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転職マーケットトピックス 電気・機械系技術職編(2010年6月:海外展開が加速)編2010年6月17日更新
上海万博にW杯と、世界的イベントが注目を浴びている2010年。経済界でも、中国をはじめとする新興国の成長を報じるニュースや、それらの市場にビジネスを仕掛けていく動きが目立ちます。
以前から多くのメーカーが海外、とりわけ新興国に進出を進めてきたのは、人件費の観点から「工場」として魅力があったといえるでしょう。しかしここにきて、各メーカーは新興国を「成長市場」として捉え始めています。
2010年3月期決算で、自動車大手8社はすべて営業黒字を確保。回復の要因は新興国での好調な販売。各社は今後も新興国市場の拡大を重要戦略と位置づけ、需要にスピーディーに応えるべく、現地での生産・販売・アフターサービス体制を強化しています。
トヨタでは、長春の新工場稼動を2012年前半に予定し、インドでも新工場の建設を進めています。
ホンダも5月、中国での自動車生産台数を2012年後半までに現在の約3割増に引き上げると発表しました。
日産は、戦略小型車「マイクラ」(日本名:マーチ)を3月からタイで生産をスタートさせ、インド、中国、メキシコでも生産の準備が進んでいます。さらに日産は、生産だけにとどまらず日本のメーカーとして初めて北京市内にデザインスタジオを開設し、現地のニーズをふまえたデザイン開発に取り組む方針を掲げています。
電機業界でも、現地の生活様式に応じた製品開発を行うため、海外生産を強化。パナソニックは2013年3月期までの中期経営計画として、連結売上高に占める海外比率を現在の約48%から55%に高めること、将来的には新興国を中心として海外売上高比率を60%以上にする方針を発表しました。
事業戦略に基づき、求人についても海外・外国語というキーワードが目立つようになっています。
2010年6月時点、当社に寄せられている機械・電気計エンジニア求人のうち、5~6件に1件は、何らかの英語力を求める求人です。海外とのやりとりは年々増えているため、この割合は今後増えていくでしょう。
海外展開している国内メーカーからは、生産技術/品質管理を中心に、設計・開発職などでも英語力を求める求人が出てきています。
一方、外資系メーカーからも、アプリケーションエンジニア/フィールドエンジニア/サービスエンジニアなどの求人が中心で、いずれも英語力が必要です。
英語力が必要といっても、多くの場合、求めるレベルは決して高くありません。「英文マニュアルが読める」「メールのやりとりができる」というレベルで応募可能という求人が多数。その分野での技術力を重視し、英語に関しては「アレルギーがなく、これから学ぶ意欲があれば受け入れる」という傾向が見られます。
一方、「英語力は高いが、技術面での経験が浅い」という人の場合、英語力を武器に転職し、そこで先端技術を身に付けることも可能です。
英語力を求める求人票には、多くの場合、TOEIC®スコアの目安が記されています。しかし、実際の選考においては、TOEIC®スコアよりも実務で使用した経験の方が重視されます。
TOEIC®でハイスコアをとれる自信があれば受験するに越したことはありません。ただ、スコアによっては採用企業からマイナスの評価を受けてしまうこともあります。「実務で英語を使っているがテストは苦手」という方は、無理して受験するよりも「どんな場面で、どのように外国語を使ったか」をくわしく伝えられるようにした方がよいでしょう。
また、実務での使用経験が薄い方は、次のような経験でも場合によってはアピール材料として活用できます。
●英語のマニュアルや文献を読んだことがある
●海外への留学、出張、駐在の経験がある(短期でも可)
●修士論文を英語で書いた
●TOEIC®スコア500以上取ったことがある(※英語へのアレルギーがなく、今後学んでいけそうだと見なされる。即戦力の語学力を求められている場合は700以上が目安)
語学力がキャリアの可能性を広げる武器になる
「新規事業に携わりたい」「社内で重要視されている『花形』部門に行きたい」…そんな希望の声をよくお聞きします。その希望を叶えるために有効なのが、「語学力」です。
今、「新規プロジェクト」と呼ばれるもの、今後の収益の柱として期待されている事業には、海外と関わるものが多数見られます。語学力を磨くことで、社内あるいは転職市場でチャンスをつかめる可能性が高まります。
語学力が、危機から身を守りチャンスに変えるツールになる
異業界ではありますが、老舗アパレルメーカー「レナウン」が中国企業の傘下に入るというニュースは記憶に新しいと思います。業界を問わず、M&Aはグローバルに行われ、中国企業を中心に新興国の企業が技術力やブランドを求め、日本企業を買収するケースは今後も続くと考えられます。
新しい経営者側、上司と「コミュニケーション」が取れるかどうかは大きなポイントとなります。変化に直面した際に自分のポジションを守り、新たな組織体制の中で存在価値を発揮するためにも、語学力を身につけておくに越したことはないでしょう。
キャリアアドバイザーより
電気・機械系エンジニアの方とお話ししていると、いずれ海外事業に関わることを視野に入れている方、語学を学ぶなどの準備を始めている方が増えているのを感じます。
また、海外勤務を経験した方からは「最初は抵抗があったが、やってみると幅広い仕事ができて面白い」「現地が気に入ったので、ずっとここで暮らしたい」という声も聞こえてきます。
海外事業の拡大に対し、興味あるいは危機感を抱いているであれば、中長期視点でキャリアの構築を検討してみてはいかがでしょうか。
※この記事は、2010年6月17日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。
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新興国への工場移転や新設に伴い、英語や中国語などの語学力を備えたエンジニアのニーズがいっそう高まるでしょう。電気・半導体分野ではFAE、サービスエンジニア、技術営業の採用が続きそうです。