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転職の自己PRで「真面目」をアピールするコツ<ポイント解説に合わせた「わかりやすい例文」も紹介>

自己PR_真面目

転職活動の際、履歴書や職務経歴書に書く自己PRでは、「自分の強みや長所」をアピールすることが大事です。今回は、「真面目であることをアピールしたい」と考えている人に向けて、どんなことを書けばアピールできるのかを紹介します。

組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏に、「真面目」をアピールするためのコツとポイントについてお話を聞きました。

そもそも「真面目」という長所はアピールポイントになるもの?

まずは、「真面目な人」の特徴や、企業が評価するポイント、「真面目」が特に評価される業界や企業について紹介します。

「真面目」な人の特徴とは?

真面目な人には、「地味な仕事にもコツコツ取り組める」「誠実」「一生懸命、仕事に向き合える」「責任感がある」「正確で丁寧な仕事をする」「嘘をつかない」などの特徴があります。どんな仕事においても必要な力であるため、一定の評価を得ることができるでしょう。

企業は「真面目」のどんな点を評価する?

企業は「真面目」な人に対し、「謙虚に仕事に取り組んでくれる」「自分に足りない部分を認識しながら早く仕事を覚えてくれる」「安心して仕事を任せられる」などの印象を持つケースが多いでしょう。中途採用の場合、即戦力として活躍する人材を求めていることがほとんどです。先に挙げたような特徴を持つ真面目な人の場合、「謙虚に周囲との関係性を築きながら、仕事内容を素早く吸収し、早い時点から責任を任せていける」など、即戦力として活躍できるイメージをしてもらいやすいでしょう。

「真面目」が特に評価される業界・職種・企業はある?

融資や資産運用などを手掛ける金融系の業界では、信頼を大切にし、数字の正確性も求められます。真面目であることは評価につながりやすいでしょう。また、医療品や自動車、食品など、人の命にかかわる商品を扱う製造業でも、ミスなく業務を遂行することが求められますし、会計や法律にかかわる業界も、虚偽やミスがあってはならないため、同じことが言えるでしょう。

職種については、数字や書類を扱う経理・事務職などが挙げられます。また、多くの関係者や関係部署の承認を得る仕事の場合も、連絡・確認事項をおろそかにせず、きちんと対応する力が必要なため、真面目さや責任感が求められると言えます。

企業については、経営者や役職者の出身業界が社風や社員のカラーに影響しているケースがあります。中途採用の選考で実際にあった事例として、金融系や会計業界の出身者が役職に就いている企業では、履歴書の誤字・脱字までチェックし、ミスが目立つ場合は書類選考を通過させないケースもありました。こうした企業の場合、真面目であることが採用基準のひとつになっている可能性もあるでしょう。

「真面目」が、マイナス印象につながる可能性はある?

長所と短所は表裏一体であるため、「真面目」についても同じことが言えます。伝え方によって、「融通が利かない」「言われたことはやるが自律的に動けない」「柔軟性がない」などのネガティブな印象を持たれる可能性もあるでしょう。

また、「自律的に動くこと」が求められる企業では、発想力や柔軟性、臨機応変な行動力などが評価につながりやすいです。そのため、「与えられた業務をこなすだけ」「決められたルールに従って行動する」という真面目さは評価されにくいと言えます。いずれにしても、企業の体質や事業内容、仕事内容などに合わせて、それにフィットする内容をアピールすることがポイントになるでしょう。

「真面目」という長所を自己PRする際のポイント

ここでは、「真面目」をアピールする際に意識したいポイントを紹介します。ポイントごとの例文も紹介するので、参考にしてみましょう。

「真面目」をほかの言葉で言い換える

「真面目」は、よくある言葉のため、そのまま使っても自分らしさが伝わりにくいものです。また、自分で自分の強みを「真面目なところです」と明言した場合、客観性や謙虚さに欠ける印象を与える可能性があります。自分の特性が伝わるように言い換えつつ、謙虚な表現を意識するといいでしょう。

