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自己PRで「行動力」をアピールする方法とは?【例文・言い換え例つき】

「自己PR」とは、自身の「強み」や「応募企業にどう貢献できるのか」をアピールするものです。履歴書や職務経歴書に記すほか、面接で聞かれることもあり、企業が採用選考において重視するポイントのひとつです。

ここでは「行動力」をアピールしようと考えている方のために、効果的な自己PRの方法をご紹介します。

企業が求める「行動力」とは?

行動力とは、自分で想像したことを実行できる力のことですが「行動力があります!」と伝えると、人によっては「慎重さに欠ける」「計画性がないのでは」という印象を持たれる可能性もあります。自己PRで「行動力」についてアピールしたいのであれば、企業が必要としている「行動力」について知っておく必要があります。

行動力と好奇心はどう違う?

「行動力」と似たような表現で「好奇心」がありますが、意味は大きく異なります。

  • 行動力:目的がある前提で行動に移すこと
  • 好奇心:目的の有無に関係なく、さまざまなことに興味をもつこと

大きな違いは「目的が明確かどうか」「行動に移しているかどうか」の2つで、さまざまなことに興味を持ちやすい人は「好奇心が強い」とは言えますが「行動力がある」とは言えないでしょう。自己PRでアピールする前に「実は好奇心が強いだけではないか?」など、改めて自分の行動を振り返ってみることをおすすめします。

自己PRで「行動力」を伝える例文

自己PRで「行動力」を伝える例文をケース別でご紹介します。

社員の自主性を重視する社風の企業へ伝える際の例文

「前の会社では営業職を務めていました。その会社の取引先は○○業界が中心だったのですが、△△業界も顧客になり得るのではないかと考え、△△業界の人が集まるセミナーに参加し、業界の人とつながりを作ってニーズを聞き出しました。そこで得た情報をもとに△△業界向けのプレゼン書を作成し、営業をかけた結果、1年間で○社の顧客を獲得し、○万円の売上をあげました」

改善や変革を重視する企業へ伝える際の例文

「前の会社ではシステム部門に所属していました。主に受発注や顧客管理システムの開発・運用を担当していたのですが、全社的に残業が多いことを課題と感じ、業務管理システムの導入を提案しました。自ら社内の全部署に声をかけて、時間や手間がかかっている雑務などについてヒアリングし、課題を整理します。業務効率化のためのシステムを開発・導入した結果、残業時間が短縮され、人件費2割削減につながりました」

社会人経験が浅く、前職での行動をアピールしにくい場合の例文

第二新卒など社会人経験が浅い人の場合は、仕事で行動力を発揮できた経験が少ないかもしれません。その場合は学生時代の活動を話してもいいでしょう。

「大学時代、○○サークルで××イベントを企画しました。より大規模でインパクトがあるものにしたいと考え、他の大学の○○サークルにも声をかけました。代表メンバーに直接会いに行き『こんなイベントにしたい』という想いを伝えた結果、10大学が参加。イベント当日は○千人を動員し、成功を収めました」

「ニュースで○○問題を知り、何か力になりたいと考えました。○○問題について詳しく調べたところ、専門的に取り組んでいるNPO団体があることを知り、ボランティアスタッフとして活動に参加。より多くの人にこの問題を知ってもらいたいと考え、自分の大学でもセミナーを企画・開催し、○人の参加者を集めました」

自己PRで「行動力」をアピールするときの言い換え例

「行動力」は抽象的な表現のため、採用担当者によっては自社でどのように活躍してくれそうかというイメージがしづらい可能性があります。そこで行動力を効果的にアピールするためには、より具体的な表現に言い換えて伝えることもおすすめです。

物事を最後までやり抜く力

「物事を最後までやり抜く力」という表現を使うと、自分が与えられた仕事にトラブルや困難が発生しても、最後まで責任を持ってやり抜くことをアピールできます。これは、プロジェクトが途中でつまずいたとしても、諦めずに解決策を見つけ出して取り組む姿勢を示します。

面接では具体的な経験を交えて、課題を克服して仕事をやり抜いたエピソードを語るとよいでしょう。

目標達成に向けて試行錯誤できる力

「目標達成に向けて試行錯誤できる力」と言い換えることで、柔軟な思考と状況に応じた行動がとれることをアピールできます。目標に対して一つのアプローチだけではなく、必要に応じて方法を変えながら、最終的な目標達成に向けて行動できる能力があるということです。

この力をアピールすることで、行動力だけでなく創造性もアピールできるでしょう。

関係者を巻き込む力

プロジェクトを推進する際には、自分ひとりの力では限界があります。そこで、行動力を「関係者を巻き込む力」と言い換えることで、チームワークを大切にする姿勢やリーダーシップも示すことができます。これは、チームメンバーや他部署と協力して仕事を進め、全員の能力を引き出し最高の成果を目指すことができる能力といえるでしょう。

