転職マーケットトピックス　電気・機械系技術職（2010年3月：3月・4月で差をつける、職種別転職ノウハウ）編

4月中旬から中途採用を本格的に再開する企業が多数

例年4月は、人事担当者が新卒採用活動や新入社員の受け入れなどで多忙をきわめ、大手企業の採用活動がストップします。中途採用活動を続けている企業でも、選考スピードは遅くなり、面接設定がスムーズに運びにくくなります。
中途採用が本格的に再開するのは4月中旬以降。4月下旬～GW明けには通常のペースに戻り、採用セミナーなども開催されるようになります。

企業が動きを止めている間に、キャリアの整理や今後の方向性の検討を進めておきましょう。
求人が出たとき、すぐに判断して行動を起こせます。ライバルより一歩早く行動することで、後々有利に運ぶ可能性があります。
4月上旬までに転職活動の作戦を立てておくのが得策です。

転職活動はここから始める

不本意な異動。転職活動をしてみることで｢納得感｣を得られる

厳しい環境にある電気・機械業界では、事業部門や拠点の統廃合が進められています。これに伴い、転勤や異動を命じられる人も増えています。不本意な人事に不満を抱き、少しでも｢転職｣が頭をよぎったのであれば、ぜひ転職活動をしてみることをおすすめします。活動するだけで、実際に転職しなくても構わないのです。

もちろん、希望にかなう企業が見つかるかもしれませんし、見つからなかったとしても「今の会社にとどまるのがベストの選択」という納得感が生まれます。
自分の道を会社から一方的に決められたままではなく、転職活動を経ることにより「自分で決断してこの道を選択した」という意識を持てます。こう思えることは、今後仕事を続けていく上での心の支えとなるはずです。

転職するかどうか悩んでいる方はこちらのキャリアアドバイザーの解説をご覧ください

居住地の安定を求めるなら、東海･関西圏の企業にも注目を

首都圏のメーカーでは、土地コストの負担が軽い地方へ拠点を移す動きも目立ちます。｢転勤の頻度を減らし、1ヵ所に腰を落ちつけた生活がしたい｣という希望をお持ちの方は、東海圏・関西圏など地方の企業に目を向けてみることをおすすめします。
首都圏本社のメーカーに比べ、東海・関西の企業はあまり生産拠点を動かさない傾向が見られます。異動を少なくして生活の安定を図りたい人にとっては、志向に叶う選択肢といえるでしょう。
首都圏からあまり離れたくない人でも、静岡・愛知などであれば東京も遠くはありません。

昇進･昇格を目指すなら、規模の小さな会社にチャンスが

大手メーカーにいる方からは、「年功序列の壁があり、昇進･昇格できる見込みがない」という声をお聞きします。その点、規模が大きくない会社であれば、実績次第でポジションアップを目指せる企業が多数。
また「マネジャーになったが、現場に戻りたい」という方も、規模の小さな会社に移ることで、再び｢第一線のエンジニア｣として活躍することが可能です。

事業撤退などにより、エンジニアから生産管理、購買といった異職種に変わり、不満をお持ちの方も、転職によって元の立場に戻れる可能性があります。ただし、勤務地や給与などの条件が転職の障害になりがちですので、自分にとっての優先順位をどこに置くのかをよく考えてください。

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