「真面目」の言い換え例文

・日々の仕事にコツコツ取り組み、着実に成果につなげた経験を強みとしております。
・正確性と丁寧さが自分の仕事の強みだと考えております。
・常に責任感を持って取り組むことを心掛けております。
・誠実に人と向き合い、信頼を築くことを大切にしております。

抽象的な表現ではなく、具体的に伝える

エピソードでは、誰にでも当てはまるような抽象的な表現は避け、より具体的に語ることが大事です。真面目に取り組んだ経験により、どんな成果を上げ、周囲にどうプラスの影響を与えたのかを伝えましょう。

エピソードの例文

<営業職の例文>
前職では、◯◯というサービスの提案営業を担当しておりました。成果を挙げていくために、顧客に対するアポイントの件数と提案件数の週間・月間目標を自らに課し、毎週末に振り返りを行いました。行動量を担保しつつ、目標をクリアできない際には改善策を考え、翌週に実行していきました。コツコツ地道に取り組んだ結果、3カ月後には安定的に目標予算を達成できるようになり、以降、年間目標達成率100%以上を続けております。

<事務職の例文>
前職で経理を手掛け、月次の決算書作成なども担当しております。数字の正確性に責任を持つ仕事のため、細かな点まですべて再チェックを行うことを続けております。また、経営陣が決算書を見る際、どんな点を知りたいのかを想定した上で、前月の決算書から必要な数字を抜き書きし、比較材料とできるメモをプラスして提出しております。役員からは、「仕事が丁寧な上に、役立つ情報も添えてくれる」という評価も頂くことができました。

志望職種に「どう活かせるか」を伝える

自己PRの締めの文章では、「入社後の活躍」をイメージしてもらうことが大事です。その企業の働き方を想定した上で、自分の強みと重なる部分を考えましょう。例えば、同じ営業職の場合でも、ルートセールスなら「顧客と長く付き合い、信頼関係を築くこと」が重要ですし、新規開拓が中心の場合は、「日々の行動量を上げて、新たな成果につなげること」が大事になると言えます。企業のスタイルを分析し、志望職種により活かせる点をアピールしましょう。

活躍イメージの例文

<営業職の場合>
新規開拓を手掛ける貴社で、日々の行動をコツコツと管理・改善し、成果につなげたこの経験を活かし、より多くのお客さまにサービスを利用していただけるよう貢献していきたいと考えております。

<事務職の場合>
貴社の経理部門は財務部門も兼ねているため、入社後は、株主に向けたアニの作成などにも自分の強みを活かせればと考えております。正確で丁寧な仕事を心掛けながら、株主の皆さまが知りたいと考える情報を提供していけるよう、より大きな責任を果たしていきたいと思っております。

30代以降の「真面目」アピールはここに注意

20代の若手層の場合は、自分に与えられた業務を遂行することを中心に求められるケースが多いと言えます。「真面目」という強みをアピールすることで、「この会社の仕事に必要なことをしっかり身につけてくれるだろう」「任された仕事をきちんとやり遂げることができる」などの評価につながりやすいでしょう。

一方、キャリアを積んでいる30代の場合は、自分の仕事に真面目に取り組むだけではなく、チームや部署などにもその力を活かしていくことを期待されるケースがほとんどでしょう。そのため、自分に課された仕事のみで力を発揮したことより、チームや部署に展開・貢献したことを伝えることが評価につながりやすいと言えます。「真面目さを活かした自分の取り組みをチームに共有し、メンバーの目標達成率をアップすることに貢献した」「自主的にコツコツ作成した業務マニュアルが、部署全体で使われるようになった」など、周囲に好影響を与えたエピソードを伝えることが大事です。
「会社の中核を担い、若手社員を引っ張っていくことができる」「より広い領域で活躍できる人材」というイメージを持ってもらうことがポイントになるでしょう。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

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