転職エージェント トップ > 転職成功ガイド > 転職エージェント > 転職エージェント経由の書類選考通過率を上げる方法はある? 選考期間の目安などまとめ

転職エージェント経由の書類選考通過率を上げる方法はある? 選考期間の目安などまとめ

40代 転職

転職活動で求人に応募した後、書類選考の結果通知が遅いると、誰もが気を揉んでしまうものです。一般的に書類選考の結果が出るまでには何日かかるのでしょうか。また、書類選考の通過率を上げるにはどうしたらいいのでしょうか。転職エージェントを利用した場合、書類選考の通過率は上がるのでしょうか。そうした転職の書類選考にまつわるさまざまな疑問について、組織人事コンサルティングSeguros代表コンサルタントの粟野友樹氏に答えていただきました。

転職エージェント経由の選考にかかる日数の目安と、遅い場合の対処法

転職エージェント経由の選考にかかる日数について、どのくらい選考にかかるのか、また選考結果が遅い場合の対処法をご紹介します。

転職エージェントに相談する

書類選考にかかる日数の目安は約1週間

書類選考にかかる日数の目安はどのくらいでしょうか。リクルートエージェントが、書類選考の期間について独自に採用担当者向けに行ったアンケート調査によると、回答のあった300社のうち「1日以内」と答えた企業は24.7%(74社)、「3日以内」が39.3%(118社)、「1週間以内」は27.7%(83社)。全体の約9割が、応募から1週間以内に書類選考をしているという結果になりました。

ちなみに転職エージェント経由で応募すると、転職エージェント内での手続きや処理がある関係上、直接企業に応募するより若干時間がかかる傾向があります。ただ、それでも多くの場合は、エントリー後1週間ほどで応募者に結果が通知されるようです。

書類選考に時間がかかる原因とは

書類選考に時間がかかり、結果通知が遅れる理由はいくつか考えられます。例えば、企業の想定外に応募者が多かった場合や、採用担当者が多忙や出張のために不在にしている場合。また、企業によっては書類選考の段階で、人事だけでなく配属先など複数の部署でも選考をすることがあり、その場合は時間がかかる傾向にあるでしょう。また、先行して応募した人の面接がすでに進んでいる場合は、その結果が出るまで待たされるケースもあります。

書類選考の結果通知が遅い場合の対処法

結果の連絡予定日を過ぎている場合や、応募から1週間以上経過しても連絡が来ない場合は、応募企業に問い合わせることをお勧めします。

直接企業に応募した場合は、まずメールで担当者に問い合わせ、状況の確認と結果が出る時期の目安について尋ねます。2〜3日してもメールの返信が来ない場合は、改めて電話で問い合わせると良いでしょう。転職エージェント経由で応募した場合は、転職エージェントの担当者に問い合わせてみましょう。企業に状況を確認しつつ、できるだけ選考を急いでもらえるようお願いすることもできるでしょう。

書類選考通過から内定までは「約1か月」が目安

上述したように、書類選考の結果が出る目安は応募から約1週間ですが、面接に進んだ後の結果通知や、次の面接までの調整期間なども各1週間を目安に考えると良いでしょう。

●書類選考通過通知
↓(1週間)
●一次面接
↓(1週間)
●通過通知
↓(1週間)
●二次面接
↓(1週間)
●内定通知

あくまでも目安ですが、面接が2回の場合は上記のように、書類選考通過から内定までの期間は約1カ月となります。

面接の結果連絡が遅い場合の対処法

面接の結果連絡が遅い時も、直接応募の場合は企業にメールで問い合わせ、転職エージェント経由で応募している場合は転職エージェントの担当者に問い合わせましょう。転職サイトから応募した場合は、サイト内のメッセージ機能を使うのもお勧めです。

転職活動では複数企業の選考を同時に進め、同時期に内定を取って比較検討できることが理想です。そのためには、面接の日程をコントロールする必要があります。転職エージェント経由なら「A社で内定が出そうなので早めに面接をして欲しい」「(B社の状況が分かる)来週まで面接を延ばして欲しい」といった交渉も任せることができるでしょう。