上記の表現に加えて主張を裏付けるエピソードも伝えられると、採用担当者がより魅力的に感じられる自己PRとなります。

自己PRで「行動力」をアピールする際の基本ステップ

自己PRで行動力をアピールする際の基本ステップをご紹介します。

ステップ1:志望企業で求められている「行動力」のタイプを探る

どの仕事においても行動力は大切ですが、どんな場面で、どんな行動をとることに価値があるのかは、企業によってさまざまです。

「個々人の裁量に任せる」という社風の企業では、指示されなくても自分で判断して動くことを求められます。一方、老舗企業などの場合は新たな手法の導入を提案するなど「変革」の行動を起こすことが期待されているケースもあります。

応募する企業について組織体制や社風、業務内容などを調べ、自身の行動力がどのように活かせるのかを考えてみましょう。

また、中途採用への応募であっても、新卒採用ページにも目を通すことがおすすめです。学生用に作られているので業務の進め方が分かりやすく紹介されていることもあります。

ステップ2:自身の経験で「行動力」を発揮したエピソードをピックアップ

自身の経験を振り返り、志望企業が求めているような行動力を発揮した場面を思い出してみてください。そして、そのときの状況や行動を具体的なエピソードとしてまとめます。

シチュエーションがリアルにイメージできるように書くことで、採用担当者は「うちの会社でもこんなふうに働いてくれるといいな」と、活躍するイメージを描けます。

ステップ3:行動力を発揮した結果、得られた効果・評価をまとめる

積極的に行動を起こした結果、チームや組織にどんな成果やメリットをもたらしたかもまとめます。応募書類には成果まで記すことで、プラス評価につながりやすくなるでしょう。

ステップ4:面接で行動力をアピールする際に備えておく

応募先企業が、応募書類の自己PR欄を読んで興味を持ったのであれば、面接でさらに詳しく聞かれる可能性があります。そこでさらに「行動力」を強みとして印象づけるためには、以下のようなポイントを伝えられるように準備しておきましょう。

  • どんなことを課題と感じ、どのように改善することを目標としたか
  • 行動を起こすにあたり、どんな人たちを巻き込み、協力を得たか
  • 行動を起こした結果、壁にぶつかったこと、それをどのようにして乗り越えたか

「行動力」をアピールする際の注意点

自己PRで行動力をアピールする際の注意点をご紹介します。採用担当者が魅力的に感じる方法を理解して、効果的にアピールしましょう。

行動した理由を明確に伝える

行動力をアピールする際は「行動に移した理由」も伝えるようにしましょう。

企業が求めている「行動力」は「行動する目的が明確で、その目的通りに実行できる能力」なので、ただ行動したというだけでは不十分です。目的と合わせて行動したことを時系列で具体的に述べることで、より信憑性が増し「行動力がある人物」として評価されやすくなるでしょう。

「主体性」が感じられるエピソードを話す

行動力をアピールするのであれば、自ら率先して動く「主体性」も欠かせません。

自分では主体的に行動しているつもりでも、よく見ると「単に普段の仕事をこなしただけ」「会社のルールや上司の指示に従っただけ」という内容だった場合「行動力を誤解しているのでは」と認識され、逆効果となる可能性もあります。

多くの企業は、目標達成に向けて積極的に意見を出し、自ら率先して行動できるような主体性のある人材を求めています。

「計画性が無い」と思われないように注意

行動力をアピールしたいあまり、目的や結果に触れず行動したことだけにフォーカスして伝えてしまうと「無計画に行動するのでは」と懸念される可能性があります。

計画性がないと無駄な業務やミスにつながるため、面接担当者にマイナスな心証を与えかねません。あくまでも目的に対して主体的に行動したことをアピールするようにしましょう。

応募企業で行動力を活かせる場面を伝える

企業が求めている職種や業務内容に沿った場面での行動力の具体例をあげると効果的です。例えば営業職に応募する際「部署の期末目標の達成が厳しい状況だったが、情報共有の時間を確立して営業活動の効率を高めた結果、目標達成を実現した」といった具体例を伝えると、採用担当者に伝わりやすくなるでしょう。

自己PRに悩んだら転職エージェントに相談するのも手

自己PRは採用選考において重視されるポイントのひとつです。うまくアピールできれば採用担当者は採用後の活躍のイメージを持てるため、選考通過の可能性が高まるかもしれません。

もし自己PRが思いつかなかったり、どのように伝えればよいのか分からなかったりする場合は、転職エージェントに相談するのも手です。多くの転職支援の経験から適切なアドバイスを受けられます。

自己PRでうまくアピールし、転職の成功を実現しましょう。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏


約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

記事作成日:2018年12月17日
記事更新日:2022年12月23日
記事更新日:2023年11月28日 リクルートエージェント編集部

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