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製造業に強い転職エージェントの見極め方とは?

「製造業への転職を考えているが、転職エージェントを使うのはどうだろう?」「どんな転職エージェントを選べばいいのだろう?」──そんな疑問に、リクルートエージェントのキャリアアドバイザーがお答えします。製造業の採用市場トレンド、転職エージェントを活用するメリットもお伝えします。

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製造業の転職市場動向について

 
製造業においては、AIの導入や省人化、自動車の電動化などを背景とする採用が活発です。特に電気・制御、半導体関連のニーズが高い状況です。自動車・FA(ファクトリー・オートメーション)・工作機械・食品・医療機器など、幅広い業種の求人があります。

新型コロナウィルス感染が拡大する前年よりも、現在は全体の求人数は上回っています。コロナ禍によって景気が停滞したとはいえ、海外輸出は継続。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の動きも加速しており、次世代への取り組みに向けた人材採用の必要に迫られています。

企業によって方針は分かれますが、2020年には様子を伺って採用を控えていた企業も、2021年は積極的な採用計画を立てて動いているケースが多数あります。

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製造業に強い転職エージェントの特徴とは

製造業への転職を目指すなら、どんな転職エージェントを選べばいいのでしょうか。
製造業に強い転職エージェントを見極めるポイントを、エージェントを活用するメリットとともにお伝えします。

製造業の求人数が多い

求人サイトや企業ホームページなどで公募されていない製造業の求人件数を、「非公開求人」を含め、なるべく豊富に持っている転職エージェントであれば、多くの企業を「比較検討」することが可能です。

昨今は、独自でネット検索しても多くの求人情報を収集できますが、その中から本当に自分に合う企業を判断・選択するのは難しいと思います。自身の経験・スキルが活かせて、かつ今後の目標や価値観・志向に合う企業を見つけるためには、転職エージェントのマッチングサービスを活用してください。

例えば、自身に合う求人が本来100社あったとして、独自に探し出せるのは30社程度なのではないでしょうか。残り70社にも出会った上で1社を選んだほうが、納得感・満足感を持って入社できるはずです。転職エージェントを活用することで、可能性の最大化を図りましょう。

また、独自で求人情報を探していると、知名度が高い企業に目を奪われがちになり、「知られざる優良企業」を見逃してしまうこともあります。転職エージェントは世間一般には知られていなくても、魅力的な求人に出会える可能性があります。

例えばリクルートエージェントでは、部品・素材といったBtoB分野で世界トップシェアを誇る製造業、人々の生活に欠かせないインフラ領域を扱っていて安定性が高い製造業、利益率が高く報酬や福利厚生が高水準の製造業など、優良企業の求人を多数取り扱っています。

製造業の求人業種・職種が幅広い

幅広い業種・職種の求人を扱うエージェントであれば、自身の経験・希望に合う製造業の求人が見つかりやすいのはもちろん、異業種・異職種へのキャリアチェンジも視野に入れた転職活動が可能となります。

転職エージェントでは、「まさか、自分の経験・スキルがこんな業種(企業)で求められているとは思わなかった」と驚きながら、異業種への転職を果たされた事例が数多くあります。

製造業での経験を活かして別の分野の製造業のへ転職するほか、IT・流通などまったく異なる業界で経験を活かせるケースもあり、キャリアの可能性を広げられます。

製造業に精通した専任アドバイザーがサポート

製造業での経験分野・これから目指す分野を専門で担当するキャリアアドバイザーがいる転職エージェントであれば、経験内容を正しく理解し、「市場価値」を適正に評価してもらえます。

「この仕事をしていたのであれば、こんな経験も積んでいるのでは」「こんなスキルも身に付いているはず」など、強みを引き出して整理・言語化するサポートを受けられます。

同じ用語であっても、企業によって意味や役割範囲が異なることがあります。例えば「生産準備」という言葉一つといっても、「生産ラインの立ち上げ」「生産工程計画」「部材調達」「量産体制の整備」などさまざまな意味が含まれます。同じ業務内容を「生産技術」「製造」といった表現で募集しているケースもあります。

求人情報に書かれた職種がどんな役割を担うのかを把握するためにも、製造業に精通したアドバイザーがいるエージェントを選ぶことをお勧めします。

また、企業と長年のお付き合いを通じて、「職務経歴書・面接ではこんなポイントを見られている」「これまで、こんな人物が採用されている」といった情報を蓄積していますので、職務経歴書の書き方の工夫や面接対策に関するアドバイスも活用してください。

リクルートエージェントで製造業の転職に成功した事例紹介

最後に、リクルートエージェントを通じて、製造業への転職に成功した事例を一部ご紹介します。

Aさん(40代)/大手電機・研究開発→大手化学・新製品開発

大手電機メーカーで材料の研究開発を手がけていたAさん。「材料の要素技術を極めたい」と考えていましたが、会社はAさんが担当する材料開発を縮小させる方向へ動き出したため、転職を決意されました。

しかし、世の中の求人は応用開発が中心で、要素技術の求人はわずか。当初は応募しても不採用が続きました。しかし、応募対象企業をさまざまな業種へ広げていった結果、ある大手化学メーカーに出会ったのです。材料に関する知見の深さに加え、プロジェクトマネジメントの経験も買われ、新製品開発のプロジェクトリーダーとして迎えられました。

Bさん(40代)/大手家電・研究開発→部品メーカー・研究開発

大手家電メーカーに勤務していたBさんは、コンシューマー製品向けセンサーの開発を担当していました。ところが、その製品は、台頭してきた海外メーカーにシェアを奪われ、売り上げが激減。「うちの会社は、いずれこの製品から撤退するのではないか」と危機感を抱いたBさんは、自身の技術が活かせる転職先を模索しました。

リクルートエージェントから紹介したのは、大手メーカー系列の部品メーカー。その企業は、世界中のメーカーに高機能製品を供給し、業績を伸ばしています。Bさんは技術力を高く評価され、前職より年収200万円アップで転職を果たしました。

リクルートエージェントが扱う製造業界の求人件数は業界最大級です。転職市場の動きをつかみ、「今の自分にはどんなチャンスや可能性があるか」を知るためにも、ぜひ有効活用してください。

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※本記事の内容は、2021年6月取材時点の情報です。

リクルートエージェント キャリアアドバイザー 奥野 麻希

リクルートの転職エージェントサービス「リクルートエージェント」のキャリアアドバイザーとして、機械・電気・化学・組み込み・制御系などの領域を担当。

リクルートエージェントでは、転職でお悩みの方に適切なアドバイスをお送りしています。また、企業の面接対策や職務経歴書の作成サポートや、スムーズな退職のためのサポートを行っています。お悩みの方はぜひ一度相談に来てみてください。