
SEの職務経歴書の書き方・見本です。よい職務経歴書を作成するためには、人事担当者に対して自分の経歴をわかりやすく書くことや、効果的な自己PRが必要です。どのように書けば分かりやすくなるのか、何を意識すれば効果的な自己PRになるのかを確認しましょう。
見本のWordファイルをダウンロードできますので、参考にしながら自分の経歴を記入し職務経歴書を作成してみましょう。
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職務経歴書の書き方見本
職 務 経 歴 書
20xx年xx月xx日現在
氏名 ○○ ○○
■職務要約
・20xx年xx月~20xx年xx月
製造業向けシステム開発を中心に、詳細設計・開発を○年経験
・20xx年xx月~現在
製造業顧客向けの案件リーダーとして従事。現在は大手化学メーカー様向けPLとして、システム改善の提案、案件見積もりが中心。
■職務経歴詳細
□2001年4月~2004年3月 ○○○○株式会社
期間 |
業務内容 |
2001年6月
~ 2001年12月 |
プロジェクト内容:金属業向け生産管理システム構築 |
概要 生産・販売・原価を的確に管理するためのシステム導入プロジェクト。 メンバーとして画面の作成、テスト環境構築を担当。 担当業務 開発環境 |
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メンバー(PG)要員数:6名 | |
2002年1月
~ 2004年3月 |
プロジェクト内容:中堅建設業向け基幹システム(顧客管理) の保守プロジェクト |
概要 営業活動を効果的に行うため、顧客情報を管理(更新)し、WEB上にて提供するシステムの追加開発。メンバーとして帳票の詳細設計以降を担当。 担当業務 開発環境 |
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メンバー(PG SE) 要員数:4名 (PJ 全体:150 人) 【担当】 対会社間での連絡窓口(自社社員・協力会社社員への周知など) |
□20xx年xx月~現在 株式会社△△△
期間 |
業務内容 |
2004年4月
~ 2008年3月 |
プロジェクト内容:大手食品メーカー向け /生産管理・受発注システム保守開発プロジェクト |
概要 各営業所からの受発注データを本社DBへオンラインでWEBブラウザを用いて一元管理しているためのシステム。その中で、データベース、GUIの保守開発を担当。 担当業務 開発環境 |
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メンバー 要員数:4名
【管理項目】 2006年10月より 【管理項目】 (PJ 全体:90 名) |
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2008年4月
~ 現在 |
プロジェクト内容:大手化学メーカー向け/販売管理、物流システムの改善プロジェクト |
概要 ユーザー企業が利用する受注~売上の回収までを行うシステムの改善・保守を担当。サブシステムは受注・在庫・発注・債権・債務・その他に分かれており 在庫システムのプロジェクトリーダーとして、スケジュール管理、人員管理、予算管理を担当。 担当業務 開発環境 |
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PL 要員数:30名(PJ 全体:70名)保守 月2.5~4人月改善2~8人月 【管理項目】 |
■活かせる経験・知識・技術
顧客折衝
エンドユーザーとの仕様決め打ち合わせに参加、議事録を作成。
プロジェクトスタート後は、○○機能チームの案件リーダーとして、週一での進捗報告会議にも出席しています。
プロジェクトマネジメント
スケジュール管理・コスト管理・進捗管理・人員管理まで経験しています。PMPの取得を目指し理論と実践を融合し、チームパフォーマンスの最大化を常に意識しながら業務を遂行してきました。
■保有資格
・基本情報処理技術者(20xx年xx月)
・Oracle MASTER GOLD9i(20xx年xx月)
・TOEIC 720点(20xx年xx月)
■自己PR
実装開発スキルについて
主にJavaやPHPを中心としたWebアプリケーションの開発を経験しています。Struts/Springといったフレームワークを使用しての開発経験もありますので、Javaについてはかなり深いレベルでの知識を有していると自負しております。Rubyやその他最新の技術についても常にアンテナをはってエンジニアとしての研鑽に日々励んでおります。
効率と品質を意識したシステム開発
若手ということもあり、限られた範囲での作業でしたが、納期内で指示されたシステムを納めるのは当たり前という考えのもと、少ないリソースで最高のパフォーマンスを発揮できるよう作業に取り組んできました。例外ロジックやDB 接続、ログ出力などを共通部品化、隠蔽するなど率先して取り組み、チーム全体の作業効率化、高品質化を実現しました。また、成果物に関しては、上司や他のメンバーにレビューをお願いする前に必ずセルフチェックを行い、作業品質の向上、工程の後戻りを防止するようにも努めてまいりました。
相手の立場に立ったコミュニケーション
特にユーザー折衝、開発メンバーへの技術指導を行う上で、より良い人間関係を構築できるよう努めてまいりました。ユーザーとの折衝においては、いきなり自分の意見を述べるのではなく、まず、ユーザーの意見を十分に聞いた上で一緒に考え、最適な解が出せるよう努めてきました。開発メンバーへの技術指導については開発に必要な業務知識から説明することにより、メンバーが納得感、参画意識をもって開発に従事できるように心がけました。こうしたスタンスでのコミュニケーション方法は、私の今後のキャリア形成においても様々なフェーズで活きてくると思っております。
以上
【職務経歴書のダウンロード(Word)】
各項目の解説
職務要約=あらすじ
職歴を分かりやすく伝えます。自分の仕事にキャッチフレーズをつけたらどうなるか、を意識して100文字程度にまとめてみましょう。
職務経歴=内容
業務内容は「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事務内容/ 自分が行った業務内容を記載します。また、会社の規模や実績などは数字で表すと分かりやすいでしょう。
活かせる経験・知識・技術
実績・成果を上げるための工夫点や業務において意識したことを簡潔に記載します。
資格・スキル
業務と関連する資格を持っている場合は、必ず記載しましょう。
自己PR=アピール
自己PR は文章または箇条書きで記載します。どの企業でも通用するビジネスパーソンとしてのコアスキルを簡潔に記載しましょう。箇条書きの場合3 つほど、文章の場合は5 行以内が目安です。
最後は「以上」で締めくくります。
【参考記事】各項目の書き方など、職務経歴書の基本的な作成方法はこちら 職務経歴書の書き方・職種別の書き方見本とフォーマットダウンロード |
SEの職種職務経歴書のポイント
専門性が最も問われる職種ですので、携わってきたOS、言語、ツールなどの開発環境を明確にする必要があります。また、専門用語や横文字が並ぶことが多いので、見やすく書く工夫をしてください。経歴書の冒頭に経験職務の要約や生かせる経験を記載すること、自己PR欄を設けて自身の技術や知識が相手のニーズにマッチしていることをアピールするのも有効です。
POINT
- 技術、業務、工程、役割、規模など 必要情報を過不足なく
- 得意分野/技術など、特にアピールしたい点を抜粋する
- 自己PR欄を設けることも必要。文体や行間から人物像が伝わる
提出前に最終チェック
□ 誤字脱字がないか
□ 入学/ 卒業や入社/ 退職などの年月を間違えていないか
□ 見出しやタイトルがあり、読みやすいレイアウトになっているか
□ 日付や氏名など基本的な項目が抜けていないか
□ 文章は誰が読んでも意味が分かるように書けているか
□ 具体的な工夫が入っているか
□ 履歴書など他の応募書類の内容と齟齬がないか