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【生保・損保業界】2021年転職市場の展望

2021年の転職市場動向

生保・損保業界の2021年の転職市場の求⼈・求職者の動きを、業界に精通したキャリアアドバイザーがレポートします。
「2021年の転職市場や業界トレンドを知りたい」「納得感のある転職活動のために、採用動向を知っておきたい」という方はぜひご一読ください。

生保・損保業界の2021年転職市場の展望

・生保業界では新型コロナウイルス禍の影響は比較的軽微。DX関連の採用が進む。
・損保業界では将来的なキャリアを考え異職種への転職を検討する方も。

生保業界の企業側の動き

新型コロナウイルス禍の影響としては、比較的早めに回復に転じており、求人としても上昇傾向にあります。7月までは、入社者の受け入れが困難だったことから採用活動を休止する企業が多異形鋼でしたが、10月からは採用は営業職を中心に活発になってきています。一部未経験採用も実施されており、採用ニーズは強い状況です。

またDX関連の採用は下期により伸びてきており、ピンポイントな求人を中心に引き合いが強いでしょう。社内の業務改革、新サービス開発共に力を入れている傾向です。日本の人口減少が続く中で若年層の取り込みや新しい形の保険商品の開発が急がれています。

求人としては、事業企画、システムアーキテクト、UXUIエンジニア・デザイナー、データサイエンティストなど、他業界でも需要の高い職種です。これからよりこういった求人は増えていくでしょう。どれだけ明確なサービス設計ができるか、採用設計ができるかで明暗が分かれますが、他業界との人材獲得競争の中で、危機感を持つ経営陣はかなり採用に力を入れるようになっています。

生保業界の求職者側の動き

上期からの動きは大きく変わりませんが、ミドル・シニア層からのご相談が増えている傾向があります。また、対面営業の方もリモート活用が進まない中でインセンティブが減少し、転職を考える方もいるようです。

大手中心にリモート勤務も広がっていますが、中堅企業で環境が整っていないところから転職を検討するケースもあるようです。逆に、オンラインを活用していたり、DX推進に取り組んでいる企業は離職も少なく選ばれるようになっています。また、一部は無形営業の経験を生かしてITやインターネット企業を目指す傾向があります。

損保業界の企業側の動き

現状ではそこまで活発に採用活動はしていませんが、コロナ禍の影響で電車通勤から自動車通勤へのシフトが一定起こったことで、自動車保険周りの採用ニーズが若干出ています。オペレーターなどを中心に採用がある状況です。

損保業界の求職者側の動き

コロナ禍を経て、営業職や保険金支払い業務の方が、自身のスキルをより明確に広くしていきたいという考えから、企画系や未経験の職種を目指すケースが出てきています。もはや1社に長く勤められるかよりも、どんな年齢でも目指すキャリアを求めて転職できるようなスキルがほしいという考え方に変わってきている印象です。

【銀行・証券業界】2021年転職市場の展望
注:こちらのグラフは、銀行・証券業界だけでなく、生保・損保業界なども含む金融業界全体のグラフとなっています。
出所:リクルート『リクルートエージェント』転職決定者数の分析

【銀行・証券業界】2021年転職市場の展望
注:こちらのグラフは、銀行・証券業界だけでなく、生保・損保業界なども含む金融業界全体のグラフとなっています。
出所:リクルート『リクルートエージェント』転職決定者数の分析

転職活動は情報収集から

リクルートエージェントには、生保・損保業界に強いキャリアアドバイザーが在籍しています。
最新の採用市場の動向はもちろん、キャリアの「市場価値」、同世代の転職成功事例、職務経歴書作成や面接で注意すべきポイントなど、さまざまな情報、アドバイスをご提供いたします。

2021年の転職活動に不安を感じている方もいらっしゃると思います。
リクルートエージェント独自の非公開求人もございますので、情報収集に転職エージェントのサービスをご活用ください。

お申込み時にキャリアアドバイザーの指定はできません。予めご了承ください。

【参考記事】その他の業界の転職市場動向についてはこちらから
転職市場動向「2021年の展望」|全15業界の新型コロナウイルス禍の動向を解説。

横田 侑介

横田

2012年。入社以来約7年間インターネット領域の企業の採用支援に従事。スタートアップからメガベンチャーまで幅広い企業の採用に携わる。
2019年から金融領域に異動し、生命保険領域を担当。リテール営業職の採用からDX組織の立ち上げまで幅広く携わっている。

栗原 良岳

栗原

IT領域のCAとしてエンジニアの転職支援に従事。その後、金融領域のRAとして、大手~中堅生損保会社の採用支援を行う。
現在は金融ハイキャリア領域のCAとして、金融機関に勤務する方に対しての転職サポートを行っている。