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マーケティング・営業企画・広報(PR)「志望動機」の伝え方と書き方

面接の質疑応答で必ず問われる「志望動機」。経験・スキルが同程度の応募者が複数いた場合、志望動機で選ばれるケースは少なくありません。さらには、経験が浅い人や未経験者が志望動機によって意欲や成長性を評価され、経験豊富な人を差し置いて採用されるケースもあります。どんな会社にも通じるような志望動機ではなく、「だから、この会社」という説得力ある志望動機を語れるようにしておきましょう。

マーケティング・営業企画・広報の「志望動機」をまとめる4ステップ

扱う商材や対象顧客層によって、マーケティング・営業企画・広報(PR)に求められる要素は大きく異なります。例えば、企業ブランディングに積極的に取り組む企業もあれば、広告・メディア、SNSなど活用して自社商品・サービスのプロモーションを行う企業、顧客企業の営業支援を行う企業などがあり、経験・スキルはもちろん、応募者に期待する志望動機・志望理由も多様です。

そこで、まずは志望企業の特性を見極めた上で、企業が知りたいポイントをうまく盛り込み、志望動機としてまとめるための4つのステップを具体的に解説します。

【STEP-1】自分が仕事で大切にしたいこと、こだわりを明確にする

まずは、転職したいと思った理由、転職によって「変えたいもの」「変えたくないもの」を言語化しましょう。マーケティング・営業企画・広報(PR)などであれば、「商材のジャンル」「対象顧客層」「販売チャネル」「販売手法」などの観点で、自分が大切にしたいもの、こだわりたいものを明確にします。

【STEP-2】STEP-1で挙げたキーワードを念頭に、企業研究をする

STEP-1で挙げたキーワードをベースに、志望企業の研究をします。
また、マーケティング・営業企画・広報(PR)の採用においては、「マーケットにおけるその会社の商材の位置付け、将来展望」について、応募者がどのように捉えているかが注目されます。企業研究の際には、その観点も意識してください。

企業研究に際しては、企業サイトを読み込むのはもちろん、ニュースリリース、メディアのインタビュー記事など、多角的に情報を収集してください。中途採用であっても、「新卒採用」サイトにも目を通しましょう。学生向けなので、事業や仕事の内容がわかりやすく説明されています。社員インタビュー記事では既存社員がどんな働き方をしているか、どんなやりがいを感じているかがつかめます。

上場企業であれば、IRページなどで決算資料に目を通しておくのもお勧めです。決算資料を見る投資家はその業界の専門家とは限りませんので、事業内容や今後の方針について、かみ砕いて説明されています。中長期ビジョンも記載されているため、目指す方向性を理解しておけば、役員面接で効力を発揮する可能性もあります。

そしてこれらの企業情報を調べるとき、STEP-1で挙げた「自分が大切にしたいこと」「こだわり」を意識しながら見てください。その中で、相手企業と自分の「大切にしたいこと」「こだわり」の共通点を探ります。

【STEP-3】「企業のこだわり」=「自分のこだわり」であることを証明する

企業研究でつかんだ、相手企業の「大切にしていること」「こだわり」を挙げて、それが自分と共通していることを伝えられるように準備します。

「御社では**を大切にしているとのことですが、私も**を大切にして働きたいと思っています」の一言で終わるのではなく、「**を大切にしたい」と考えるようになった出来事、経験のエピソードを具体的に語れるようにしておきましょう。つまり、その会社の理念や考え方に共感していることを、リアルなエピソードによって説得力が増します。

特に、ベンチャー企業や立ち上げて間もない企業の場合、理念や考え方がフィットしているかどうかが特に重視されるケースが多いため、リアリティをもたせて語れるようにしておきたいものです。

【STEP-4】マーケットや商材への「興味」「愛着」をしっかりと言語化する

マーケティング・企画・広報・PRの採用においては、「そのマーケットや商材に対する興味の強さ」が重視されます。特に、「同業他社ではなく、なぜ当社なのか?」という点を問われます。

