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転職エージェントは何社利用するのが良い?

転職エージェント_何社

転職エージェントを利用する場合、何社くらい併用するのが良いのでしょうか。

転職エージェントを複数利用する場合のメリットとデメリット、おすすめの利用方法について解説しています。

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転職経験者の3割が、転職サイト・転職エージェント「2社」を併用

転職経験のある人たちは、実際に何社の転職エージェントを利用したのでしょう。「就職活動で転職サイト・エージェントはいくつ登録しましたか?」というアンケート結果(グラフ参照)によると、登録した転職サイト・エージェントの社数は、「2社」という回答がもっとも多く、33.1%を占めています。「3社」は26.1%。「4社」「5社」の回答もありますが、6社以上はありませんでした。

「1社」と答えた人は全体の26.6%にとどまり、転職経験者の多くが転職エージェントを複数利用していることがわかります。平均の登録社数は、2.3社という結果でした。

複数を利用して良かった点として、「紹介求人が増える」「複数のアドバイザーから多彩な助言を受けられた」「いろいろな条件での検索が可能となり、得意分野に応じて使い分けられる」といった声が挙がっていました。
一方、大変だった点として、「登録時の入力作業や面談での説明が手間」「どこのエージェントから紹介を受けたか、混乱した」「各社のアドバイザーから電話やメールがあり、対応に追われた」との声が目立ちます。複数社に登録することで、スケジュール管理や情報整理に時間と手間がかかるというデメリットがうかがえます。

就職活動で転職サイト・エージェントはいくつ登録しましたか?

就職活動で転職サイト・エージェントはいくつ登録しましたか?

【調査概要】2019年7月16日~7月17日 株式会社ジャストシステム「転職に関するアンケート」 調査対象:転職を経験したことのある男女199名(単一回答)

リクルートエージェントの転職活動サービス

転職エージェントを複数利用するメリットとデメリット

転職エージェントの複数利用には、メリットもありますがデメリットもあるようです。具体的には、どのようなことが考えられるのでしょう。

転職エージェントを複数利用するメリット

転職エージェントを複数利用するメリットは、紹介される求人数が増え、より多くのキャリアの選択肢を得られる点です。転職エージェントによって得意分野や強みが違うため、複数登録しておけば紹介される求人の数だけでなく企業や条件などの幅も広がり、ご自身の希望に合う求人と出会えるチャンスが高まる可能性があります。

また、転職エージェントでは、一般公開されていない「非公開求人」や、特定のエージェントだけが扱う「独占求人」を保有しており、中には待遇・条件などが良い希少ポジションもあります。複数の転職エージェントに登録することで、様々な求人を紹介してもらえる機会が増えるでしょう。

キャリアアドバイザーも同様に、複数のキャリアアドバイザーに担当してもらうことで、多彩なアドバイスを得られるでしょう。同じ質問・相談でもキャリアアドバイザーによって違う回答が返ってくることもあるので、異なる視点からの意見として参考にすることができます。また、キャリアアドバイザーとの相性もあるので、複数の転職エージェントを利用すれば、自分に合ったアドバイザーと出会える可能性も大きくなるでしょう。

転職エージェントを複数利用するデメリット

転職エージェントに申し込むと、キャリアアドバイザーとの面談が行われ、求人の紹介、応募書類・面接のアドバイス、面接日程の調整、条件の交渉など、様々なやりとりが発生します。応募する求人が増えれば、一連のタスクにかかる手間や時間も増えます。

1社だけの利用であれば複数の求人を紹介されてもアドバイザーが面接日などを調整してくれますが、複数の転職エージェントを利用すると、転職エージェント間の調整をご自身で対応していく必要があります。
特に仕事を継続しながらの転職活動は割ける時間が限られるため、調整に手間がかかることに考慮する必要があるでしょう。

また、複数のキャリアアドバイザーから異なるアドバイスをもらえるというメリットがある反面、どの意見を参考にすべきか、混乱したり悩んだりしてしまう可能性もあります。

転職エージェントのおすすめの利用方法

では、複数の転職エージェントに申し込みたい場合、どのように利用すると良いのでしょう。

まず、転職エージェントには、「大手・総合型」と「中小・特化型」の2種類があります。
大手・総合型の転職エージェントは、幅広い業界や多様な職種の求人に対応しているのが特徴です。求人数が豊富で幅広く、さまざまな業界事情や採用動向に精通しているため、現職と異なる職種や業界へのキャリアチェンジを考えている方や、まだ転職の方向性が決まっていない方は、幅広い選択肢を提案できる大手・総合型を利用すると良いでしょう。

一方、希望する業界や職種、条件などが明確な場合は、大手・総合型に加えて、中小・特化型の転職エージェントも併用することをおすすめします。

中小・特化型の転職エージェントは、職種や業界、勤務地、年収など、特定の分野に特化した転職支援を行っています。中には業界・職種経験者や、特定の分野の情報に精通したキャリアアドバイザーが所属しているケースもあり、専門的なアドバイスも期待できます。また、少数精鋭でフットワークの軽さや柔軟な対応を特徴としている転職エージェントもあります。

大手・総合型よりも、さらに詳しい情報提供を受けたいという場合は、中小・特化型転職エージェントを利用すると良いでしょう。

この記事のおさらい

転職エージェントを複数利用するメリットは?

紹介される求人数が増え、より多くのキャリアの選択肢を得られることです。詳しくはこちらでご紹介しています。

転職エージェントを複数利用するデメリットは?

1社のみの利用とは違い、複数の転職エージェントとの進行を自分で管理しなければならず手間がかかることです。詳しくはこちらでご紹介しています。

転職エージェントのおすすめの利用方法は?

「大手・総合型」と「中小・特化型」の2種類がありますので、自分の方向性に合った転職エージェントを利用することです。詳しくはこちらでご紹介しています。

記事作成日:2020年08月14日 記事更新日:2022年9月13日