
インフラエンジニアの職務経歴書の書き方・見本です。よい職務経歴書を作成するためには、人事担当者に対して自分の経歴をわかりやすく書くことや、効果的な自己PRが必要です。どのように書けば分かりやすくなるのか、何を意識すれば効果的な自己PRになるのかを確認しましょう。
見本のWordファイルをダウンロードできますので、参考にしながら自分の経歴を記入し職務経歴書を作成してみましょう。
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職務経歴書の書き方見本
職 務 経 歴 書
20xx年xx月xx日現在
氏名 ○○ ○○
■職務要約
200x年xx月~20xx年xx月:○○○○株式会社
20xx年xx月~現在:株式会社△△△△ 現在インフラ系PM補佐として従事
■職務経歴
□200x年xx月~20xx年xx月 ○○○○株式会社
期間 |
業務内容 |
200x年xx月
~ 20xx年xx月 |
プロジェクト内容:大規模ネットワークの運用・監視/IDC |
担当業務 データセンターに常駐し、クライアント○社分のネットワーク・サーバーの監視、運用を担当。 ・日々の実運用業務、1次切り分けだけではなくクライアントに応じて2次対応まで実施 ・クライアントに対しての改善提案の実施(折衝経験)を行う。 ・月一回安定稼動のためのクライアントを含めた会議を実施 開発環境 |
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メンバー/要員数:○名 |
□200x年xx月~20xx年xx月 ○○○○株式会社
期間 |
業務内容 |
20xx年xx月
~ 20xx年xx月 |
プロジェクト内容:製造業向けインフラ構築プロジェクト |
概要 営業支援システムのインフラリプレースプロジェクト。担当業務 メンバーとして、主にサーバー追加構築やネットワーク機器の設計・設定に携わる。顧客と密に折衝しながら短期間でプロジェクトを遂行。 【スイッチ】 Catalyst4000(1) 【OS】 Linux(15) Solaris(15) Windows2003(20) 【プロトコル】 RIP2 【使用言語】 Perl シェルスクリプト |
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メンバー/要員数:○名 | |
20xx年xx月
~ 20xx年xx月 |
プロジェクト内容:小売業向けネットワーク追加プロジェクト |
概要 顧客エリア展開拡大に伴い3支店を追加。既存ネットワークに追加する形で3か月という短期間でネットワークを構築。担当業務 サブリーダーとして、スケジュール管理、人員管理を担当。設計・詳細設計においては主担当してドキュメンテーションだけではなく一部検証、機器設定などにも参画※初めてサブリーダーで管理業務が増えましたが、メンバーとの対話を増加させて意思疎通を図りました。 【ルーター】 CiscoISR2800(15) 【スイッチ】 Catalyst4000(1) Catalyst6500(2) 【プロトコル】 OSPF RIP2 |
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サブリーダー/プロジェクト要員数:10名/うちサーバチーム6名を管理
【担当】 |
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20xx年xx月
~ 20xx年xx月 |
業務内容:受注前段階から主担当して参加。RFP作成支援、提案書作成等に携わる。 |
プロジェクト受注後は、PLとして関係者調整、スケジュール管理、人員管理、予算管理を担当。要件定義、設計・構築・運用設計、それぞれの工程においてレビュアーとして参加。 特に、本プロジェクトでは、冗長・負荷分散構成ならびに仮想化において前例がない、高度技術を使用したため、この点に関しては自分が主担当として参加。 ※提案書作成を通じて顧客が抱えるシステム課題の状況が理解でき、その後の、構築や運用まで見据えた全体最適を意識するようになった。BIG-IP(2) 【仮想化ツール】 VMWare(10) 【使用言語】 Perl シェルスクリプト |
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関係者調整/スケジュール管理/人員管理/予算管理 | |
20xx年xx月
~ 20xx年xx月 |
業務内容:大手製薬業向けインフラ構築プロジェクト |
概要 会計をメインとした基幹システムリプレースに伴い、インフラ構築部分を担当。本システムはアプリケーションシステム担当企業と弊社が共同で受注。インフラ部分は協力会社3社と共にプロジェクトを遂行。 【OS】(台数) Linux(15) Solaris(15) Windows2008(20)【ロードバランサー】 |
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PL/プロジェクト要員数:15名/うちサーバチーム7名 | |
20xx年xx月
~ 現在 |
業務内容:大手製造業向けネットワークリプレースプロジェクト |
概要 本社・支社の既存ネットワークを完全更改。担当業務 PM補佐として、パートナーコントロール、スケジュール管理、人員管理、予算管理を担当。ただし、要件定義、設計・構築・運用設計、それぞれの工程においてレビュアーとして参加。 SDNなどの新技術採用にあたっての技術検証も実施。NW規模:30拠点 【ルーター】 Cisco 【スイッチ】 Catalyst3XXX(15) Catalyst4XXX(5) Catalyst7XXX(2) 【ファイアウォール】 Juniper 【プロトコル】 OSPF |
