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転職のリクルートエージェント > 転職成功ガイド > 転職マーケットトピックス > 2011年度版 10月に転職活動を始める4つのメリット > コンサルタント・金融・不動産系専門職(2011年10月:2011年度版)
2011年10月27日更新
下期が始まる10月。実は転職活動を始めるのに10月は都合の良い月なのです。求人環境、スケジュールの観点からメリットをご紹介します。検討の参考にしてみてください。
10月は、上半期の業績や市況を踏まえ、下半期に向けての戦略が固まる時期。その戦略に必要な人材を採用する動きが出てきます。企業として注力している部門であることが多く、入社後の期待が高いでしょう。また、まとまった数の募集が行われるケースもあります。
下半期がスタートする10月は、多くの企業で人事異動が行われ、組織体制が変わります。
新体制で実際に稼働してみると、「このポジションが足りない」という人材不足が浮き彫りとなり、その人材不足を埋めるための単発求人が出てくることがあります。
つまり、通年採用が行われていない企業や職種の求人が比較的増えるのです。
10月に出てくる求人は、1月~2月入社を前提とするものが多数。退職準備・引き継ぎ期間をふまえて逆算すると、11月末~12月末に内定を得て、在籍企業との退職交渉に入るスケジュールとなります。
「冬のボーナスをもらってから転職したい」という方にとっては、10月は転職活動を開始するのに適したタイミングといえるでしょう。
GWがある春、お盆休みがある夏など、転職活動中に大型連休が入る季節は、選考が遅れたり面接希望日が相手と噛み合わなかったりで、活動スケジュールが乱れがちです。計画が狂い、退職や入社のタイミング調整に苦労することもあります。
その点、10月からスタートすると年末まで大型連休がなく、スケジュール通りに進めやすいといえます。
ただし、年末が近づくにつれ、企業側も応募者も忙しくなり、日時の調整が難しくなるのでご注意ください。
金融機関、総合商社が総合職採用に乗り出している
複数の金融機関で総合職が復活。また、総合商社でも総合職採用が動き出しています。年内に募集終了となる可能性がありますので、10~11月が勝負時といえるでしょう。
金融業界では、リテール部門で活発な採用が続くほか、資産運用経験者にも転職のチャンスが巡ってきました。不動産業界では、例年この時期に行われる大手グループの採用が、今年も動いています。また、需要増を見込んだハウスメーカー各社が営業職の大量採用を進めています。
金融業界では、この時期、早期退職者を募集する動きがあります。転職市場に金融系人材が増え、活発化すると同時に、混乱も招く可能性があります。「ライバル」が溢れかえる状況になる前に、いち早く行動を起こしておくのが得策といえそうです。
また、最近では金融機関、総合商社ほか大手企業の総合職採用が活発化しています。当然ながら人気が高く、企業によっては数日で採用枠の100倍近い応募が殺到し、1週間程度で募集を終了してしまうこともあります。
迷っている時間はありません。少しでも興味があるなら、まず応募してみてください。書類選考の結果を待つ間に企業研究や自己分析を行い、「面接で確認すること」や「本当に入社したいのか」の検討をすればいいのです。
金融スペシャリストの採用では、面接が5次まであるケースも多いのですが、3~4次面接まで進んで不採用となるケースが多発しています。
書類選考~1・2次面接を行う現場担当者は経験・スキルのレベルで判断しますが、3・4次以降の面接を行う役員~経営者レベルになると、「会社の成長を支えていける人物か」「企業風土や理念に共感しているか」などに注目しています。今の厳しい局面を乗り越えなければならないからこそ、ポテンシャルや意欲を重視しているのです。
つまり、いかに経験を積んでいても、「この会社に入って何をしたいのか」「将来、どんな自分になりたいのか」などを明確に語れなければ、採用には至りません。
面接対策というと、自分が積んできたキャリアを伝えることに集中してしまいがちですが、それと同時に「将来ビジョン」も、伝えられるようにしておきましょう。
総合商社をはじめ、金融機関、大手企業の総合職の採用においては、「英語力」が必須、あるいは有利となります。短期間で多数の応募者が押し寄せる中、書類選考はデジタルに行われますので、TOEIC®スコアを明記できないがために面接に進めないケースも見られます。目安は「過去2年以内に730点以上」。応募したいと思ったときにすぐに動けるように、TOEIC®のスコアを更新しておいてください。
保険業界の損害サービス職、事業再生を担うコンサルタント、「スマートシティ」プロジェクトの推進要員、耐震補強を手がける設計/施工管理ほか、震災の影響でニーズが高まった職種は多数あります。可能性を探り、チャンスをつかんでください。
グローバルな経済状況に左右されるものの、M&Aやプロジェクトファイナンスなどのニーズが高まる可能性は大。後半の動きに注目を。コンサルティング会社による積極採用もしばらく続くと思われます。
金融業界では、外資系企業で採用の凍結が見られたものの、リテール部門を中心に今も活発な採用が続いています。コンサル業界、不動産業界でも、震災前の求人はほぼ継続。5月以降は年度の採用計画も動き出し、新たな求人も出てきています。
異動、転勤の季節です。自身の異動・転勤はもちろん、周囲の異動・昇進にも何か感じるところがあるのではないでしょうか。4月は今後のキャリアを考えるいいタイミングです。
市場に明るい兆しがいくつか現れています。日本株における調査、資産運用分野、不動産金融分野などで求人が増えていく可能性があります。M&Aなどグローバル戦略を担う人材ニーズも高まる見込み。
期の変わり目には、欠員補充求人、新たな戦略にもとづく求人が発生します。専門性を生かした転職、ポテンシャルを武器にした異業界への転職、いずれもチャンスがあります。