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社員満足度を上げて、顧客満足度をさらに上げる。好循環を生み出す組織であり続けたい。

株式会社名南経営コンサルティングをはじとして、税理士法人 名南経営や社会保険労務士法人 名南経営など、複数の企業が連携して、中部エリアを中心に中小企業の支援を行っている名南コンサルティングネットワーク。その歴史は佐藤澄男税理士事務所設立からはじまり、2026年で60周年という節目を迎えます。クライアントの成長を支えることで、自らも成長してきた企業。お客様との信頼関係を築き続けて、現在ではグループ全体で、クライアント約11,000社を数えます。今回は、株式会社名南経営コンサルティングの代表取締役社長である永井 晶也氏にお話を伺いました。

——目次
各専門家がチカラを合わせ、中小企業をワンストップで支援できることが強み。
・自分の成長ばかりにフォーカスするのではなく、お客様を第一に考えられるように

・堅実で無駄を嫌う地域性の中で揉まれた約60年は、私達の財産

各専門家がチカラを合わせ、中小企業をワンストップで支援できることが強み。

── 貴社の事業の魅力について教えてください。

永井:税理士や行政書士、社会保険労務士、司法書士、弁護士、コンサルタントなど、各スペシャリストが集う組織で、中小企業をトータルでサポートしています。お客様の困りごとを部分的に支援することもできますが、総合的に支援できるというのが当グループの強みです。創業当初は税務関係に対するお客様の困りごとにサービスを提供していました。お客様の困りごとをさらにヒアリングしていくと、実は人事だったり、事業継承だったり、経営に深く関わることが多く、私達の役割が増えるとともに組織は拡大していきました。税務をはじめとして経営戦略、人事労務、法律、資産運用など、企業経営における多様な課題の解決を進めています。

──お客様の特徴について教えてください。

永井:中部エリアを中心に事業展開していることもあって自動車製造関係が多く、さらにはその他の製造や小売り、サービス、医療福祉など、クライアントの業種はさまざまです。共通するのはお客様の多くが中小企業であること。自分自身の人生のほとんどを会社に捧げてきた経営者の方々と仕事をするので、厳しい面もあります。その反面、成果を出せば大きなやりがいを感じることができます。自分たちが提供するサービスによって、お客様の会社全体をいい方向に導くことができる仕事です。

──仕事において重要視していることを教えてください。

永井:専門的知識やスキルはもちろん大事です。でも、それ以上に気持ちが大事。お客様である中小企業の経営者は、気持ちを見抜きます。相手のことを真剣に考えてやっているのか、それとも言われたから仕事だからやっているのか、些細なことから伝わってしまいます。経営者は給与を受け取る側ではなく、給与を払う側で、土日に関係もなく働かなくてはいけないこともあり、責任が非常に大きい立場です。その方々に納得していただくことは易しくありません。「私達は自利利他の精神に基づき、お客様の明日への発展のために今日一日を価値あるものとします。」という理念を掲げ、「お客様の喜びが私たちの喜び」という考え方を、創業以来たいせつにしています。

自分の成長ばかりにフォーカスするのではなく、お客様を第一に考えられるように。

──貴社でご活躍されている方・入社を希望している方の特徴を教えてください。

永井:自分自身の成長に対して意欲的な方が多いのが、この業界の特徴であると思います。それ自体はすばらしいことですが、あまりにも自分自身の成長にフォーカスし過ぎると、お客様の成長を疎かにすることにつながる可能性があります。そうではなく、お客様を第一に考えられるようになること。柔軟な対応がとれること。周りのアドバイスを素直に聞けること。これらを兼ね備えている人物が向いていると考えています。入社して1年未満の方には、定期的に開催する座学を通して、私から心の持ちようについて伝えています。加えて、外部の講師を招いて専門的なスキルを磨く研修も行っています。

