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「英文履歴書」の書き方のコツ

外資系企業の求人に応募する際、提出を求められるのが「英文履歴書」。日本語の履歴書、職務経歴書とは書き方が異なるため、ポイントを押さえて書くことが必要です。外資系企業、グローバル企業への人材紹介を手掛けるRGF Professional Recruitment Japanのアドバイザーが詳しく解説します。

英文履歴書、書き方のポイント

外資系企業への応募の際に求められる、英文履歴書。フォーマットが決まっている日本の履歴書とは形式が異なります。英文履歴書ならではのポイントを押さえて、書類を作成しましょう。

冒頭にObjective(目的)/Summary(要約)を付ける

まず冒頭にObjective(目的)/Summary(要約)の項目を作り、応募ポジションとこのポジションに応募した目的、そしてポジションに沿った経歴の要約を記載します。ここは自身の思いを書く場ではないので、客観的に記すことを意識しましょう。

Summaryは、応募ポジションに自分の経験が合致しているというポイントを抽出し、箇条書きにするといいでしょう。例えば、「10年にわたる消費財分野での法人営業経験、および5年間のグループマネジメント経験」「なりたい姿と戦略を明確に示し目標達成に導くチームビルディング能力」など。

いずれも3~4行程度に簡潔に収めましょう。

応募するポジションに合った経歴を抜粋し、簡潔にアピールする

日本では、これまでの職務経歴と仕事内容を時系列に紹介する「編年体式」が一般的ですが、英文履歴書は「ジョブ型」。応募するポジションで求められている経験、スキルのみにポイントを絞って、簡潔にアピールしましょう。応募ポジションに関係のない経験は、触れなくても問題ありません。

そのため、まずは応募するポジションではどんな経験やスキルが求められるのか、求人情報を読み込むことが重要。そして、自身の経験を振り返って棚卸しを行い、応募ポジションが求めるものと関連する部分を抽出し、「自分はこのポジションで力を発揮できる」という根拠を示しましょう。

従って、複数の会社・ポジションに応募する場合は、1つずつ書き分けましょう。たとえ同じようなポジションへの応募でも、会社が変われば求められる役割は変わるはず。求人情報からアピールすべきポイントを読み取り、まとめ方を考えましょう。

スペルミスに注意!

日本語の履歴書、職務経歴書で誤字脱字がNGであるのと同様、英文履歴書においてもスペルミスはご法度。「英語力に不安を感じる」「注意が足りない人なのかもしれない」とマイナスの印象を与えてしまいます。履歴書ができ上がったら、全体をじっくり見直して間違いがないかチェックしましょう。

英文履歴書のサンプル

ここではセールス、人事、ITエンジニアの英文履歴書サンプルをご紹介します。この内容を参考に、応募ポジションに合った自身の経験、スキルをアピールしましょう。内容はあくまで簡潔に、A4版1枚ないし2枚にまとめましょう。

「カバーレター」の書き方

英語圏には「カバーレター」という概念があります。
履歴書では自身の経歴を、ポイントを絞って簡潔に伝えますが、カバーレターは文字通り「手紙」。自身の思いを伝えるものです。自分はこういう人間で、なぜこのポジションに就きたいのか、自身の強みを交えつつ熱意を伝えましょう。

履歴書ではポジションマッチングを、カバーレターはパーソナリティのマッチングを確認し、この2つを総合して面接に呼ぶかどうか判断するケースも多く、採否を左右する可能性のある重要な書類です。特にフォーマットはありませんが、下記のサンプルを参考に応募ポジションへの思いをアピールしましょう。

RGF Professional Recruitment Japan
採用担当
大西せいらさん

RGF Professional Recruitment Japan
ビジネスオペレーションパートナー
オペレーションスペシャリスト
神田美穂さん

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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