
長く携わってきた基幹システムの経験を活かしながらも、将来の選択肢の狭さに危機感を持っていたA様。転職活動を通じて、自分の強みを「ニッチな経験」ではなく「汎用的に活かせるスキル」として捉え直し、新たな一社との出会いにつなげました。市場価値を再定義し、前向きな一歩を踏み出した道のりを伺いました。
| 転職前 |
|---|
| 年収 520万円 |
| 業種 システム開発会社(独立系) |
| 職種 web/オープンSE |
| 転職後 |
|---|
| 年収 620万円 |
| 業種 ソフトウェアメーカー |
| 職種 汎用機SE |
転職データ
| 年齢 | 20代後半 |
| 性別 | 男性 |
| 居住地 | 福岡県 |
| 直近在籍年数 | 約6年 |
| 経験社数 | 1社 |
| ニーズ | #初転職 #年収アップ #ステップアップ |
| 職務概要 |
|
活動レポート
| 転職活動期間 | 求人応募社数 | 面接企業数 | 内定社数 |
|---|---|---|---|
| 約14ヶ月 | 34社 | 6社 | 1社 |
転職プロセスへの質問
01 前職で転職を考えたきっかけは?
「SAPのニッチ領域だけで福岡で食べ続ける不安が決め手でした」
私は電力会社向けのSAPというかなりニッチな領域を長く担当していまして、福岡を拠点にこの領域だけでキャリアを積むと、将来の選択肢が狭まるのではないかという危機感がありました。そんな中、周囲の友人が続々と転職しはじめ、自分の市場価値を見直す機会が増えたのが最初のきっかけでしたね。
1年前に一度動いた際は一次面接でつまずき、本当に通用するのかという不安も正直ありました。ただ、年齢的な節目や参画中プロジェクトの切れ目のタイミングも重なり、「今なら腹を括れる」と思えたんです。そこで再開時は本気度を上げ、まず職務経歴書の再設計から着手。会計知識を含めた基幹系の経験をどう見せるかを整理するところから、転職の再スタートを切りました。
02 転職を考え始めた当初、どんなキャリアを期待していましたか?
「管理だけは避け、まずは現場で手を動かし基幹×会計で広げたい」
軸は大きく二つでした。ひとつは、今後も基幹システムに関わり続けること。もうひとつは、管理に寄り過ぎず、まずは自分の手で作業しながら理解を深められる環境を選ぶことです。将来的にマネジメントへ進む可能性はあっても、まずは現場での経験を土台にしたいという思いがありました。
また、これまで携わってきた領域をそのまま繰り返すのではなく、会計知識も活かしながら、より汎用的に通用するスキルへ広げていきたいとも考えていました。一次面接で苦戦した過去もあったため、活動の序盤は広めに求人を見ながら面接経験も積みつつ、自分が本当に重視したい軸を少しずつ明確にしていきました。
03 キャリアアドバイザーとのやり取りで、特に良かったことは何でしたか?
「経歴の深掘りと面接対策。書類通過率が上がり、本番でも自信が持てた」
まず職務経歴書の練り直しが大きかったです。他社で一度添削したものの通過が伸び悩んでいて、基幹×会計の経験のどこが評価されるかを明確に言語化できていなかった。そこで、担当キャリアアドバイザーから、プロジェクト規模や役割、成果の出し方、会計知識の使われ方まで細かく棚卸しし、打ち出し方を変えました。実際、そこから書類通過率は上がった実感があります。
面接前の情報提供も助かりました。よく聞かれるポイントの共有、想定問答の確認、最終前の追加対策など、要所で伴走いただき、受け答えの解像度が上がったんです。一次で落ちた過去の引っかかりが消えた訳ではないですが、面接を重ねる中で言語化が洗練され、テンポの速い質疑にも落ち着いて返せるようになっていきました。「受ける順番」も含め、戦い方の設計を一緒にできたのは心強かったです。
04 最終的に入社を決めた理由は何でしたか?
「基幹の土台を活かしつつ汎用スキルへ広げられる確度と、年収アップの両立」
最終的な決め手は、自分が重視していた軸にきれいに合っていたことです。基幹系の土台を活かしながら、SAPの別モジュールやDynamics 365など、今後より汎用的なERP領域へ広げていける可能性を具体的にイメージできました。面接の場でも、その広がりについて率直な説明があり、入社後も手を動かせるフェーズを想定している点が希望と一致していました。
複数社を比較する中では、Web系や組み込み系など別方向の選択肢も見ましたが、年収レンジやスキルの連続性を考えると、自分にとって最も納得感があったのが今回の会社でした。最終的には年収も上がり、キャリアの広がりと条件面の両方を納得して決めることができました。
■ 担当キャリアアドバイザーより
基幹×会計の接点を自力で磨き、簿記2級まで取得されている点は、ご本人ならではの強みといえます。今回の支援では、その強みを企業に伝わる形へ整理することが重要だと感じていました。そのため、経歴の棚卸しと強みの言語化、面接の論点設計、要点資料の提供など、情報面の下支えに注力しました。
一次面接での苦戦経験があったからこそ、受ける順番や面接ごとの練度の積み上げも、今回の転職活動では大きな意味を持っていたように思います。ご本人の中にあった強みや今後の広げ方が言葉として整理されたことで、納得感のあるご決断につながったのではないかと感じています。
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。