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転職のリクルートエージェント > 転職成功ガイド > 転職マーケットトピックス > 震災から3ヵ月。業界、企業への影響と採用動向 > 電気・機械系技術職(2011年6月:震災から3ヵ月)
2011年6月23日更新
巨大地震、津波、原発事故と未曾有の国難に面し、経済活動にも大きな影響が及びました。これを受け、求人市況も悪化するかと思われましたが、求人件数に大きな落ち込みは見られず、求人減少は1割程度にとどまりました。
震災直後は、関東以北に拠点を持つメーカーで求人がストップ。その他の企業でも、部品・材料の調達難から生産調整に追われたり、計画停電や交通網の混乱により面接が延期となるなど、採用活動は停滞しました。
しかし、4月中旬から多くの企業が採用活動を再開。自動車部品サプライヤーを中心に、新規の求人も出てきました。5~6月にかけては、関西・東海エリアを中心に年度の採用計画も動き出し、昨年より採用予定数を増やした企業が多数見られます。
北関東のメーカーでは採用を凍結した企業が多いものの、一部、再開した企業もあります。
国内経済は低迷が続きそうですが、海外需要は衰えていません。中長期的視点で、成長に向けた人材戦略が継続しています。
電力不足の問題が深刻化する中、電池の需要が急増。電池メーカーが採用に動いています。社数は限られているものの、生産技術、回路設計、効率的な供給システムの開発を担うソフトエンジニアなどのニーズがあります。経験がある方にとっては業績好調な企業や高い技術力を持つ企業への転職が叶う環境となっています。
被災地の復興に向けてニーズ増加が見込まれる建設機械分野では、油圧機器などの部品メーカーが採用を行っています。海外需要の高まりを背景に震災前から求人がありましたが、復興計画が進むにつれてさらにニーズが拡大する可能性があります。
震災のダメージを強く受けた完成車メーカーでは、まだまだ「様子見」の状態が続いていますが、自動車部品サプライヤーでは海外需要の拡大、新領域の開拓強化を背景に、採用意欲が高まっています。
例年は、新卒採用活動が一段落した後、5月中旬から6月にかけて年度の中途採用計画が動き始めます。しかし、今年は被災学生への配慮から、大手企業を中心に新卒採用の選考が後ろ倒しとなりました。それに伴い、中途採用の立ち上がりも遅れています。中途採用活動が本格化するのは7~8月となるでしょう。
なお、中小企業においては、8月頃になると新卒の内定辞退者が出て、そのポジションを充足させるために若手の中途採用を行う可能性があります。
震災以降、政府の対応の遅れが指摘されており、復興計画もまだまだ不透明な部分が多い状態です。
電気・機械業界は復興に際し重要な役割を担うだけに、今後方針が固まるにつれて、新たな事業計画が組まれ、人材ニーズが発生する可能性もあります。
政策と業界動向を注視しつつ、求人情報収集を続け、ご自身のキャリアを生かすチャンス、やりたい仕事を手に入れるチャンスを探ってください。
先にお伝えしたとおり、震災により新卒採用スケジュールが後ろ倒しになったことから、中途採用も例年より遅れてのスタートとなります。6~7月は年度の中途採用計画が動き出し、新たな求人が出てきますので、見逃すことのないよう情報収集を続けてください。
今から転職活動をスタートすれば、「ボーナスを受け取ってから退職交渉に入れる」「区切りのいい9月末退社~10月1日入社」というメリットもあります。
被災地の復興、原発問題の収束にはまだまだ時間を要し、日本経済の先行きも不透明。下半期には採用意欲が低下する可能性もあります。
「動けるうちに動いておく」ことが成功につながります。
今夏、政府からの節電要請を受け、多くの企業でイレギュラーな勤務体系となります。たとえば「始業時間の繰り上げ」「平日休業、土日操業」「休日や夏季休暇の拡大」「職場ごとの休日分散」などの対策が取られます。
これにより、人事担当者と現場の面接担当者のスケジュールが合わず、面接調整が難航する可能性があります。しかも、新卒採用の選考と時期が重なるため、進捗は遅くなりそうです。
選考結果が出るまでに予想以上の時間がかかる恐れもありますので、余裕を持ったスケジューリングを心がけてください。
一方、新たなチャンスも生まれます。早朝や土日に面接を受けられる可能性が出てくるのです。普段忙しくて面接に出向くことができない方にとってはチャンスといえるでしょう。
キャリアアドバイザーより
今年度の採用計画を見渡すと、「この製品の、この部分を担当した経験者」といったように、条件を細かく指定する求人が多く見られます。
職務経歴書を作成する際には、なるべく細かく記すようにしてください。携わった製品分野だけでなく、担当したパーツや機能、使用したツールやシミュレーター、ソフトであればOSや言語なども記載するようにしましょう。
また、面接においては、皆さんが想像している以上に「意欲」が注目されています。意欲があると認められるような伝え方、プレゼンテーション方法などを、私たちキャリアアドバイザーがアドバイスいたします。
※この記事は、2011年6月23日時点の情報です。時期によって状況が大きく変わっている可能性がありますので、ご了承ください。
キャリアアドバイザーにご相談いただければ、 最新傾向をお伝えします。
震災以降、新エネルギー、電池、建設機械などの求人が増加。ほか、ダメージが大きかった製造業でも採用が復活しています。自動車業界では積極採用が続いており、完成車メーカーも求人職種の幅を拡大。早めの活動でチャンスをつかんでください。
機械エンジニアの求人件数は、3月までは大きく落ち込むことはないでしょう。しかし、その先の採用動向はまだまだ不透明です。自動車関連、FA、医療機器などの分野では積極採用が続くと見込まれます。
上半期からの流れで活発な採用が続いていますが、新規求人の動きは鈍くなってきました。円高や世界的な景気不安の影響もあり、下半期は…
東北・関東の大震災により、製造業の多くが打撃を受けています。新卒採用の時期がずれたりと、すでに影響は出始めていますが、まだ予測がつきません。ここでは震災前の状況をご紹介しています。
新興国への工場移転や新設に伴い、英語や中国語などの語学力を備えたエンジニアのニーズがいっそう高まるでしょう。電気・半導体分野ではFAE、サービスエンジニア、技術営業の採用が続きそうです。
上半期の業種や市況をふまえ、下半期の人材計画が固まる時期。必要な人材をピンポイントで募集するほか、まとまった数の求人が出てくるケースもあります。早く動いた方が選考で有利に。