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転職はめんどくさい? 最初の一歩を楽にする方法と気持ちの切り替えポイントを紹介

35歳転職 めんどくさい

転職活動は応募書類を作成し、求人に応募するだけでも大変な労力です。そのため転職活動を始める前からめんどくさいと感じて、スタートを切ることさえためらってしまう人もいるのではないでしょうか。
そこで、人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント粟野友樹氏に、転職活動の最初の一歩を踏み出すためのアドバイスや、めんどくさい気持ちを切り替えるポイントについて伺いました。

転職がめんどくさいと感じる理由

転職未経験者の場合は「具体的にやることが分からない」「自分に合った情報が選べない」ことが、めんどくさいと感じる大きな理由ではないでしょうか。
一方、転職経験者の場合は具体的な手順や転職の流れを理解しているだけに、めんどくさいと感じる要素が明らかになっているケースが多いようです。

転職準備がめんどくさい

転職活動には事前準備や対策が欠かせませんが、手間や時間がかかるために始める前から億劫だと感じやすいかもしれません。具体的な理由について解説します。

転職の流れがわからない

転職活動が初めての場合、転職の流れをよく知らず、何から始めたらいいかわからない場合もあるでしょう。
「応募書類を作成して求人を探し、応募して面接を行う」という、転職活動の大まかなステップについては理解している人が多いはずです。しかし書類作成や求人選びなどの具体的な作業内容や手順、スケジュール感などが分からないために「よくわからない」ことが理由で転職活動を後回しにしてしまう場合もあるかもしれません。

書類作成が大変

転職経験者ほど、具体的な手順を理解しているだけに「効果的な応募書類を作り込むのがめんどうくさい」と感じてしまうのではないでしょうか。
書類選考は最初に突破しなければならない関門のため、効果的にアピールするための自己PRや志望動機はどう書けばよいか頭をひねらなければならず、手を付けるのが遅くなるのかもしれません。
そのような場合には転職エージェントに相談して、応募書類の添削サポートを受けながら効率良く進める方法もあります。

求人をどう探せばいいかわからない

膨大な求人情報の中から、自分に合っている情報を探し出すのはとても時間がかかるものです。いざ行動を起こして転職サイトで調べた結果、情報が多すぎて混乱してしまい、転職活動が面倒になってしまうケースもあるようです。
そもそも自分はハローワークや転職エージェント、求人情報誌などの中から、どんな求人情報の探し方が適しているかわからない場合もあるでしょう。

面接の日程調整が難しい

今の仕事が忙しいため、面接の日程調整が難しいと感じているケースです。仕事をしながらの転職活動は、通常業務の合間をぬって面接のスケジュール調整を行います。土日などに面接対応してもらえるケース以外は、早退や有給休暇の取得も必要になるでしょう。そのため現職への影響を考えてしまい、日程調整自体がめんどうに感じてしまうかもしれません。
また直接応募の場合は、自分で企業と連絡を取って日程調整を行うために、手間が増えてしまうことも懸念点になるでしょう。

転職先が決まった後もめんどくさい

転職先が決まった後のことを考えて、めんどうくさいと感じてしまう場合もあります。

退職準備・引継ぎに時間をとられる

転職先が決まったら、まずは直属の上司に退職の意思を伝えます。その際に退職の話題は言い出しにくいことや、際引き止められる可能性もあるため想像するだけでめんどくさいと感じるかもしれません。
通常業務のかたわら、後任者への引継ぎ作業や資料作成なども必要となります。また取引先を持っている場合には、退職の挨拶回りなどで先方の会社へ出向くこともあるでしょう。それらに、時間を取られるわずらわしさを感じる人もいるでしょう。

転職先の人間関係・新しい仕事を覚えるのが億劫

転職先で新たに人間関係を構築するその期間にめんどくさいと感じる人もいるでしょう。
3か月程度は様子見しながらゆっくりと慣れていくもの、と頭では理解していても、その間気を張って過ごすことを考えると転職活動に向かう気持ちが鈍くなるのかもしれません。

また新しい環境で仕事を覚えるのは、いつもより緊張感を持って取り組む必要がありそうな点もめんどくさいと感じる一因でしょう。経験してきた業務やスキルを活かした転職をしたとしても、企業によって仕事の手順が異なるために一から覚えたり、ミスをしないように気を付けたりすることがめんどくさいと感じてしまうでしょう。

転職がめんどくさいを切り替えるポイント

めんどくさいと感じても、転職したい気持ちをごまかしてしまうのは得策ではありません。転職活動に向かうために、気持ちを切り替えるためのポイントを紹介します。

転職したい理由を明確にする

何が転職理由かわからない場合は、まずは不満から生まれた転職理由でもいいので明らかにしていくことです。例えば「仕事に興味が持てない」のであれば、転職理由は「好きな仕事がしたい」と置き換えられるでしょう。
現職への不満をそのまま転職理由にしたり、目的が曖昧だったりすると、ミスマッチな企業を選択して後悔するケースもあります。ネガティブな理由は、転職後に実現したいことに置き換えて転職の軸を固めていきましょう。

