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「Python」スキルを活かす・キャリアアップする転職とは?【2019年最新動向】

「新たに学びたいプログラミング言語」として注目を集めている「Python」。人工知能・AIやビックデータ解析に活用できることから、Pythonスキルが求められるケースは増えてきています。

Pythonスキルを持つエンジニアにとって、また、これからPythonスキルを身につけたいエンジニアにとって、今どんな転職のチャンスがあるのかをお伝えします。

AI関連企業でPythonエンジニアニーズ急増中

ITエンジニアを募集している企業のうち、求めるスキルとしてPythonを必須としているのは、自社プロダクトを持っている企業が中心です。中でも人工知能・AIやビックデータ解析などを活用したサービスを立ち上げようとする企業が、Pythonスキル持つエンジニアを求めるケースは急増しています。

Pythonを用いた開発が増えている背景には、他の言語と同様にシステム・アプリケーション開発で使用されるほか、データ解析の場面でも使用されるという特徴があります。

データ解析を行い、分析のアルゴリズムを作る役割を担うポジションでは、統計や機械学習の知見を持つ方、TensorFlow 、scikit-learnなどといった機械学習においてデータを扱うためのライブラリに知見がある方は特に需要が高いです。このポジションは、機械学習エンジニア・データ分析エンジニアと呼ばれることもあります。

一方で、すでにデータが整備されており、そのデータと機械学習を活用したシステム開発に取り組む企業では、アプリケーション開発のためのPythonをはじめとする何らかの開発言語の経験・スキルが求められます。

いずれもメンバー層からリーダー層、さらに上位のスペシャリストまで、幅広いポジションの求人があります。Python未経験でも、他の言語スキルや専門知識を活かして転職し、これからPythonの経験を積んでいくことも可能です。

Pythonスキルを活かす転職

すでにPythonエンジニア・機械学習エンジニアとして経験を積んでいる方が選ぶ方向性は大きく分けると3つ。

* 機械学習分野で最先端の取り組みを打ち出している大手企業
* アルゴリズムに突出した強みを発揮しているスタートアップベンチャー
* デジタル化が進んでいない事業会社で、自らがデータ活用を推進する

これからPythonスキルを身につける転職

メンバークラスの採用の場合、Python未経験でも「Ruby、Goなどでのサービス開発経験があれば、Pythonは入社してからキャッチアップしてもらえばいい」という求人もあります。

また、データ分析・活用コンサルティングを行う企業などであればIoT関連の案件も手がけるため、「Java」「C++」「C#」など、古くからある言語での開発経験者も採用ターゲットとなっています。入社後、Python、Rubyなどのスキル、機械学習などの知見を身に付けてくれればいい、というわけです。

選考で重視されるのは、機械学習に対する興味関心の強さ。そして、「身につけたい」だけでなく、身につけた上で「どう活かしたいか」を語れることが重要です。興味関心を示すなら、「入社後に学びます」ではなく、すでに学習や実践に取り組んでいることをアピールできるといいでしょう。

機械学習のコミュニティは活性化しており、コンペティション形式で開催される「Kaggle(カグル)」、ビジネスでどう活かしていくかを考える勉強会など、学ぶ機会が広がっています。そうした場を活用して知見を増やしていくことをお勧めします。

また、「独学でチャットボットを作った」など、実際に手を動かした経験もプラス評価されます。実務未経験でも、「学ぶ」「触る」「使う」経験を通じて意欲の高さを伝えるといいでしょう。

リクルート(旧:リクルートキャリア) リクルーティングアドバイザー 
安井 沙織・岩田 昌大

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