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契約社員の職歴はどのように書く?雇用形態別の履歴書「職歴欄」の書き方

正社員以外にも契約社員、派遣社員、アルバイトの経験がある場合、履歴書の職歴欄にどのように記載すべきでしょうか?正社員以外は、そもそも書かなくてもよいのでは…と迷う方もいるかもしれません。

結論から言うと、アルバイト以外はいずれの雇用形態であっても、正しく記載するのが基本。応募先企業に、自分がどのように働いていたかを伝える必要があるためです。ごまかしてしまうと、経歴詐称となってしまう場合もあるので、注意しましょう。

「契約社員」などの雇用形態は記載する

契約社員は、正社員とは職務範囲や立場、責任の重さなどが異なる場合が多くみられます。そのため、応募先企業からの期待値にそぐわず、面接時もしくは入社後にミスマッチが発生してしまう可能性があります。そのため、職歴には雇用形態を明記しましょう。
ただし、契約期間が定められているのみで、職務範囲などが正社員と同じだった場合は、その旨を補足してもよいでしょう。また、契約社員として勤務した後、正社員に登用された場合は実績などが評価されたというアピールにもなるので、併記することをおすすめします。

派遣社員の場合は、求人企業側の混乱を防ぐために「派遣元企業」と「派遣先企業」の記載が必須となっています。アルバイトの経歴は、記載してもしなくても特に問題はありません。

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職歴欄の書き方

これまでのあなたの職歴を正しく応募先企業に伝えましょう。正しく伝えるためには、以下の点に注意し記載します。

●在籍したすべての会社名を、法人格を含め正式名称で書く
●時系列に書く
●最後は「以上」で締める

これらを虚偽なく、入社・退職年など間違いのないように記入しましょう。
以下では、職歴欄の書き方について詳しく解説しています。

参考記事:履歴書の職歴欄の正しい書き方

【雇用形態別】履歴書の職歴欄の書き方&見本

正社員の職歴

まず、「入社年」「正式社名」を記載します。
在職中の場合は、社名に続けて「現在に至る」と書きます。

退職した場合は、会社都合であれば「会社都合により」、自己都合であれば「一身上の都合により」とするのが一般的です。退職日が決まっている場合は「退職予定日」とその旨を記載します。

■正社員の職歴の書き方見本

【在職中の場合】

職歴
2015年 4月 株式会社●● 入社(現在に至る)

【退職した場合(自己都合)】

職歴
2015年 4月 株式会社●● 入社
2018年 11月 一身上の都合により退職

【退職した場合(会社都合)】

職歴
2015年 4月 株式会社●● 入社
2018年 11月 会社都合により退職

【退職予定の場合】

職歴
2015年 4月 株式会社●● 入社(2019年2月に退職予定)

契約社員の職歴

前述の通り、「契約社員」であることを明記しましょう。たとえば「株式会社●●に契約社員として入社」、「株式会社●●に入社(契約社員)」などと書くことが一般的です。契約社員を非常勤社員、嘱託職員などとしている企業もありますが、雇用期間が決まっているという意味では同じなので、その場合も「契約社員」で問題ありません。

■契約社員の職歴の書き方見本

【在職中の場合】

職歴
2018年 4月 株式会社●●に契約社員として入社(現在に至る)

【契約満了で終了した場合】

2018年 4月 株式会社●● 入社(契約社員)
2018年 10月 契約期間満了により退職

【自己都合・会社都合で退職した場合】

職歴
2018年 4月 株式会社●● 入社(契約社員)
2018年 10月 自己都合(会社都合)により退職

【正社員に登用された場合】

職歴
2018年 4月 株式会社●● 入社(契約社員)
2019年 4月 同社に正社員として登用

 

派遣社員の職歴

派遣社員は、「入社年月」のほか、登録した人材派遣会社が雇用主となるため、その会社名と派遣されていた企業名の両方を記入します。また、契約期間が終了して派遣されていた企業を離れた場合は、「退職」と書くのではなく「契約期間満了のため退職」と記載しましょう。契約社員同様、正社員に登用されたという方は、「登用年月」と正社員に登用された旨も併記します。

■派遣社員の書き方見本

【在職中の場合】

職歴
2018年 4月 ●●会社に派遣社員として登録
▲▲株式会社に経理職として勤務(現在に至る)

【契約期間満了で終了した場合】

職歴
2018年 4月 ●●会社に派遣社員として登録
▲▲株式会社に経理職として勤務
2018年 10月 契約期間満了のため退職

【自己都合・会社都合で退職した場合】

職歴
2018年 4月 株式会社●● に派遣社員として登録
▲▲株式会社に経理職として勤務
2018年 10月 自己都合(会社都合)により退職

【正社員に登用された場合】

職歴
2018年 4月 株式会社●● に派遣社員として登録
▲▲株式会社に経理職として勤務
2019年 4月 ▲▲株式会社に正社員登用

アルバイトの職歴

アルバイトやパートは、臨時雇用という扱いであるため、職歴欄に書かなくても問題ありません。ただし、志望している仕事と同じ、または関連する業務を経験した場合や、一定期間以上働き何らかのスキルを身につけたような場合は記載することでプラスになるケースもありますので、アピール材料として記載するのも良いでしょう。そのような場合は、担当した業務内容も書いておきましょう。

■アルバイトの書き方見本

【仕事内容を併記する場合】

職歴
2018年 4月 ●●株式会社 入社(アルバイト)
経理アシスタントとして、伝票入力や精算書作成に従事

※在職中、自己都合・会社都合での退職、正社員登用の場合の書き方は「契約社員」と同様です。

 

参考記事:履歴書の書き方・見本(テンプレートダウンロード付き)

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