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転職マーケットトピックス 企画・事務職(2010年3月:3月・4月で差をつける、職種別転職ノウハウ)編2010年3月18日更新
3月後半~4月前半、多くの大手企業の採用は新卒にシフトします。
新卒採用が一段落するまで中途採用活動はペースダウン、あるいはストップします。大手への転職を目指す方は、準備期間にあてることをおすすめします。
一方、転職を急いでいる方は、時期に関わらず採用を続けている中小・ベンチャー企業に注目してください。この時期に管理部門の強化を図れる企業は、体力があり、成長性を秘めた企業。規模は小さくても優良な企業に出会えるチャンスがあります。
職種別の動向を見ると、経理の求人件数は堅調で、製造業からの求人が増えてきています。
また、攻めの戦略にシフトしている企業からは、マーケティングや営業企画を求める声も増えてきました。特に、Webマーケティングの経験者は求められています。
3月後半~4月前半の求人は、退職者の穴を埋める「欠員補充」が多くなります。
企業は採用を急いでいるため、内定後、入社するかしないかを早く決断するよう求めます。内定通知の翌日には返答がほしいというケースもよくあります。
活動時から、優先順位づけを行い「この企業から内定をもらえたら」ということを常に考えておきましょう。
また、「欠員補充」が目的の求人が多いため、「早いタイミングで入社できること」は、アピール材料になり得ます。転職活動を始めると同時に、引き継ぎ資料の整理など退職の準備も進めておき、すぐに動けるようにしておきたいものです。
最近、メーカーの拠点の統廃合を背景に、「本部から地方の工場経理へ」など、引っ越しを伴う異動を命じられるケースが増えているようです。頭では仕方ないと理解できても、家族などがいると、なかなか受け入れられない事情もあることでしょう。
地域移動が難しい場合は、異業種の企業に目を向けてみてください。業種を変えれば、企業の格を落とすことなく転職できる可能性があります。
ただし、面接で転職理由を聞かれ「転勤が嫌」というだけではいい印象を与えません。相手企業が「そういう事情であれば理解できる」と思えるように、説明の仕方を工夫する必要があります。
管理部門の縮小に伴い、経理・人事・総務から営業などの職種に異動となるケースもあります。この場合、元の職種に戻りたいなら、早めに決断して行動を起こすべき。
たとえば「やはり経理をやりたい」と転職活動をしても、直近1年が営業職だった場合、多くは「1年間のブランク」と評価されて不利になってしまいます。
大きな「プラスα」を身につけていない限り、即戦力と見なされなくなるので、ブランクを空けないようにすることが重要です。
転職するかどうか悩んでいる方はこちらのキャリアアドバイザーの解説をご覧ください
キャリアアドバイザーより
雇用情勢が厳しい今、あまり業界や企業規模を絞らずにさまざまな企業にどんどん応募することをおすすめしています。その理由は、2つ。
1つ目は、新しい求人はすぐに応募者多数で締め切ってしまうこと。2つ目は、選考段階で企業を比べられるというメリットがあること。
転職活動において、「御社以外受けていない」と伝えねばならないと考える人もいます。しかし実際には併願状況を開示しても、ほとんどの場合マイナス評価にはなりません。むしろ、併願を開示することで選考スケジュールの交渉がスムーズにできることもあります。
とはいえ、応募企業と直接交渉するのはなかなか難しいものです。リクルートエージェントなら、キャリアアドバイザーが応募企業との調整を代行いたします。ぜひご利用ください。
※この記事は、2010年3月18日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。
管理部門採用に震災のダメージは残っておらず、求人は堅調。製造業の復活に伴い、今後も新たな求人が動く可能性があります。4月は求人が少ないと思われがちですが、実際には求人の数は減りません。情報収集を続けることをおすすめします。
IT・ネット業界では引き続き積極採用が行われる見込み。業績を伸ばしている小売、サービス業なども管理部門の強化を図るでしょう。業種問わず、欠員補充を目的とした求人もコンスタントに出てきます。
今年は震災の影響で新卒採用活動が後ろ倒しとなりました。そのため、管理部門の中途採用も例年より立ち上がりが遅れましたが、9~10月から本腰を入れる企業が見られます…
震災直後はさまざまな企業で求人が止まりましたが、4月中頃から多くの企業が採用活動を再開。大手企業も含め、新たな求人も出てきました。事務系スペシャリストは、欠員補充求人が発生しやすいので、チャンスが訪れたときにすぐ動けるよう、早めに準備しておいてください。
4月から、リーダーやマネージャーになられる方も多いのではないでしょうか。企画・事務系の職種のリーダーには、他職種よりもさまざまな要素が求められるようです。
求人件数の増加は期待できませんが、企業の海外展開はさらに進んでいくため、英語力がある人にとっては有利な環境となるでしょう。大手メーカーからはIFRSを見すえての求人が出てくる可能性も。