企業が書類選考で見るポイントとは

転職の書類選考の通過率を上げるためには、まず企業が書類で重視するポイントを把握することが必要です。

経験・スキルが条件を満たすか

企業が書類選考で最も重視するのは、自社の求める経験・スキルを応募者が満たしているかどうかです。「法人営業の経験が○年以上」「○○業界でのコンサルタント経験」といった募集要件と、応募者の経験・スキルが合致するか、大きく外れていないかどうかを確認します。

自己PRなどから見える人柄や強み

自己PRなどから、応募者の人柄や強み、志向性を読み取ります。例えば同じ管理職でも、ビジョン型や民主型など、さまざまなマネジメントスタイルがあります。企業はそこから、社風や募集ポジションに応募者がフィットしているかを判断します。

経験・スキルに一貫性があるか

職務経歴から、応募者の経験・スキルに一貫性があるかどうかを見ます。例えば転職回数が多かったり、ジョブローテーションにより短期間で多くの職務に就いていたりする場合、経験が一貫していないことを懸念する企業もあります。そうした場合は、複数の職種経験の中で一貫して積んできたスキルがあるかどうかを見るでしょう。

転職理由に合理性があるか

転職回数が多い応募者に対して特に確認するポイントです。在籍数カ月〜1年ほどの短期離職を繰り返していると、企業は「またすぐ辞めるのではないか」と定着性を懸念します。その場合、応募書類に納得感のある転職理由が書かれていることが重要になるでしょう。

書類選考の通過率を上げるポイント

上記を踏まえて、書類選考の通過率を上げるポイントをご紹介します。

経験・スキルに合致した応募先を選ぶ

書類選考の通過率を上げるために最も大切なのは「自分の経験・スキルにマッチした求人」を選定すること。シンプルではありますが、募集要項の応募条件に自分が合致していることを確認したうえで応募するのが第一です。
ただ、応募条件に若干届かなくても、他の部分で魅力を伝えられれば「まずは会ってみよう」という判断になることもあります。例えば、実務経験年数がやや足りなくても、社外で十分にアピールできる実績を持っていれば、書類選考通過となる可能性もあるでしょう。

企業に刺さるキーワードを入れる

応募書類を作成する際に、企業が募集要項に記載している「キーワード」をできるだけ入れると、採用担当者の目に留まる可能性が高まります。例えば「顧客のニーズを読むコンサル力」や「○名規模のマネジメント」など、募集要項にはさまざまな条件が記載されています。仕事内容や、求める人材として書かれた内容から、自分の経験・スキルに共通する点は、積極的にキーワードとして書類に盛り込みましょう。

読ませるための体裁を意識する

採用担当者は短期間で多くの応募書類に目を通すため、どれほど魅力的な内容でも、読みにくければ「後回しにしよう」と優先順位を下げられてしまうかもしれません。
例えば、履歴書は記入できる情報に合わせて書式を選び、文字を全体にバランス良く配置する。職務経歴書は読みやすいボリュームを考慮し、必要に応じて業務経験ごとに「キャリア式」でまとめるなど、相手に読ませるための工夫を心掛けましょう。

企業の不安を払拭する

「転職回数が多い」「前職を短期離職した」「ブランクが長い」など、企業が懸念する経歴については、理由や背景、事情を記しておくことをお勧めします。なぜ転職を重ねたのか、なぜ前職をすぐ辞めたのかなど、相手企業が納得できる前向きな理由があれば必ず記載しましょう。ネガティブな理由の場合でも、失敗を踏まえて今はどんな決意をしているのか、今後はどのような姿勢で取り組んでいくのかを記載するのも1つの方法です。

転職エージェント経由でも書類選考に通らない理由と対処法

転職エージェント経由の応募でも、書類選考に通らない理由と対処法をご紹介します。

転職エージェントを使うと書類選考を通過しやすい?