組織として、顧客満足度アップはもちろん大事ですが、社員満足度アップも同様に大事にしています。社員が仕事に対して一所懸命に取り組める環境をつくって、やりがいを感じられるように。そうすれば、お客様に対してひたむきに向き合い、顧客満足度が上がっていきます。顧客満足度が上がれば、社員はさらにやりがいを感じられるようになり、それがさらなる顧客満足度アップにつながっていきます。顧客満足度と社員満足度はまさに表裏一体の関係であるので、このようなサイクルを維持できる組織であり続けたいと考えています。

──社員の方々に特に大事にしてもらいたいことはありますか。

永井:コミュニケーションでしょうか。コロナ禍以降、オンラインでのコミュニケーションは増えましたが、当グループでは対面でのコミュニケーションの割合が多いです。お客様が対面を希望する場合が多いためです。きちんと趣旨を伝えて、相手が腑に落ちるように伝える能力が大事になってきます。

社外だけではなく、社内のコミュニケーションも重要ですね。約60年という歴史を経て、組織として大きく変わったことの一つは社員数が増えたこと。そうすると、同じ組織に属していながら知らないまま、関わらないままの人も出てきます。そこで最近は、部署の垣根を越えた交流を推奨しています。飲食を通して、自分の専門分野とは異なるスペシャリストと交流を図ります。これによって仕事においての交流にもつながり、この人にこの仕事を相談しようとか、あの人と組んだら今までと違った効果が生み出せるとか、シナジーが生まれます。飲食費は会社が負担して、部署の垣根を越えたコミュニケーションの活性化を促進しています。

堅実で無駄を嫌う地域性の中で揉まれた約60年は、私達の財産。

──地元である中部エリアへの想いを教えてください。

永井:当社の本社オフィスは、名古屋駅に直結しているJPタワー名古屋33F・34Fにあり、名古屋の中心地に本社を構えて活動を行っています。東海エリアはお金にシビアというイメージがあるかと思いますが、裏を返せば堅実で無駄を嫌う気質があるということ。このような地域性を持つエリアを中心に中小企業の経営者と真摯に向き合ってきた約60年は私達の財産です。また最近の傾向としては、事業継承に関するご相談が多くなったと感じます。以前は経営者のご子息が会社を継ぐパターンがほとんどでした。しかし、最近は社員に後を譲ったり、M&Aを行ったりするなど、ケースは多様になってきました。事業承継と地域発展は密接で、中小企業の事業承継は雇用や地域資源などに関わってきます。事業継承が円滑に行えれば、地域経済の活性化につながっていきます。グループ全体でこれらの課題に向き合って解決に導き、地域を盛り上げて、日本経済の発展へのさらなる貢献をめざしています。

──社員の方は中部エリア出身者が多いのでしょうか。

永井:もちろん、愛知県を筆頭に中部エリアに縁がある社員も在籍していますが、それ以外のエリア出身の社員も在籍しています。当グループは東京や大阪などにも事務所があり、ネットワークは広がっています。会社に馴染めるように、仕事における交流だけではなく、慰安旅行やサークル活動もあります。慰安旅行は2024年に韓国に行きました。サークル活動は野球やフットサル、アウトドア、観劇などを行っています。私が想像していた以上に社員からの評判は良くて、いつの間にか社員同士が仲良くなっているというケースも多いようです。どこの出身であろうとも会社に馴染めるように、社員同士がコミュニケーションをとれる場をこれからもつくっていきたいと考えています。

──最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。

永井:この業界のサービスに対しての需要は年々、増えていると感じます。そこで懸念されるのは供給が追いつかなくなり、レベルが低下してしまうことです。私達はサービスのクオリティにこだわっていきます。それが「私達は自利利他の精神に基づき、お客様の明日への発展のために今日一日を価値あるものとします。」という理念を体現し続けることにつながります。クオリティにこだわったサービスを提供し続ければ、当グループも自ずと成長し続けることができるでしょう。また、この職業は人生のほとんどを会社経営に捧げているお客様と直接やり取りができる、稀な職業といえます。お客様に価値を提供して成果を出せた喜びはとても大きい。その喜びを分かち合える、ともにお客様に真剣に向き合える仲間を増やしていきたいと考えています。

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