現在公開中の求人情報を探す
職種から探す- 営業・販売・カスタマーサービス/
- 企画・マーケティング・経営/
- 事務・管理/
- 物流・購買・貿易・店舗開発/
- コンサルタント/
- 金融専門職/
- 不動産専門職/
- クリエイティブ/
- SE・ITエンジニア/
- エンジニア(設計・生産技術・品質管理)/
- 建築・土木・設備/
- 医療・医薬・化粧品/
- その他(講師・調理師・介護など)/
転職のリクルートエージェント > 転職成功ガイド > 転職マーケットトピックス > 2010年度上半期の転職市場動向と下半期の動向予測 > IT・通信系技術職(2010年9月:2010年度上半期の転職市場動向)
2010年9月16日更新
昨年度の下半期と比較すると、2010年上半期の求人市場は活性化しました。
求人件数が増加し、ここ数年採用を控えていた企業も採用に動き出しました。
アプリケーション分野では、5~6月頃から大手~準大手Sierの求人が回復。ユーザー系SIerの採用も活発化しました。7月以降は金融関連の案件に関わる求人が増えています。独立系SIerも8月頃から徐々に採用に動き始めました。
インフラ分野でも、6月頃から大規模案件や大手企業関連の求人が増加。それまでは全く見られなかったメーカー系SIerや大手メーカー本体からも求人が出てきました。ネット関連企業でもインフラエンジニアへのニーズが一段高まりました。
ネット分野では、業界トップクラスの企業やSNS・モバイル向けサービスを展開する企業が積極採用を展開しました。技術力のみを武器に転職を果たす人、SIerから転職する人が多く見られました。
昨年度と比較すると、全般的に書類選考の通過率が上昇しています。
アプリ分野では、30代半ば以上の方や転職歴が多い方など、昨年まで転職活動で苦戦してきた方々でも、マネジメント経験があれば採用に至るケースが増えてきています。
Web系では、通常2~3年の実務経験が求められるところ、独自にPHPやandroidを学ぶなどしてWebアプリの開発に取り組んでいるような人も面接に進めるようになっています。
インフラ分野では、中堅SIerで求める要件をやや緩和する動きが見られます。これまでは、ハイレベルな経験を持つ方かポテンシャルが高い若手、いずれかを求める傾向がありましたが、最近は「中間層」のエンジニアが応募できる求人が増えてきました。
大手では今も高いレベルを求めているほか、ネットサービス系のインフラエンジニア採用は昨年より要件が厳しくなっていますが、全般的には幅広い人にチャンスが広がってきたといえるでしょう。
ただし、書類選考通過率が上がったとはいっても、面接のジャッジは厳しく、油断はできない状況です。
アプリ/インフラともに、下半期も求人件数は伸びていくと期待できます。
業績が回復したメーカーの系列企業からの求人、商社系からの求人が出てくると期待できそうです。
プロジェクトが動き出すのに伴い、二次請けのSIerからは、案件受注を目的とした人材強化のニーズが増える可能性があります。
ネット系も、引き続き積極採用が続くでしょう。ただし、人気が高い大手企業は求める要件をゆるめることなく、厳選採用の姿勢が続きそうです。
ネットサービス関連では、SNSやツイッターのプロモーションを担うプランナーなどのニーズがこれから顕在化してきそうです。スマートフォンや電子書籍関連など、新分野に関わるWebディレクターなどの求人も出てくるかもしれません。
これから転職活動計画を立てる場合、プロジェクトにしばられていない方であれば、「1月1日入社」を目標とするといいでしょう。ボーナス支給後であり、新たな気持ちでスタートが切りやすいタイミングです。
1月1日入社を目指す場合、在職中の方であれば、退職交渉~引き継ぎ期間が必要であることをふまえ、11月下旬には内定を得たいところ。そのためには、今すぐ活動を開始しましょう。
求人環境は一時期より好転していますが、競争率が高いので、多くの企業に併行して応募することをおすすめします。
また、書類選考通過率は上がっているものの、面接のジャッジはまだまだ厳しい状況が続いています。
スキルの確認が中心となる1次~2次面接はスムーズに進んでも、経営者・役員レベルが判断を下す最終面接で不採用となるケースは多々あります。その理由としては、「目先の仕事をこなす能力はあるが、将来性を感じない」「当社で何がしたいのか、将来ビジョンを持っていない」というものが目立ちます。
また、意欲のレベルを測るために、企業のことをどれくらい調べてきているかも選考のポイントになっています。
採用企業をよく研究すること、今後~将来にわたり自分が何を目指すのかを語れるようにしておくこと、この2つの対策により転職成功率が高まるでしょう。
キャリアアドバイザーより
SIerでは「マネジメント経験」「マネジメント適性」を重視し、ネット企業では「技術力」「技術への探求心」が評価される傾向が見られます。マネジメントを目指すのか、技術を極めていきたいのかなど、自身の方向性の軸を定め、それに応じたキャリアを積める企業を選びましょう。特に大手ネット企業では、スキルだけでなく、志向性がマッチするかどうかが注目されています。
自分に合う1社を選ぶためにも、私たちキャリアアドバイザーの情報を活用してください。
※この記事は、2010年9月16日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。
リスク管理意識の高まりから、データセンターやクラウドサービスのニーズが上昇。インフラエンジニアの求人がさらに増加し、内定率も上がっています。ネット、アプリ分野でも新年度の採用が始動。上半期の活動のポイントをお伝えします。
ITコンサル会社の積極採用が続くでしょう。外資系ベンダーの採用にも期待できます。ネット/スマートフォン関連のニーズも高水準。インフラエンジニアは経験が浅くても応募できる求人が増えそうです。
最近、アプリケーション分野/インフラ分野ともに、「ここ数年、採用を凍結していた企業が動き出す」という傾向が見られ、求人件数が増えています。とはいえ…
アプリ分野では、製造業を顧客とする企業がやや慎重姿勢に傾いていますが、インフラ、ネット分野では活発な採用が続いています。ここでは、今年ならではの採用スケジュールやIT・通信系技術職の方の転職活動のポイントをご紹介しています。
4月はITエンジニアにとっても、プロジェクトの完了、新規プロジェクトの発足など、環境が変わりやすい時期です。一度、自身のキャリアを考えてみるのもよいかと思います。
ソーシャルアプリ関連の採用がさらに活発化するでしょう。インフラ分野では、クラウド、仮想化案件の増加に伴い、VMwareなど仮想化製品経験者のニーズがいっそう高まりそうです。