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転職マーケットトピックス IT・通信系技術職(2010年6月:海外展開が加速)編転職マーケットトピックス IT・通信系技術職(2010年6月:海外展開が加速)編

2010年6月17日更新

海外進出の動きが活発化、IT分野も例外ではない

海外進出の動きが活発化、IT分野も例外ではない

上海万博にW杯と、世界的イベントが注目を浴びている2010年。経済界でも、中国をはじめとする新興国の成長を報じるニュースや、それらの市場にビジネスを仕掛けていく動きが目立ちます。

IT業界ではネット・モバイル系企業が海外に積極展開

大手企業の例をご紹介すると、楽天は、すでに台湾、タイに進出しているほか、中国やインドネシアでもネットショッピングモール構築計画が進行中。6月末には米国の大手ECサイトを買収・子会社化し、北米市場にも進出する予定です。
「モバゲー」をヒットさせたディー・エヌ・エーも「世界を狙う」と表明し、5月、モバゲータウンをベースにしたiPhoneアプリを海外向けにリリースしました。
各社の海外事業展開に伴い、海外、外国語に関する求人も目立つようになっています。

よく見られる海外、外国語に関する求人

4月からの新体制や担当職務内容に不満を抱いた人たちは、GW中に転職を検討します。GW明けに転職活動を開始する人が多く、求人企業には応募書類が押し寄せるため、選考が遅れがちになるばかりか、ライバルも増えます。そこで、GW前に応募しておくことで、選考が一歩早く進み、スムーズな内定につながる確率が高まります。

●ネット分野では、現地スタッフのマネジメント人材を強化
現地対応を行う多くの求人では、マネジメントのほか、マーケティングリサーチも担います。語学能力は「会話力」を重視しています。

●インフラ分野は海外でデータセンターを運営する企業が求人
以前から英語力を求める求人はあるものの、景気悪化以降、インフラエンジニアの求人が激減していった中でも、英語力を条件とする求人の採用は続きました。今後も英語力を必須とする求人は増えていくと見込まれます。

●外資系医療系企業が社内SEを募集
医療業界で外資系企業の日本市場参入が活発になっています。人気職種かつ給与水準も高い企業が多いので、社内SEの志向をお持ちで英語力があれば積極的に応募してみましょう。


語学力・海外業務適性のアピール法

語学力・海外業務適性のアピール法

TOEIC®スコアよりも重要なものとは

英語力を求める求人票には、多くの場合、TOEIC®スコアの目安が記されています。しかし、実際の選考においては、TOEIC®スコアよりも実務で使用した経験の方が重視されます。
TOEIC®でハイスコアをとれる自信があれば受験するに越したことはありません。ただ、スコアによっては採用企業からマイナスの評価を受けてしまうこともあります。「実務で英語を使っているがテストは苦手」という方は、無理して受験するよりも「どんな場面で、どのように外国語を使ったか」をくわしく伝えられるようにした方がよいでしょう。

実務での使用経験がない方は別です。実際の語学能力よりも、実務での経験の有無で評価されてしまうので、アピールできる要素は多いにこしたことはありません。TOEIC®スコアはもちろん、短期出張、海外留学やワーキングホリデーの経験などアピールできる要素はすべてアピールしましょう。


他の職種におけるマーケットトピックス「海外展開が加速 英語必須時代はすぐそこ」

語学力がキャリアの可能性を広げる武器になる

「新規事業に携わりたい」「社内で重要視されている『花形』部門に行きたい」…そんな希望の声をよくお聞きします。その希望を叶えるために有効なのが、「語学力」です。
今、「新規プロジェクト」と呼ばれるもの、今後の収益の柱として期待されている事業には、海外と関わるものが多数見られます。語学力を磨くことで、社内あるいは転職市場でチャンスをつかめる可能性が高まります。

語学力が、危機から身を守りチャンスに変えるツールになる

異業界ではありますが、老舗アパレルメーカー「レナウン」が中国企業の傘下に入るというニュースは記憶に新しいと思います。業界を問わず、M&Aはグローバルに行われ、中国企業を中心に新興国の企業が技術力やブランドを求め、日本企業を買収するケースは今後も続くと考えられます。
新しい経営者側、上司と「コミュニケーション」が取れるかどうかは大きなポイントとなります。変化に直面した際に自分のポジションを守り、新たな組織体制の中で存在価値を発揮するためにも、語学力を身につけておくに越したことはないでしょう。



キャリアアドバイザーより

ネット関連業界で働く方の話を伺っていると、中国や韓国をはじめ海外のスタッフと協業する機会が増えていることから、英語力を身に付ける必要性を感じている方が多く見られます。今後もグローバル化がさらに進むと考えられます。
語学力、特に会話能力を持つ方がまだまだ希少な今、海外・外国語というキーワードでキャリアを積んでおくことは近い将来大きな武器になるはずです。能力を持て余している方、危機感をお持ちの方は、転職という選択肢を一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

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※この記事は、2010年6月17日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。

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