同じ業種であっても、ターゲット層や商品開発の理念・方針などは企業によって特徴があるはずです。それに対して自分が共感していること、その企業の商品・サービスが好きであることを、具体的な理由を挙げて伝えるようにしましょう。

志望動機の伝え方のポイント

職種別に伝えるべきポイントと例文を紹介します。

広報(PR)の場合

相手企業の広報戦略に注目しましょう。例えば、単にニュースリリースの発信や取材対応を行うだけでなく、「コーポレートブランディング」を推進したい考えの企業もあります。最近では、「ESG(環境・社会・ガバナンス)」「サスティナビリティ」を企業のブランディングに取り込みたいとする企業も多く見られます。あるいは、グローバル展開にあたっての広報活動を強化しようとするケースもあります。

<例文>志望動機の伝え方・書き方

「御社(貴社) のホームページを拝見すると、CSRや環境保全活動に力を入れていらっしゃいますが、世間にはあまり認知されていないとお見受け致します。私は、企業が率先して環境問題に取り組むことは非常に価値があると考えており、その活動が多くの人に知られ、広がっていくことを願っております。
私はこれまで、広報としてコーポレートブランディングの企画・推進にも携わってまいりました。その経験を活かし、御社(貴社)の取り組みを発信することで、メディアの取材などを誘致し、ブランドイメージアップを図りたいと考えています。そうして御社(貴社)のファンを増やし、サービス利用の拡大につなげ、利益向上に貢献したいと思います」
※面接で伝える場合は「御社」、履歴書に記載する場合は「貴社」

プロモーションの場合

自社商品・サービスをどのように伝えていくか(売り場作り、広告・メディア戦略、SNS活用など)、どんなメッセージを送っていくかがポイントとなります。
また、その商品にどれだけ愛着を持っているかも重視されますので、商品への想いを熱く伝えることも意識してください。

<例文>志望動機の伝え方・書き方

「御社(貴社)の製品は私の父と兄が長らく愛用しており、常に家にあったのでとても親しみを感じていました。女性向けの製品が発売されたとき、早速購入しましたが、とても使いやすく、デザインもすばらしく、御社(貴社)の商品開発力を実感してすっかりファンになりました。
今後は女性向けの商品ラインナップを増やしていかれるとのことで、ぜひ世間に広めたいと考えております。私はこれまで、御社(貴社)の新たなターゲット層であるF1層向けのプロモーションを行ってきました。その経験を活かし、インフルエンサーなどを活用したSNSでのプロモーション戦略で認知度アップに貢献したいと思います」
※面接で伝える場合は「御社」、履歴書に記載する場合は「貴社」

営業企画の場合

近年は、営業支援ツールなどが多く出てきており、営業活動の手法や進め方が多様化しています。相手企業の商品特性に応じた営業手法の選定、仕組み化、効率化、数値の可視化といった観点で、相手企業がやろうとしていることと自身がやりたいことのすり合わせを行いましょう。

<例文>志望動機の伝え方・書き方

「私には人事職に就いている友人が多く、仕事上の苦労を常々聞いてきました。御社(貴社)が開発された人事業務支援ツールを知ったとき、友人たちの課題、つまりは世の中の人事の課題を解決できるツールだと思い、ぜひ広げたいと考えました。
御社(貴社)では昨年から展示会にも参加されているようですが、私はこれまで、ITツールの営業および営業企画として6年間、展示会を活用して売上アップを実現させた経験がありますので、そのノウハウも活かせると考えております」
※面接で伝える場合は「御社」、履歴書に記載する場合は「貴社」

リクルートエージェント キャリアアドバイザー 鄭 恵子
リクルートキャリアの転職エージェントサービス「リクルートエージェント」のキャリアアドバイザーとして、主にマーケティング・営業企画・広報(PR)全般を担当。

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