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結婚を機に転職を考えている。タイミングはいつがいい?

「そろそろ結婚、いずれは子どももほしい。でも、今の仕事と両立していけるかどうか不安」――そんな悩みを抱える女性は多いようです。理想のワークライフバランスを手に入れるために、どんなアクションを起こせばいいか、どのように転職先を選べばいいのか悩む相談者に、組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏が解決のヒントをアドバイスします。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

【転職相談】仕事と家事・育児を両立できる会社に転職したいのですが…

<相談者>Aさん/29歳/女性/ネット系ベンチャー・企画職/転職歴なし

相談者 ネット系ベンチャーでサービス企画に携わっています。仕事内容にも、3名のチームリーダーを任されていることにも、やりがいを感じている一方で、残業が多く体力的にはきついとも感じています。

プライベートでは、付き合っている彼とそろそろ結婚しようかという話が進んでおり、30代前半には子どもも欲しいのですが、結婚後も今の労働環境が続くのであれば、仕事と家事・育児を両立できるのか不安です。キャリアは今後も積んでいきたいので仕事を辞める考えはありません。将来を見越して、今すぐ転職したほうがいいのかどうか迷っています。

アドバイザー 今の仕事にはやりがいを感じていて、問題は労働環境なのですね。では、すぐに転職に踏み切るのではなく、まずは今の会社の環境を変える方法を探ってみませんか。例えば、残業時間の削減につながる業務効率化を提案するなど。産休・育休のほか時短勤務といった、仕事と育児の両立を支援する制度や仕組みはないのでしょうか。

相談者 制度はあるのかもしれませんが、20代が多い会社なので、実際に育児をしながら仕事を続けている女性社員がいないんです。

アドバイザー では、あなたが率先して会社に提案してみてはいかがでしょうか。「女性が結婚・出産後も長く働ける制度や環境を整えましょう」と。あなたがそれを活用することで、後に続く後輩女性たちのロールモデルにもなれると思います。

会社としても、女性社員が長く活躍してくれることを望んでいるのではないでしょうか。ここ数年、政府が女性活躍を推進してきましたので、さまざまな企業が女性の働きやすい制度・環境づくりに取り組み、中小企業でも成功している事例があります。そうした他社の取り組み事例も参考にして提案し、導入を促してみるのも手だと思います。

相談者 そうですね。経営トップの方々がどう反応するかわかりませんが、チャレンジしてみたいと思います。
でももし、この会社で環境を変えるのは無理だと判断した場合は、すぐにでも転職したほうがいいでしょうか。それとも、実際に妊娠・出産後に状況を見て転職を検討した方がいいでしょうか。

アドバイザー どのタイミングが最適かは一概には言えません。今の会社にとどまることで価値あるキャリアを築くことができるなら、出産後でも有利な転職ができる可能性もあります。

ただ、転職後、新しい組織になじみ、仕事を覚えるのにそれなりに時間がかかります。特にキャリアも重視したいあなたの場合、キャリア面である程度実績を出したり、安定をしていたりしないと、プライベート面を計画通りに進めることが心理的にしづらいかもしれません。

1つの考え方として、転職してご自身が安定して働き、キャリア上で自信を持てるようにしていく期間を設けるために、自分に時間的猶予を与えてみるのはいかがでしょう。

相談者 例えば、33歳で出産する計画を立て、30歳頃には転職して3年程度は実績を積むというのはいかがでしょうか。

アドバイザー 何年かかるかは、当然ながら人それぞれです。職場で自分のポジションを確立しておけば、出産で一時期仕事を離れることへの心理的ハードルが下がりますし、復職もスムーズだと思います。そのためには早いタイミングで転職しておくのも一つの策だと思います。

仕事と家庭を両立するために、転職先をどんな視点で選べばいい?

相談者 転職したとして、仕事と家庭を両立することが本当にできるのか不安です。実際、私と同じような悩みを抱えて転職している女性もいるんでしょうか?

アドバイザー 私が転職活動をサポートしたBさんは30歳前後で、結婚1年目のときに転職活動を始めました。ネット系金融機関に勤務されていましたが、夜遅くまで働くことが多く、いずれ子どもを持つことを想定して、ワークライフバランスを整えることを目指されたんです。

「金融業界のキャリアを活かしたい」という希望があり、結果的に政府系金融機関に転職されました。勤務体系が整っており、18時には退社できるので、平日夜間に余裕ができたとか。また、疲労が溜まることがなく土日もアクティブに過ごせるようになったそうです。「この生活ペースなら子どもを生んでも大丈夫」と、自信を持たれたようでした。

また、20代後半のCさんは結婚直前に転職に踏み切りました。大手証券会社で営業の第一線にいたのですが、仕事の負荷が高く、家庭と両立できないと考えたのです。彼女が選んだのは、別の大手証券会社で、既存顧客のアフターフォローや営業の支援を行う仕事でした。証券の経験を活かしつつ、職種を少し変えることで、残業や営業ノルマの苦しさが軽減されました。

このように、ワークライフバランスを整えやすい制度・環境がある会社を選ぶ、あるいは経験を活かしながらも少し職種分野を変えることで、「働きやすい」を実現することは可能だと思います。

最近では、リモートワークを導入する企業も増えてきましたが、そうした会社を選べば、例えば「子どもが熱を出したので、今日は在宅勤務する」といった働き方も可能になるでしょう。また、「時短勤務」の制度についても、企業によっては複数パターンを用意していたり、期間を延長したりと、個々の事情に応じて活用できるよう、さまざまな配慮がなされています。

ただ、気を付けていただきたいのは、制度はあっても運用されていない企業もあるということです。「同僚たちの目が気になり、制度を使いたくても使えない」というワーキングマザーからの声は結構多く聞かれます。

「仕事と育児の両立支援」が建て前ではなく本当に機能しているのか、ワーキングマザーを支援する風土があるのか、しっかり見極めることが大切です。

転職エージェントを利用してみよう

リクルートエージェントでは、女性のキャリアが活かせる企業紹介や、転職活動に関するサポートも行っています。
不安になったときに相談ができて、転職成功まで伴走してくれる、そんなパートナーを持つことで安心できると思います。

また、応募先企業に対し、「この点を確認したい」「この条件について交渉したい」といったとき、自分で直接切り出すとマイナス印象を抱かれそうで怖い……ということもあります。そうした場面でも、転職エージェントが間に入って確認や交渉をしてくれるので、頼れる存在となるでしょう。

気になることがあれば相談してみてはいかがでしょうか。

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