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PM補佐/要員数:○名
【担当】 |
■活かせる経験・知識・技術
インフラ設計における提案書、ドキュメント作成
提案書、基本設計書、詳細設計書、運用設計書などドキュメントの標準化、作成、レビューまで一貫して行う事が可能です。
顧客折衝能力
コストやトラブル等シビアな環境の中で顧客と自社の調整をつけ、お互い納得する点に向けてコミュニケーション推進を行ってきました。
プロジェクトマネジメント
コスト・スコープ・スケジュール・人員管理まで経験があります。PMP等の資格を取得することで理論と実践を融合し、チームパフォーマンスの最大化を常に意識しながら業務を遂行してきました。
下記プロダクトの知識や構築スキル
OS:Unix(Solaris,HP-UX,AIX),Linux(RedHat,CentOS)Windows2003,Windows2008
ミドルウェア: HULFT,MQ , DNS
Webサーバー:Apache, WebLogic,WebSphere
メールサーバー:sendmail,qmail
ストレージ:日立,EMC
NW機器:Cisco(CatalystXXXX,CiscoXXXX),Juniper
プロトコル:TCP/IP,OSPF,BGP
仮想化ツール:VMWare,Citrix,Xen
■資格
・PMP(201x年xx月)
・CCNA(20xx年xx月)
・CCNP(20xx年xx月)
・LPIC Level1(20xx年xx月)
・基本情報技術者(20xx年xx月)
・TOEIC 650点(20xx年xx月)
※現在、20xx年x月までのCCIE資格取得に向け学習を継続しております。
■自己PR(技術、PM、顧客)
ネットワーク、サーバー双方の経験
NW、サーバーともに提案、要件定義、設計、構築、経験したことで、インフラ全般のバランスを考慮したシステムづくりを
考えることができます。
顧客満足度を常に意識した業務
ともすれば技術者は自分のスキルに自信を持ちがちであり、技術を重視するあまり顧客を忘れがちです。私は常に顧客が何を望み、どうすれば満足度の高いシステムになるかを意識し、顧客と会話をしながら業務を行っております。
運用を見据えたインフラ設計スキル
下流工程から経験を積んだテクニカルスキルに加え、いかに安定的に運用ができるかを見据えたインフラシステムを設計してきました。また、設計はもちろん各フェーズにおいてドキュメントアウトプットに注意を払い、基本設計書など標準化されたドキュメントの作成からレビューまで行っております。
プロジェクトマネジメント
自社ならびにパートナー企業社員の混成チームにおけるマネジメント経験を有しています。これまでコスト、スケジュール、タスク、品質などの管理業務を行ってきました。また、ステアリングコミッティ、マイルストーンなどをプロジェクトごとに適切に設け、プロジェクトバーストを未然防止に尽力してきました。
顧客折衝力
顧客やメンバーとのダイレクトコミュニケーションを心掛けることでミスマッチを防ぐようにしております。提案や要件定義などの前工程において情報共有化を徹底することが、後工程の無駄な障害やコストの削減につながると考えております。
新規技術の習得
自宅でLinuxサーバを構築したり、社内メンバーと自主的に勉強会を行うことで、新技術の習得に努めております。
また、「日経ネットワーク」を定期的に購読、セミナーやカンファレンスにも参加し、技術動向を注視し、顧客への提案に役立てております。
■最後に
今後はネットワークだけでなく、サーバ、DB、セキュリティを含めたインフラをトータルにマネジメントできるPMを目指しております。これまで培った知識や経験を活かして参りますので何卒宜しくお願い致します。
以上
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各項目の解説
職務要約=あらすじ
職歴を分かりやすく伝えます。自分の仕事にキャッチフレーズをつけたらどうなるか、を意識して100文字程度にまとめてみましょう。
職務経歴=内容
業務内容は「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事務内容/ 自分が行った業務内容を記載します。また、会社の規模や実績などは数字で表すと分かりやすいでしょう。
活かせる経験・知識・技術
実績・成果を上げるための工夫点や業務において意識したことを簡潔に記載します。
資格・スキル
業務と関連する資格を持っている場合は、必ず記載しましょう。
自己PR=アピール
自己PR は文章または箇条書きで記載します。どの企業でも通用するビジネスパーソンとしてのコアスキルを簡潔に記載しましょう。箇条書きの場合3 つほど、文章の場合は5 行以内が目安です。
最後は「以上」で締めくくります。
【参考記事】各項目の書き方など、職務経歴書の基本的な作成方法はこちら 職務経歴書の書き方・職種別の書き方見本とフォーマットダウンロード |
提出前に最終チェック
□ 誤字脱字がないか
□ 入学/ 卒業や入社/ 退職などの年月を間違えていないか
□ 見出しやタイトルがあり、読みやすいレイアウトになっているか
□ 日付や氏名など基本的な項目が抜けていないか
□ 文章は誰が読んでも意味が分かるように書けているか
□ 具体的な工夫が入っているか
□ 履歴書など他の応募書類の内容と齟齬がないか