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上司が嫌で辞めたい…こんな理由で転職するのはアリ?ナシ?

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直属の上司と合わず、毎日がストレス…こんな悩みを抱える人もいるのでは?

今回は、「上司が嫌いという理由で転職するのはアリなのか?」と悩む26歳男性の悩みにキャリアアドバイザーがお答えします。

お悩み:「上司が嫌で転職したい…これってあり?なし?」

広告代理店に新卒で入社し、3年目。昨秋に異動してきた上司がどうしても好きになれません。営業は数字が命とは理解していますが、結果だけを見て人を評価し、プロセスを全く見てくれません。

コツコツ顧客と関係性を築き信頼を得ている人よりも、強引な営業でも高い数字を挙げているメンバーを褒め、評価します。そのくせ営業ノウハウを教えてくれるわけでもなく、目標数字をもとにただ皆を管理しているだけのように思えます。

顧客と信頼関係を構築し、数字を積み上げていきたい私とはソリが合わず、「そんなペースじゃ数字は上がらない」「3年目にもなって何もわかっていない」など何かとやり玉に挙げられるので、毎日会社に行くのが苦痛です。思い切って転職したいのですが、上司が嫌という理由で転職するのはアリなのでしょうか?

4つのステップで「転職か、現職で頑張るか」を考えてみる

「上司が嫌い」という感情に任せて安易に飛び出してしまうのはお勧めできません。もしも仕事は面白い、同僚と切磋琢磨できる環境は気に入っているなど、上司以外の部分で大きな問題がないのであれば、一時の感情で辞めてしまうのはキャリアのロスになるからです。

また、上司・部下の関係は永続的なものではなく、数年内に上司もしくは相談者が部署異動するケースもあり得るでしょう。

ただ、「上司が嫌い」であることを、今後とキャリアを前向きに考えるきっかけと捉えるのであれば何ら問題ありません。あふれる感情は抑えていったん立ち止まり、転職したほうがいいのか、今のところでもう少し頑張ったほうがいいのか、次の手順で冷静に考えてみるといいでしょう。

Step1:上司のどこが嫌なのかを具体的に書き出してみる

嫌なところ、嫌だと思う理由を紙などにどんどん書き出していきましょう。自分の気持ちを吐き出し、整理するのに有効です。

Step2:Step1で書き出したものが、「単なる不満」になっていないかどうか考えてみる

書き出したものを第三者の視点で見てみて、独りよがりの単なる不満や愚痴になっていないか考えてみましょう。単なる不満にしか見えないようであれば、この状態で転職活動しても、前向きな思いがアピールできず評価されづらいでしょう。

Step3:これらの不満を、現職で改善できないかどうか考えてみる

今の環境で本当にできることはないか、自分の工夫で変えられるものはないか、冷静に考えてみましょう。

もしできることがあるならば、例えば3カ月や半年などと期限を決めてから行動に移すことをお勧めします。もしも「自分の力では、現状は変えられない。どうしようもない」と感じたのであれば、この時点で転職活動を始めましょう。

Step4:できることはやり切ったけれど、やはり転職したいと思ったら活動を開始する

一定期間努力し、やり切った結果、現状が変わり相談者にとって働きやすい環境が整ったのであれば、現職で頑張りキャリアを構築していきましょう。

それでも現状が変わらなかったのであれば、転職活動に踏み切るのも一つの方法です。努力した経験は、必ず自身の糧になっているはずです。Stepを踏む中で、仕事において自分が大切にしたいこと、どうしても譲れないことも洗い出されるので、転職活動を行う際の「自分の軸」もより明確になります。転職理由や志望動機の精度も高まるでしょう。

上司の嫌なところを整理するための「4つの軸」

なお、Step1で「上司の嫌なところ」を書き出す際、次の4つの軸で「嫌だと思う理由」を分解していくと、その後のStepが進めやすくなります。

(1)上司の考え方・方針
(2)上司のマネジメントスタイル
(3)上司の人柄・人物タイプ
(4)上司の自分に対する評価方法・処遇

上司の特にどこが嫌なのかが洗い出せるので、対策を打つべき部分が明らかになり、現状を変えるにはどうすればいいか冷静に対応策を講じることができます。

例えば、「(1)数字という結果だけを見て評価されるのが特に嫌」であれば、なぜ数字を重視するのか、上司の気持ちや置かれている立場、会社全体の方針なども含めて考えてみましょう。

実際に評価されている人のやり方を研究してみるのも有効。もしかしたら、相談者が気づいていないだけで、評価されている人はこまめに現状を上司に報告・相談してアドバイスを仰ぎ、その結果数字が上がっているのかもしれません。この場合は、嫌な気持ちをぐっとこらえ、現状について報告しながら、数字を上げるためにはどうすればいいか素直にアドバイスを仰いでみるのが一つの対応策になります。

もし「(4)3年目にもなって何もわかっていないとやり玉に挙げられるのが一番つらい」のであれば、なぜそのようなことを言われるのか客観的に考えてみましょう。

もしかしたら、「顧客と信頼関係を構築して長期にわたり取り引きしていただきたい」という相談者の想いや努力、頑張りが伝わっていないのかもしれません。この場合は、今より頻繁に上司とコミュニケーションを取ることで現状が好転する可能性があります。

「嫌だ!」という気持ちが先に立つと、なかなか冷静に現状を分析・判断できなくなるものです。このような方法で現状を客観的に見ると、問題点が洗い出され、今やるべきことが見えてくる可能性は大いにあります。また、現状改善に動く過程で、自身の営業方法や上司とのコミュニケーション方法を見直すことで、ビジネスパーソンとしてのさらなるスキルアップも期待されます。

感情の赴くまま行動することなく冷静に4つのStepを踏むことで、自分にとってより良い選択を取りましょう。

第三者の手を借りれば、冷静に現状を判断し心に余裕を持って行動できる

転職エージェントを利用すれば、より冷静な視点で4つのStepを考えることができます。そして、相談者の場合はどういう対策を取ればいいのか、第三者の視点でアドバイスをもらうことも可能です。また、相談者の強みを洗い出し、将来転職を選ぶ場合の選択肢も提示してもらえるので、心に余裕を持って行動することができるでしょう。

相談者が嫌な上司と向き合い、現状改善に動く覚悟を決めた場合、その過程においては「辛い」と感じる場面も多いと思います。そんなとき、「いざというときは転職という選択肢がある」と思えることが支えになるはず。キャリアの伴走者として転職エージェントを有効活用する手があるということも、ぜひ覚えておいてほしいですね。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

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