコンも海外進出

2008年、野村證券が破綻した米リーマン・ブラザーズのアジア・太平洋部門を引き継いだ際「優秀な人材の確保を目的とした買収」と強調し、2011年の新卒採用から「グローバル型社員」の適用を新卒採用にも広げ、全体の1割弱の50人程度を採用する方針。対して大和証券グループは、数年前から10人前後の外国人を新入社員としてコンスタントに採用しています。

損保・生保会社でも、アジアやロシアの市場開拓に乗り出しており、現地法人との提携や合弁会社設立の動きが目立ちます。
ゼネコン各社も、国内公共工事の減少から、海外進出に力を入れている。事業戦略に伴い、中途採用も海外・語学力というキーワードが目立ち始めています。

●海外案件の増加に伴い、公開引受やM&Aなどのニーズが堅調
金融業界で英語力を求められる求人としては、公開引受/ディーラー/アナリスト/M&Aなどがやはり目立ちます。

●建設分野でも、海外プロジェクト要員を求める
建設・不動産分野では、海外の建設プロジェクトを手がける商社や大手メーカーが「大手ゼネコンでの建設コンサルティング経験者」を求めています。メールの読み書きと簡単な会話ができる、中級以上の英語力が必須条件です。


語学力・海外業務適性のアピール法

語学力・海外業務適性のアピール法

TOEIC®スコアよりも重要なものとは

英語力を求める求人票には、多くの場合、TOEIC®スコアの目安が記されています。しかし、実際の選考においては、TOEIC®スコアよりも実務で使用した経験の方が重視されます。
TOEIC®でハイスコアをとれる自信があれば受験するに越したことはありません。ただ、スコアによっては採用企業からマイナスの評価を受けてしまうこともあります。「実務で英語を使っているがテストは苦手」という方は、無理して受験するよりも「どんな場面で、どのように外国語を使ったか」をくわしく伝えられるようにした方がよいでしょう。

実務での使用経験がない方は別です。実際の語学能力よりも、実務での経験の有無で評価されてしまうので、アピールできる要素は多いにこしたことはありません。TOEIC®スコアはもちろん、短期出張、海外留学やワーキングホリデーの経験などアピールできる要素はすべてアピールしましょう。


他の職種におけるマーケットトピックス「海外展開が加速 英語必須時代はすぐそこ」

語学力がキャリアの可能性を広げる武器になる

「新規事業に携わりたい」「社内で重要視されている『花形』部門に行きたい」…そんな希望の声をよくお聞きします。その希望を叶えるために有効なのが、「語学力」です。
今、「新規プロジェクト」と呼ばれるもの、今後の収益の柱として期待されている事業には、海外と関わるものが多数見られます。語学力を磨くことで、社内あるいは転職市場でチャンスをつかめる可能性が高まります。

語学力が、危機から身を守りチャンスに変えるツールになる

異業界ではありますが、老舗アパレルメーカー「レナウン」が中国企業の傘下に入るというニュースは記憶に新しいと思います。業界を問わず、M&Aはグローバルに行われ、中国企業を中心に新興国の企業が技術力やブランドを求め、日本企業を買収するケースは今後も続くと考えられます。
新しい経営者側、上司と「コミュニケーション」が取れるかどうかは大きなポイントとなります。変化に直面した際に自分のポジションを守り、新たな組織体制の中で存在価値を発揮するためにも、語学力を身につけておくに越したことはないでしょう。



キャリアアドバイザーより

業界・職種・ポジションによって、求められる語学力の内容やレベルは異なります。自分が目指したい仕事では、どんな場面で外国語を使い、どんなレベルが求められるのかを確認してみてください。目標が明確になり、学習計画も立てやすくなります。
語学力を磨くことで、キャリアの可能性は業界内外へ大きく広がります。中朝的視点で、語学力をどう生かしていくか検討してみてはいかがでしょうか。

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※この記事は、2010年6月17日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。

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