
- 30代前半
- Before:450万円 施工管理
- After:450万円 設計
■ 01 きっかけ:移住という避けられない転機。大切にしてきた「働きやすさ」を求めて
建築の道へ進んだのは、「自分の家を自分で設計できたらいいな」という漠然とした憧れからでした。新卒で入社したのは、地域に根ざしたハウスメーカー。いつかは設計をしたいという思いを抱きつつも、まずは現場を知るために施工管理としてキャリアをスタートさせました。
周囲には人柄のよい社員が多く、人対人の仕事に難しさを感じつつも、その「働きやすさ」が大好きで転職など考えたこともありませんでした。
しかし、家庭の事情で関西へ移住することが決まり、私は不本意ながらも転職を決断することになります。慣れ親しんだ人たちと離れ、新しい土地でまたあのような温かな人間関係を築ける会社に出会えるのか……。不安を抱えたままの再出発でした。
■ 02 活動記:待遇よりも「面接官との相性」。求人票には載らない人間関係を見極める
転職活動で私が最も重視したのは、スキルアップできる環境はもちろん、「人間関係の良さ」でした。求人票だけでは判別しづらいその空気感を知るために、私が基準にしたのは「面接官と馬が合うかどうか」という直感です。
30代で未経験の設計職に挑戦するのは簡単ではないと実感していたからこそ、このチャンスを逃したくないという思いもありました。最終面接では、経営に関する深い質問を投げかけるなど、徹底した準備をして臨みました。
「しっかり準備してきているね。本気度が伝わるよ」。 面接官からそう言われた瞬間、張り詰めていた空気が緩み、確かな手応えを感じました。自分の市場価値を見つめ直し、エントリーシートを一社出すという小さな一歩から始めたことが、実を結んだ瞬間でした。
■ 03 これから:一生に一度の買い物に寄り添う。長く愛される家を設計するために
念願だった設計職としての新しい生活が始まります。 施工管理として現場を見てきた経験は、設計図面を引く上でも決して無駄にはならない、私だけの強みになると確信しています。
今の時代、家を買ってもすぐに手放す選択をする方は少なくありません。それでも家は一生に一度の、お客様から託される大切で高価な商品です。何度も打ち合わせを重ね、信頼を築いた先に、長く愛される家を形にしていきたい。
もし今、転職するかどうかで立ち止まっている人がいるなら、まずはどこか一社に応募してみるなど、小さなスタートをお勧めしたいです。動いてみることでしか見えない景色が、きっとあります。私は今、自分の選択を正解にするための、新しい一歩を力強く踏み出しています。
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。