
人事評価への違和感をきっかけに転職を考え始めたI様は、自分の市場価値が他業界でも通用するのかに不安を抱えていました。広く求人を見て、選考結果とフィードバックを重ねながら営業経験の価値を捉え直し、納得できる一社を選んだ過程をご紹介します。
| 転職前 |
|---|
| 年収 450万円 |
| 業種 建築・不動産・住宅 |
| 職種 広告・メディア法人営業 |
| 転職後 |
|---|
| 年収 480万円 |
| 業種 建築・不動産・住宅 |
| 職種 法人営業 |
転職データ
| 年齢 | 20代後半 |
| 性別 | 男性 |
| 居住地 | 愛知県 |
| 直近在籍年数 | 約6年 |
| 転職経験 | 初転職 |
| ニーズ | #法人営業継続 #年収維持 #将来性 |
| 悩み | #市場価値が分からない #人事評価が不透明 #自己分析が難しい |
| 前職職務要約 |
|
活動レポート
| 転職活動期間 | 求人応募社数 | 面接企業数 | 内定社数 |
|---|---|---|---|
| 約2ヶ月 | 33社 | 4社 | 1社 |
転職プロセスへの質問
01 前職で転職を考えたきっかけは?
「この先もここでいいのか。30歳を前に、そう立ち止まりました」
前職では、不動産会社向けの広告営業を約6年続けていました。
仕事内容に大きな不満があったわけではないのですが、人事評価の基準が見えにくく、昇格の納得感を持ちづらかったんです。
それと同時に、「この先5年、10年と働く場所として本当にここでいいのか」と考えるようになりました。もともと私は、既にあるものを守るより、新しいものをつくって広げていく仕事に興味があったんですよね。30歳を前に、次に選ぶ会社は長く勤められる場所にしたいという思いも強くなっていきました。
最初は知人経由で声をかけてもらった会社に進むつもりもありましたが、せっかくなら一度広く見た方がいいと思い、転職活動を始めることにしました。
02 転職を考え始めた当初、どんなキャリアを期待していましたか?
「広く見ないと、自分の市場価値は分からない」
転職で外せなかったのは、法人営業を続けることと、今の年収を最低限維持することでした。一方で、業界は最初から絞りすぎないようにしていましたね。
不動産業界の経験は活かしたい気持ちがありつつ、他業界でも通用するのか確かめたかったからです。
実際には、不動産業界に強いエージェントと、幅広い業界を見られるエージェントサービスを並行して使っていまて、初めは不動産会社も見つつ、他業界の求人にも目を向ける形でしたね。
その中で、法人営業を長く続けてきたことや、多くの顧客課題に向き合ってきた経験は他でも強みになると教えてもらえました。
実際に複数社へ応募する中でも、事前に聞いていたより書類選考が進む感覚があり、「自分の経験は思っていたより評価されるのかもしれない」と見方が変わっていったんです。
03 キャリアアドバイザーとのやり取りで、特に良かったことは何でしたか?
「何を評価されたのかが分かると、次の面接が変わる」
最初に助かったのは、書類選考はある程度落ちるのが前提で、広く応募していく方がいいと最初に教えてもらえたことです。私は初転職で、落ちること自体に構えていたので、その前提を知れたことで応募のハードルが下がりました。
実際の活動では、自己分析やレジュメ作成、よく聞かれる質問の整理を支えてもらいました。自分では話せるつもりでも、転職理由や強みを言語化するのは意外と難しくて、そこを整えてもらえたのは大きかったですね。
さらに、企業がどこを評価して次の選考に進めてくれたのかを都度共有してもらえたのも助かりました。日程調整の進め方や企業への返し方、条件面の確認まで含めて、どこを自分で考え、どこを頼ればいいかが分かったので、不安をため込まずに進められたと思います。
04 最終的に入社を決めた理由は何でしたか?
「選ばれるかより、何を売る会社かで決められるようになりました」
最終的に入社を決めたのは、選考中から志望度が高かった不動産・建築領域の企業です。最後に見ていたのは、自分がこれから扱うプロダクトに将来性を感じられるか、その会社が描く展望と自分の考えが合っているかという点でした。
前職では、既に知名度のあるものを守る色合いが強い環境に物足りなさがあり…。
次は、新しい価値を広げていける仕事がしたい。その考えに照らして見たとき、今回の会社の商材や方向性には納得感があったんです。
加えて、広く応募し、選考で評価ポイントを聞きながら進めたことで、自分の市場価値への不安も薄れていきました。だからこそ最後は「受かるかどうか」ではなく、「この会社でやりたいか」で判断できたんだと思います。
年収面も維持した上で決められたので、納得感は大きかったです。
■ 担当CAより
I様は、法人営業を続けたいという軸を持ちながらも、業界を狭めすぎずに可能性を確かめようとされていた方でした。ご自身では市場価値に不安を感じていらっしゃったため、求人の見方を広げること、強みの言語化、選考ごとの評価ポイント共有を意識して伴走しました。結果として、ご経験が評価される理由を実感いただきながら、将来性と価値観の両面で納得できる一社を選んでいただけたと感じています。
転職活動では、条件が多いほど迷いや不安も大きくなりやすいものです。
ただ、何を優先したいのか、どこまでなら譲れるのかを少しずつ言葉にしていくことで、見える求人や判断の仕方も変わっていきます。すぐに答えを出そうとしすぎず、自分の考えを整理しながら進めることが、結果的に納得のいく選択につながるのではないかと思います。
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。