転職後の自分をイメージする

転職後の自分を想像して、モチベーションを上げポジティブな気持ちになることも大切です。面接が既に決まっている場合は、面接担当者が将来一緒に働く予定の人たちとして、仕事している場面を想像し、事業に関わって自分が求められている姿を想像するとよいでしょう。

また家族と話してみるのもおすすめです。働く時間にゆとりが持てたら週末に旅行に行ける、年収が上がれば住む場所を変えられる、子供の教育費として使える金額が上がるなど、転職したら「こんなことも出来る」などの話をしてイメージしてみましょう。家族以外にも、友達に転職の話をして励ましてもらうのも方法のひとつです。あの会社へ行けたらすごくいいね、などの言葉をもらうことで転職活動に対しての意欲をアップさせられます。

転職活動の期限を決めて取り組む

期限を切ることで、目標に向かって早めに行動を起こしやすくなるでしょう。
転職活動にかかる一般的な期間は、3か月程度と言われています。「何としてもこの期間を乗り切る」と短期決戦の意識を持つことで、モチベーションを維持しながら活動を続けやすくなるでしょう。早ければ2か月ほどで内定を得られるケースもあります。また転職エージェントに相談すれば、効率良く進められるスケジュールを提案してもらえるでしょう。

転職しなかった場合の後悔について考える

転職しなかった場合の後悔は大きく分けると3つ挙げられます。

1つめは、転職活動を始めようとした時期に求人が減ってしまい、転職活動の難易度が上がってしまったケースです。転職市場の状況は常に変化するものなので、求人が多いときに転職活動するなどタイミングも重要です。
2つめ転職していたら手にできた未来を想像して後悔するパターンです。内定辞退した会社が急成長していた、転職した元同僚たちが活躍している、など「自分もビッグになれたかも…」「年収アップできたかもしれない」と後悔するパターンです。
また3つめは現職にとどまったが、現状が思っていたよりも改善せずに後悔することです。残業による拘束時間が長い、年収が上がらない、人間関係の悪化などが改善されないなどの理由で後悔することもあるでしょう。

自分が転職を始めやすい方法から試してみる

転職活動がめんどくさいと感じるのであれば、はじめの一歩は気軽な気持ちで自己分析ツールや求人サイトに触れてみる方法もあります。

ひとまず自己分析ツールを触ってみる

インターネットで検索すると、様々なサイトで自己分析ツールやシートを無料で扱っているので、まずは気軽に利用してみましょう。スマートフォンから利用可能なものもあります。
自分の強みや得意なことなどがわかり、特性を知ることで転職の方向性を決めるきっかけにもなります。

しっかりと分析していけば、自己PRや志望動機が言語化できるようになるので、説得力ある内容を応募書類に盛り込めるのもメリットのひとつです。応募書類の作成や面接の場でも効果的なアピールをすることができ、正しく自分を評価してもらえます。

求人を眺めてみる

転職サイト・求人誌・転職SNSなどで、求人をぼんやりでもいいので眺めてみましょう。必ずしも登録が必要なサービスだけでなく、希望条件を設定すれば求人検索することができるものも多いため、どんな求人があるかを見て現状を把握するのもおすすめです。
さらに企業の口コミを見てみれば、社内の雰囲気や労働環境などが分かり、よりリアルにイメージを掴めるため「応募してみたい」と思うきっかけになるかもしれません。

転職エージェントに登録してみる

転職エージェントでは、希望すれば転職の流れから教えてもらうことが可能です。
自己分析や経験した業務やスキルの棚卸しもサポートしてもらえるので、何から手を付けていいかわからない人にも心強いでしょう。
最近では多くの転職エージェントが、オンライン・電話面談に応じてくれるため、直接オフィスへ出向く必要もありません。面談日程も基本的には自分の都合に合わせてもらえるので、仕事終わりや時間に余裕のある休日に自宅にいながら相談することができるでしょう。

転職がめんどくさいと感じたら転職エージェントに相談を

新しいことを始めるとき多くの人が「めんどくさい、億劫だ」と感じやすいものです。
安全な環境を維持したいと考えるのは、当然の気持ちともいえるので気を落とす必要はありません。
しかし転職したい気持ちが頭をよぎるのであれば、そこには転職したい動機が必ずあるはずなので、自分の気持ちを無視せず受け止めてみましょう。
転職活動を始めるのが不安に感じるのなら、まずは転職エージェントに相談するのもおすすめです。
転職エージェントのサービスはすべて無料で利用できるうえ、転職に対する悩みを正直に伝えれば一緒に解決方法を考えてもらえるでしょう。

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント 粟野友樹氏


約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルを行っている。

記事作成日:2022年06月06日 記事更新日:2023年09月14日

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