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転職マーケットトピックス 電気・機械系技術職(2011年4月:「異動」「転勤」「新人・後輩」への向き合い方)編転職マーケットトピックス 電気・機械系技術職(2011年4月:「異動」「転勤」「新人・後輩」への向き合い方)編

2011年3月31日更新

転職すべき?すべきでない?

転職すべき?すべきでない?

異動・転勤を命じられた…

新年度の体制整備のため、「異動」「転勤」が多く発令されるこの時期。
しかも、この業界では、首都圏の工場を閉鎖し、遠隔地に移転するメーカーが増えています。また、大手電機メーカーでの事業部再編、工場の海外移転などに伴い、グループ会社に出向・転籍となるケースも多く、現在の勤務地からの移動することになります。
そうした理由から、リクルートエージェントに転職相談に訪れる人が大勢いらっしゃいます。
不本意な異動・転勤でも受け入れるべきか、それとも転職活動に踏み切るべきか…判断のポイントをご紹介します。

仕事内容に不満がない場合、会社に愛着がある場合は慎重に考えるべき
転勤を命じられた場合、「勤務地」だけが問題で、仕事内容や会社には不満がないのであれば、早まって転職することはせず、じっくり考えてください。
そもそも「転勤なし」の求人は限られています。前の会社と比べて、仕事内容や企業風土に満足できない可能性もあるでしょう。特に大手企業では、勤務地を限定して働ける求人はまれです。転勤がない会社に移る場合は、給与や待遇面でのダウンも覚悟する必要があります。
長い目でキャリア、ライフプランを考えて判断してください。

勤務地を変えられない場合、キャリアチェンジも視野に
家庭の事情などで、どうしても勤務地を変えられない。事業所ごと移転するので、数年たてば帰れる保障もない…そういった場合は、転職をおすすめします。
ただし、これまでと同じ職種での転職は難しいケースが多いため、他の職種への転換も視野に入れてください。たとえば、生産技術職の方が、転勤辞令を受け入れられず、現在の居住エリアにとどまるためにフィールドエンジニアにキャリアチェンジした事例もあります。
ご自身の経験をどんな形で応用できるかを探ってみましょう。

異動・転勤だけが転職理由なのか、自分の本音に向き合ってみる
転職を具体的に考えるきっかけとなったのは「異動」「転勤」でも、キャリアアドバイザーがよくよくお話を伺ってみると、他の理由が浮き彫りになってくることもあります。
その場合は、本来の転職理由である不満や不安を解消する道を探る必要があります。そのためには、まず転職活動をしてみるのも有効です。
たとえば、自社の将来性や労働環境などを不安・不満点として挙げる方は少なくありませんが、転職活動をしてさまざまな会社を見た結果、自社の良さに気付いて転職をやめる方もいらっしゃいます。

遠隔地への転勤が理由で転職を決意した場合、急いで活動を
遠隔地への転勤をどうしても受け入れられず転職に踏み切る場合、少しでも早く活動を開始しましょう。なるべくなら、引き継ぎなどでまだ現在の勤務地にいる間、もしくは転勤先と現在の勤務地との行き来がある間に、面接を組めるようにしてください。遠隔地に赴任した後で転職活動するとなると、面接日程を組みにくく、交通費の負担も重くなってしまいます。

希望している異動が叶わない…

「異動を希望しているが、今回も叶わなかった。いっそ転職した方がいいだろうか?」…そんなご相談も寄せられます。
たとえば、評価・実験担当の方々から「設計まで業務範囲を広げたい」、生産技術・フィールドエンジニアの方々から「上流に移り、自分の考えを製品に反映させたい」、設計の方々から「モノに触れていたい」といったご希望を伺います。
希望内容にもよりますが、このところ電気・機械関連業界では採用意欲が高い企業が多く見られ、経験が浅い人に門戸を開いている分野もあります。ただし、転職するよりも、自社内で異動する可能性を探ったほうがいいケースもあります。
職種、エリアによって状況が異なりますので、求人の情報を収集するか、キャリアアドバイザーに確認することをおすすめします。

転職を考え始めたら


後輩を指導する立場へ…今、求められている「リーダー」像とは

後輩を指導する立場へ…今、求められている「リーダー」像とは

4月は新入社員を迎える時期。後輩が入ってくるなど、チームのメンバーを指導する役割を担う人も多いことでしょう。
では、昨今、どんなタイプの「リーダー」が求められているのでしょうか。人材市場での価値を上げたい方は参考にしてみてください。

技術力、メンバーのマネジメント経験、上流工程を担当…といった要件が優先されますが、それと併せて求められるのが「主体性」です。
問題を把握し、改善するために何をするべきかを自分自身で考えて、行動し、結果を出していることが重要。そこまでを含めて「リーダーシップがある」と評価されます。

なお、肩書はなくても、後輩を指導した経験、何らかのプロジェクトをリーダー的な立場で推進した経験があれば、応募書類を作成する段階で、自己PR欄でアピールしてください。リーダーとしての資質を備えていると思われれば、書類選考を通過しやすくなります。

キャリア・スキルの強みを見つける


他の職種におけるマーケットトピックス「「異動」「転勤」「新人・後輩」への向き合い方」


キャリアアドバイザーより

東北・関東の大震災により、製造業の多くが打撃を受けています。今後、求人市場にどう影響してくるかはまだ予測がつかない状況です。なお、震災前の時点では、企業の採用意欲が高まり、転職のチャンスが広がっていたのは事実。震災の影響が少なく、積極採用を続行する企業もあり、思いがけないチャンスに出会えることもありますので、情報収集は続けてください。

※この記事は、2011年3月31日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。

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