結論として、「どういった求人に応募するか」等の条件による部分もあるため、転職エージェントを使うだけで「書類選考を通過しやすくなる」とまでは言い切れません。しかし、通過の可能性を高めることはできます。

理由は3つあります。1つ目は、転職エージェントが多くの情報の中から、企業のニーズと、応募者の経験・スキルや志向性がマッチした求人を厳選して紹介することです。1人ひとりに合った求人を選定することが、書類選考の通過率アップに繋がるでしょう。

2つ目は書類作成のサポートです。転職エージェントでは、採用担当者が選考でチェックするポイントを踏まえて、履歴書・職務経歴書の書き方アドバイスや添削をしてくれるでしょう。

3つ目は、転職エージェントは応募の際に、書類では表現しきれない応募者の強みや魅力をプッシュしたり、転職回数など懸念される内容をフォローしたりするなど、+αの情報を企業に直接伝えられることです。こうしたことを採用担当者に印象づけることが、書類選考の通過を後押しするでしょう。

それでも書類選考に通らない場合とは

転職エージェント経由で企業に応募しているのに、なかなか書類選考が通過しないという場合は、次のようなケースが考えられます。担当者と相談しながら対処していきましょう。

応募数が少ない

書類選考が通らない場合、そもそも応募する求人の数が少なすぎる可能性があります。企業に高く評価される経験・スキルの持ち主であっても、応募企業の状況、例えば競争率の高さや、ライバル応募者の存在によっては、一定の割合で見送られてしまうものです。最初から応募先を絞りすぎず、できるだけ視野を広げて検討していきましょう。

応募するタイミングが遅い

応募を迷ったり、書類の準備に手間取ったりして、求人が出てから応募するまでにタイムラグがあるのが原因かもしれません。中途採用では、エントリーがあった人から順次選考を進めていくのが一般的。従って、募集期間は続いていても、第一弾の選考がかなり進んでいたり、内定した人ですでに枠が埋まっていたりすれば、後から来た応募者は見送りになってしまうでしょう。転職活動はスピード勝負。興味関心のある求人が出たら、迷うことなく、できるだけ早く手を上げることをお勧めします。

経験・スキルが十分ではない

「もっと条件の良い企業へ行きたい」などの理由から、転職エージェントのお勧めよりも自分の希望を優先し、応募要件を十分に満たしていない求人や、スキルがマッチしない求人、競争率の高い人気企業にばかり応募しているケースも多々あります。こうした場合は、担当者と今一度コミュニケーションを取り、紹介して欲しい求人の方向性を共有し、目線合わせをすることが重要になるでしょう。

真摯に希望を伝え、良い関係性を築くことが成功のカギ

転職エージェントを経由で応募した書類が通らなかった場合、転職エージェントの担当者を通じて「このような経歴の応募者が面接に進んでいる」といった情報をもらうことが可能です。その内容を、今後の求人選びや応募書類の方向修正に活かすと良いでしょう。

また、新しい求人情報の提供はもちろんですが、時には当初の募集要件に叶う人材が採用できなかったため、企業が要件を緩和して再び求人を出すケースもあります。そうした機会はチャンスですから、担当者にアンテナを張ってもらうと良いでしょう。
求人に応募する際は、単に応募書類を託すだけでなく、志望度の高さを伝え、「自分の経験は応募企業の○○に活かせると思います」などと言い添えて、企業側にプッシュをお願いするのも1つの方法です。

選考でなかなか結果が出ない時こそ、転職エージェントの担当者と真摯にコミュニケーションを取り、転職に対する本気度を示して協力者になってもらうことが大切です。互いに良い関係性を作ることが、一番の成功のポイントになるでしょう。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏


約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

リクルートエージェントでは、転職でお悩みの方に適切なアドバイスをお送りしています。また、企業の面接対策や職務経歴書の作成サポートや、スムーズな退職のためのサポートを行っています。お悩みの方はぜひ一度相談に来てみてください。